このたびのディスコード・リーク文書により、世間に知られたこと。露軍のスペツナズは…。
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『Alex Horton 記者による2023-4-14記事「Russia’s commando units gutted by Ukraine war, U.S. leak shows」。
このたびのディスコード・リーク文書により、世間に知られたこと。露軍のスペツナズは今次戦争でズタボロにされてしまっており、その再建はとうぶんできないであろう。
ほんらい、少人数での隠密奇襲作戦(たとえばゼレンスキーの捕殺)等に使うべき特殊部隊員を、露軍の無能な上級指揮官どもが、地上攻勢の第一波の歩兵尖兵部隊として宇軍の防衛ラインに正面からぶつけ、ことごとく磨り潰してしまったようなのだ。
米軍は2022後半にこう結論していた。もはやロシアは、世界中で「特殊作戦」する能力がなくなったと。
スペツナズの駐屯地を撮影した衛星写真が良い資料になった。2022-2の出征後、2022夏にまた原隊に戻ってくることができたスペツナズ隊員は、5人に1人ぐらいの割合だと分かるのだ。この時点でもう、全滅的損害を受けているのである。
2022-11に駐屯地を撮影した衛星写真からは、どうやら各スペツナズ旅団が9割の損失を蒙っているらしいと判定できるという。
スペツナヅ隊員は、最低4年間の特訓を経て育てられる。これをまた再建するには、10年はかかるであろう。
リーク文書は言う。第346スペツナヅ旅団は、900人が前線に送られて、無事に戻ってきたのは125人だった。
ロシア南部にある、第25スペツナヅ連隊は、出征いらい、駐屯地に、いまだに1人も戻っていない。おそらく、この連隊は、1人残らず全滅した。
2023-2月にスペツナヅの旅団長が1人、最前線で戦死している。これも異常事態だ。旅団長がいなくなったら旅団の機能はガタ落ちになるのは当然だから、むやみに前に出ていてはならないのに、前に出るしかないような圧力が、かけられたことを意味する。』