FBIが州兵空軍の21歳男逮捕、機密文書流出に関与
https://www.sankei.com/article/20230414-7BF4BHMSXBLGVIEOO7VLTH4N5I/

『【ワシントン=大内清】ガーランド米司法長官は13日、米軍などの機密文書が交流サイト(SNS)に流出した事件で、連邦捜査局(FBI)が同日、東部マサチューセッツ州の州兵空軍に所属するジャック・テシェイラ容疑者(21)を逮捕した。容疑者は最初に機密文書が出回ったチャットグループのリーダー格とみられ、FBIは容疑者の思想や背後関係の有無、機密情報の入手方法、拡散経路などの捜査を急いでいる。
ガーランド氏は、容疑者には「国防関連の機密情報の無許可での移動、保有、送信」に関与した疑いがあるとした上で、逮捕は大きな抵抗などに遭うことなく「無事に遂行された」と述べた。
テシエラ容疑者は州兵空軍の情報部門に勤務。米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、国防総省のコンピューターネットワークへのアクセス権限があり、今回流出したのと同レベルの機密情報を読んだり出力したりすることが可能だった。
事件では、確認された範囲で今年1月以降、ゲーム愛好者に人気があるチャットアプリ「ディスコード」上に機密文書を撮影したとみられる写真が流出し、他のSNSにも拡散した。
テシエラ容疑者は同アプリ内にある若い男性ら20~30人からなるチャットグループの中心メンバーで、このグループでは主にゲームや銃器に関して意見を交わしたり、反ユダヤ主義的な言説や人種差別的な画像を共有したりしていた。』