過去6ヵ月間、ロシア軍は、AISを切った諜報工作用の特殊船舶を駆使して、…。

過去6ヵ月間、ロシア軍は、AISを切った諜報工作用の特殊船舶を駆使して、…。
https://st2019.site/?p=21069

『Tom Watling 記者による2023-4-19記事「Russia using ‘ghost ships’ to prepare for major conflict with Scandinavia」。

    過去6ヵ月間、ロシア軍は、AISを切った諜報工作用の特殊船舶を駆使して、バルト海ならびに北海の、ガスパイプラインと通信ケーブルと送電ケーブル網の海底精密地図を作成中である。これは対欧州の本格開戦時に一斉に切断するための下調べだ。

 北米と欧州をつなぐ海底ケーブルもロシアは全部切断する気でいる。

 これら工作船は国際法で外航船に義務付けられているAIS装置を切っている。よって「幽霊船」と呼ばれる危険な状態で、デンマーク沖の混雑した海域をうろついているのである。

 隠密活動船のうち1隻の船名は『アドミラル・ヴラディミルスキー』。
 ロシアの軍港に対しては、無線で時々刻々の自己位置を報告している。

 H.I.サットンによると、ロシアの特殊工作船は、対欧開戦と同時に、洋上風力発電タービンをなぎ倒す使命も帯びており、そのための特殊海中索を装備しているという。

 ノルウェーのメディアによると過去10年、この手の工作に従事していると疑われる船舶が50隻もあるという。とつぜん海底ケーブルが切断され、その海域を不審船が航行していた、というパターン。しかもNATO演習になると、そいつがただちに顔を出す。

 これら工作船は有事には機雷敷設にも任ずる。』