「バリカタン2023」におけるSINKEXの詳報。

「バリカタン2023」におけるSINKEXの詳報。
https://st2019.site/?p=21092

『Aaron-Matthew Lariosa 記者による2023-4-27記事「Kill Chain Tested at First-Ever Balikatan SINKEX」・

   「バリカタン2023」におけるSINKEXの詳報。

 実験海域はザンバレス沖の南シナ海。
 標的にしたのは、WWII中設計のコルヴェット『パンガシナン(PS-31)』。2021年に除籍されている。
 冷戦中に米国から供与された9隻のうちのひとつ。

 実艦撃沈演習は、初弾で沈没してしまうと訓練にならないので、最初は弱いやつから撃って行く。

 今回はまず、比島海軍のフリゲート『ホセ・リサル(FF-150)』が発砲した。

 ついで、陸地から比島陸軍が射撃。火砲は「ATMOS2000」「M-71 ソルタム」「M101」であったという。

 また米陸軍のHIMARSと、第25歩兵師団所属の火砲(名称不明)も発砲した。

 HIMARSは6発が発射され、その全部が、はずれたという。

 リムパックの標的艦と違って、今回の標的艦は、固定せずに、漂流状態にしておいたという。それで、当たらなかったのだという。

 着弾の景況は、比軍の無人機「ヘルメス900」と、米空軍の「RQ-9 リーパー」が、それぞれ上空から撮影した。

 攻撃ヘリのコブラとアパッチも実弾射撃に加わった。最後はF-32Bが、GBU-12とGBU32を合計10発投弾。煙が晴れ渡ると、コルヴェットの艦影は水面に無かった。』