宇軍がさいきん回収した「シャヘド136」から、早くも部品のグレードを…。

宇軍がさいきん回収した「シャヘド136」から、早くも部品のグレードを…。
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『ディフェンスエクスプレスの2023-4-14記事「Difference Between Older Shahed-136 and New Batch Revealed by Ukrainian Trophy Researchers」。

   宇軍がさいきん回収した「シャヘド136」から、早くも部品のグレードを落としている事情が看取された。

 LSIの代わりに古いトランジスター、30年前に製造された共振器、リレーなどが組み込まれているという。

 また無線機のかわりに、3Gや4Gでデータのやりとりができる「GSMトランシーバー」がとりつけられていた。

 シャヘド136のエンジンのスパークプラグに「MADO」というマーキングがあって、イラン製の「MADO M550」エンジンであることが確かめられている。ようするにドイツ製「Limbach L550」のコピー品だ。

 ※いま、ドローン戦争は、マルチコプターに急降下爆撃をさせて、無誘導の爆弾を精密に標的に命中させるところまで来ている。

ではその次はどうなるか? まちがいなく、固定翼ドローンが、高速で「緩降下」(45度より浅い降下)して、無誘導のHEAT弾をAFVに直撃させるようになると思う。

日本はこのシステムを早く量産しなければならない。というのは、このシステムこそ、雲霞のごとく押し寄せる中共軍の上陸舟艇/水陸両用戦車に対する、我が軍の切り札になるからだ。

トマホークやハープーンは開戦から1週間でタマ切れとなるだろう。米国にはそれを緊急増産する力もない。

となったら日本は何に頼れるのだ? 特攻機ではなく、何度でも生還する無人「天山」に、ストックに余裕のある無誘導の砲弾(155ミリ野砲弾もしくは120ミリ以下の迫撃砲弾)を運搬させ、緩降下爆撃させることしかないはずだ。

その信管は、VTと、0.1秒遅延を、切り替えられるようにする。

まずVTで敵甲板上の有人AAを制圧し、次に水中爆発至近弾で水線下に穴をあけるのだ。

このコンビネーションならば、水陸両用戦車/装甲車を片端から沈めてやることもできる。

WWII中には考えられなかったような精密な緩降下爆撃は、今のドローン技術なら楽々と可能なのだ。『大和』ですら、緩降下の徹甲爆弾によってアーマーを貫徹されてしまっている(米海軍は今もこの徹甲爆弾のスペックをオープンにしていない)。ドローンは、必ずこれを再現するまでに進化するはずだ。』