【速報中】岸田首相の演説直前に爆発音 首相は無事 容疑者逮捕
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230415/k10014039411000.html


『2023年4月15日 12時28分
15日午前11時半前、和歌山県和歌山市の漁港で、岸田総理大臣が演説しようとした直前に、大きな爆発音がして、白い煙が上がりました。
岸田総理大臣は別な場所に移動し、無事だということです。
随時更新でお伝えしています。
15日午前11時半前、和歌山県和歌山市の雑賀崎漁港で視察に訪れた岸田総理大臣が魚の試食を終えて、演説を始めようとしていたところ、大きな爆発音とともに、白い煙があがりました。
そして、男1人が現場で警護にあたっていた警察官らに取り押さえられました。
岸田総理大臣は警護していた警察官らに囲まれて別の場所に移動し、関係者によりますと、けがはなく、無事だということです。
警察によりますと、けが人はいないということです。
岸田総理大臣は、今月23日に投票が行われる衆議院和歌山1区の補欠選挙の応援演説を行う予定でしたが、演説会は中止となりました。
容疑者はその場で逮捕
和歌山県警察本部によりますと、和歌山市の演説の会場で爆発物を投げたとみられる容疑者を威力業務妨害の疑いでその場で逮捕したということです。
岸田首相 現場離れ警察本部で待機
岸田総理大臣は爆発音がしたあと、現場を離れ、和歌山市内の和歌山県警察本部で待機しているということです。
男が取り押さえられたあとに爆発のような音
現場の和歌山市内の漁港では、男が取り押さえられたあと、爆発のような音がしました。
映像からは、集まっていた人たちが、走って避難するのが確認できます。男は、現場にいた警察官と見られる複数の男性に取り押さえられています。
また、パトロールカーが駆けつけているのも確認できます。
11:30ごろ 現場にいた記者は
現場にいたNHKの記者によりますと、15日午前11時半ごろ、和歌山市の雑賀崎漁港で衆議院和歌山1区の補欠選挙の応援に岸田総理大臣が訪れていたところ演説を始める直前に爆発音のような音がしたということです。
何かが投げ込まれて爆発したとみられるということです。
NHKの映像では、現場では白い煙が上がり、1人が警察官に取り押さえられています。
近くにいた男性「若い男が何かを投げ、ドーンという爆発音」
現場近くにいた男性は「若い男が何かを投げると、周囲にいた人たちはギャーと言ってその場から逃げました。そして、ドーンという爆発音がしました。とても怖いです」と話していました。
また、別の男性は「岸田総理大臣が試食を終えて演説のために移動を始めた。演説台の前で止まったところで『犯人』とか『爆発物』といった声が聞こえみんながその場から逃げました。そして、男が確保された10秒くらい後に爆発音がしました」と話していました。
現場にいた女性「銀色の筒が投げ込まれた」
演説会場にいた女性は「銀色の筒が投げ込まれた。それが光って、すこしたったら大きな音がした。悲鳴が聞こえて、SPにその場をよけるように指示された」と話していました。
また、現場を目撃した市議会議員は「自分の2メートルほど前に筒状の銀色のものが飛んできた。それが煙を噴いて、岸田総理はSPにかばわれるようにして現場から離れた」と話していました。
雑賀崎漁港とは
雑賀崎漁港は和歌山市の南西部にある港です。和歌山市のウェブサイトによりますと底引き網漁が盛んだということです。近くには番所庭園という観光地もあります。
自民 森山選対委員長「許せない暴挙」
自民党の森山選挙対策委員長はNHKの取材に対し「ニュースを聞いて驚いている。民主主義の根幹をなす選挙期間中にこのようなことがあるのは大変遺憾であり、許せない暴挙だ」と述べました。』