APKWSは、…。その実戦稼動ビデオが公開されたのは、今回が初。

APKWSは、…。その実戦稼動ビデオが公開されたのは、今回が初。
https://st2019.site/?p=21092

『Defense Express の2023-4-27記事「APKWS In Combat Conditions: Why There Should Be More Such High-Precision Missiles For Ukraine (Video)」。

   APKWSは、2022-8にウクライナに供与することが決定され、2023-1月に初回バッチとして24両がウクライナに搬入されたと公表されていた。が、その実戦稼動ビデオが公開されたのは、今回が初。

 APKWSは、既存の「ハイドラ70」ロケット弾の弾頭部とモーター部を切断し、その中間に誘導部を嵌め込んだものなので、オリジナルの「ハイドラ70」より長くなっている。格納状態での筒径は不変。
 これを車両の荷台などに架設した4連装のラーンチャーポッドから、1発ずつ発射する。もちろんRWS。

 飛び出すとすぐに、4枚の後退角のキツい誘導動翼を展張する。その動翼の前縁に4つの光学センサーがついていて、それが、「ピューマ」などの固定翼無人機から目標に照射されて反射しているレーザー散乱源に向けて、ロケット弾のコースを導く。

 値段が比較的に安いから、塹壕の底に隠れている敵兵に対して、惜しげもなく頭上から突入させてやることができる。ラーンチャーの側から攻撃目標は直視できなくても可い。

 弾頭にはバリエーションがある。高速で衝突させて、運動エネルギーによって貫徹させる弾頭もある。装軌装甲車の側面に対してなら、有効。』