米比合同のバリカタン演習のなかで米陸軍は、マルコス大統領の目の前で、陸上からHIMARSを発射し、…。

米比合同のバリカタン演習のなかで米陸軍は、マルコス大統領の目の前で、陸上からHIMARSを発射し、…。
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『Seth Robson 記者による2023-4-26記事「With Marcos watching, US Army HIMARS fires 6 times but misses target in South China Sea」。

    米比合同のバリカタン演習のなかで米陸軍は、マルコス大統領の目の前で、陸上からHIMARSを発射し、沖合い(水平線の向こうで、マルコスからは直視できないが、説明用モニターあり)の廃艦(フィリピン海軍所属のコルヴェット)を撃沈するはずだった。……が、当たらなかったという。

 マルコスの隣には、駐比米大使も座っていた。

 この廃艦にはHIMARSが2発、割り当てられていたが、2度とも外れた。直後に米軍と比軍の砲兵が155ミリと105mmの砲弾を撃ち込み〔記事タイトルを見るとこれも外れたようだ〕、さらにフィリピン軍航空機が銃撃。最後は米海兵隊のF-35Bが爆弾を投下して撃沈したという。

 米陸軍中佐のこれに対する言い訳。HIMARSを海岸から発射して船に当てるのはとても難しいんですよ。あと、本番では敵軍艦に対しては巡航ミサイルか魚雷がいきなり向かって行くはずです。 ※ぜんぜん陸軍の宣伝になってねえ。広報失格だね。

 このたびの訓練では、水平線の向こうの敵艦をまず発見すること。その目標情報を米比両方の味方部隊に伝えること、のふたつが重要眼目でしたので、それは達成できました。
 マルコスは、HIMARSは有力だが限界があることも理解をした。』