ユーラシア開発銀行

ユーラシア開発銀行
https://hmn.wiki/ja/Eurasian_Development_Bank

『ユーラシア開発銀行(EDB )は、 2006年にロシア連邦とカザフスタン共和国によって設立された地域開発銀行です。アジアとヨーロッパの両方に6つの加盟国があり、主にアルメニアを含むソビエト連邦の旧領土にあります。ベラルーシ、キルギスタン、タジキスタン。他の州や国際機関は、銀行の設立契約にサインアップすることでメンバーになることができます。

EDBは、ロシアとカザフスタンの大統領の主導で設立され、2006年1月12日に国際協定に署名することで正式になりました。[引用が必要] 銀行は、協定を批准する法律が施行された2006年6月に営業を開始しました。アルメニアとタジキスタンは2009年に、ベラルーシは2010年に、キルギスタンは2011年に参加しました。[要出典]

銀行の使命は、投資活動を通じて、市場経済の発展、経済成長、加盟国における貿易およびその他の経済関係の拡大を促進することです。

銀行のチャーター資本は合計70億ドルで、これには15億ドルの払込資本と55億ドルの請求可能資本が含まれます。加盟国は銀行の資本に次の株式を保有しています:ロシア連邦65.97%、カザフスタン共和国32.99%、ベラルーシ共和国0.99%、タジキスタン共和国0.03%、アルメニア0.01%、キルギス共和国0.01%。[要出典]

EDBは、サンクトペテルブルクに支社を置き、アスタナ、ビシュケク、ドゥシャンベ、エレバン、ミンスク、モスクワに駐在員事務所を置いています。[要出典]

銀行は国際機関の地位を持っています。2013年1月、経済協力開発機構は、リスク分類3およびバイヤーリスク分類SOV / CC0の多国間金融機関として認定しました。[要出典] 』

ユーラシア開発銀行、SWIFT非経由となるクリアリング業務を開始
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/04/ada7c5c2981b1e6f.html

『(※ 2019/04/23配信の記事、のようだ…。)

ユーラシア経済連合(EEU)加盟国などが参加する国際金融機関「ユーラシア開発銀行(EABR)」は4月19日、同行によるクリアリング(注1)業務を開始したと発表した。

同行のプレスリリースによると、決済は各中央銀行に直接開設された同行の(対応する通貨の)コルレス口座を経由して行われる。送金は加盟国の決済システムによって直接行われ、現在世界で最も広く利用されているSWIFT(スイフト:国際銀行間通信協会)を経由しない。EABRは、SWIFTを経由しないことで利用者は費用と時間を節約でき、有利なレートを適用できると説明している。同行は加盟国経済の統合効果を創出、もしくは効果が高い案件(事業)について積極的に法人との協力を進め、法人取引、両替取引、預金などの分野に広げていくとしている。

ロシア政府にとって、SWIFTを経由しない国際決済システムの導入は、欧米による金融制裁の影響を低減する政策の1つ。他国と同様、ロシアの金融機関はSWIFTを通じて世界の金融機関と決済業務を行っているため、仮にSWIFTの利用に制限が課せられた場合に、ロシア経済への影響が不可避なためだ(注2)。

ロシア政府は、EEU(2018年11月28日記事参照)、CIS(2018年10月2日記事参照)の枠組みで、金融分野での協力を進めている。今後、その他の、欧米諸国が参加しない枠組みである上海協力機構(2018年10月15日記事参照)や、BRICS銀行との協力(2018年7月27日記事参照)などを通じて中国、インドやイラン(2018年4月26日記事参照)といった経済規模の大きな国との非SWIFT経由決済の促進を進めるとみられる。

EABRは、2006年にロシアとカザフスタンの出資で設立。現在の加盟国はEEU加盟国(両国とベラルーシ、キルギス、アルメニア)にタジキスタンを加えた6カ国。主たる業務は、加盟国経済の統合に向けた事業ファイナンス、新しい金融商品の導入、工業分野での事業支援、官民連携事業の推進、ファンディング支援など。本部はカザフスタンのアルマトイに所在している。

(注1)銀行間決済のための事前準備(受払差額の計算など)のこと。「清算」とも呼ばれる。

(注2)クレジットカード決済分野での、欧米への依存度低減に向けた取り組みについては2019年4月23日記事参照。

(高橋淳)

(ロシア、米国、EU)

ビジネス短信 ada7c5c2981b1e6f 』