「バリカタン2023」におけるSINKEXの詳報。
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『Aaron-Matthew Lariosa 記者による2023-4-27記事「Kill Chain Tested at First-Ever Balikatan SINKEX」・
「バリカタン2023」におけるSINKEXの詳報。
実験海域はザンバレス沖の南シナ海。
標的にしたのは、WWII中設計のコルヴェット『パンガシナン(PS-31)』。2021年に除籍されている。
冷戦中に米国から供与された9隻のうちのひとつ。
実艦撃沈演習は、初弾で沈没してしまうと訓練にならないので、最初は弱いやつから撃って行く。
今回はまず、比島海軍のフリゲート『ホセ・リサル(FF-150)』が発砲した。
ついで、陸地から比島陸軍が射撃。火砲は「ATMOS2000」「M-71 ソルタム」「M101」であったという。
また米陸軍のHIMARSと、第25歩兵師団所属の火砲(名称不明)も発砲した。
HIMARSは6発が発射され、その全部が、はずれたという。
リムパックの標的艦と違って、今回の標的艦は、固定せずに、漂流状態にしておいたという。それで、当たらなかったのだという。
着弾の景況は、比軍の無人機「ヘルメス900」と、米空軍の「RQ-9 リーパー」が、それぞれ上空から撮影した。
攻撃ヘリのコブラとアパッチも実弾射撃に加わった。最後はF-32Bが、GBU-12とGBU32を合計10発投弾。煙が晴れ渡ると、コルヴェットの艦影は水面に無かった。』