「スイッチブレード600」が漸く、ウクライナ戦線で使われ始めたようだ。
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『anmay Kadam 記者による2023-4-22記事「‘First Wreckage’ Of Switchblade-600 Drone Appears Online As Ukraine Begins Pounding Russian Military With US UAVs」。
「スイッチブレード600」が漸く、ウクライナ戦線で使われ始めたようだ。露軍がその残骸の映像をSNSに上げているので確認できた。
「スイッチブレード600」は全重が55kgあり、レンジは40km飛ぶ。
※弾頭重量は非公開だが、おそらく155ミリ榴弾砲と同じくらいの炸薬を入れていると想像される。すなわち十五榴のタマがそのまま自爆機になったと思えばよい。砲弾製造にはたいへんうるさい精度の品質コントロールが要求されるためおいそれと急速増産ができない悩みがある。が、無人機の弾頭なら、ぜんぶ「雑」で構わぬ。殊に戦時とならば。ロボットにでも量産させて可いはずなので、今後はこいつが真打になるのではないか?
単価は、1発が6000ドルくらいではないかという。
滞空時間は40分まで。
これで、いまだによくわからない米国製特攻ドローンは、「フェニックスゴースト」だけになった。事情に詳しい米軍将校が、「フェニックスゴースト」は中型よりも小さいAFVに対して有効だと語っているところから推理すれば、おそらくそれは「スイッチブレード300」より大きく、しかし「スイッチブレード600」よりは小さいのであろう。
「フェニックスゴースト」の特長は、滞空時間を6時間まで長くすることができることだというのだが、その場合、弾頭重量がどうなるのか、不明である。』