トルコ経済に朗報 自国領海での天然ガス供給開始

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:トルコ経済に朗報 自国領海での天然ガス供給開始
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『トルコは2023年4月20日、黒海のサカリヤ(Sakarya)・ガス田からのガス供給を開始した。記念式典に出席したエルドアン大統領 President Recep Tayyip Erdoganは、「トルコのエネルギー自立に向けた重要な節目」だと歓迎。フル稼働すれば、国内ガス需要の3割を賄えるとしている。参照記事FiKNBT-XkAAecjY

トルコのエルドアン大統領は2022年12月、黒海で新たに580億立方メートル規模の新たなガス田が発見されたと発表し、トルコは黒海のサカリヤ油田から5400億立方メートルのガスを産出・輸送するプロジェクトに100億ドル近くを投資すると報じていた。

プロジェクトによると、この油田から初めてガスがトルコに到達するのは2023年の予定だった。また、トルコのファティフ・ドンメズ・エネルギー天然資源相は当時、黒海で発見されたこのガスの推定価値は4000億ドル(約54兆円)だと発表していた。参照記事 Erdogan-Turkey-has-d、、、

急がれる大地震後の経済復興からも、貴重な財源になるのは間違いなく、ガス価格の高騰と相まって、トルコ経済にも、選挙間近のエルドアン氏にとっても最大の朗報だろう。

黒海の領海は右の様になっている。発見後トルコは、データ解析の結果、既報の埋蔵量を5,400億立方メートルから6,520億立方メートルに修正した。
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さらに最近のCaycuma-1での新たな発見により、黒海ガス埋蔵量は1700億立方メートル増加し、7100億立方メートルと修正した。

新たに発見されたCaycuma-1ガス田をSakaryaガス田に接続する計画がある。 意外にも、これまで石油やガスを自国内にほとんど持たない同国は、ロシア、アゼルバイジャン、イランからの輸入に大きく依存している。 また、ガスではカタール、米国、ナイジェリア、アルジェリアからのLNG輸入にも頼っている。参照記事 英文記事  』