陸自ヘリ事故 海中で機体の一部発見か 複数人確認という情報も
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230414/k10014038111000.html
『隊員10人が搭乗した陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県の宮古島の周辺で消息を絶った事故で、複数の防衛省関係者によりますと、13日夜に現場周辺で捜索にあたっていた海上自衛隊の艦艇が、海中で機体の一部とみられるものと、隊員の可能性がある人の姿を見つけたということです。人の姿は複数という情報もあり、自衛隊は海底の状況をカメラで捉えることができる無人潜水機などを投入して確認を急いでいます。
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無人潜水装置 引き揚げ 再び海中に
沖縄県の宮古島の北にある池間島の沖合では正午前、海中に下ろされていた無人の潜水装置=ROVが海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」の甲板に引き揚げられる様子が確認できました。その後、午後0時40分ごろに、無人の潜水装置を再び海中に下ろしていました。機体のようなものが発見された場所の水深はおよそ100メートルだということで、詳しい状況を搭載されたカメラで確認したとみられます。
発見場所は機影が消えた地点から北北東に4キロ
防衛省関係者によりますと、機体の一部とみられるものと隊員の可能性がある人の姿が見つかったのは伊良部島の北およそ6キロの海中で、レーダーから機影が消えた地点からは北北東に4キロほどの場所だということです。
また、複数の防衛省関係者によりますと、隊員の可能性がある人の姿を水中カメラで見つけ、人の姿は複数という情報もあるということです。
9:20すぎ 無人潜水機を投入
午前9時20分すぎ、宮古島の北にある池間島の沖合で捜索にあたっている掃海艇「とよしま」から海底の状況をカメラで捉えることができる無人潜水機が投入されました。海中で見つかったのが行方が分からなくっているヘリの機体や隊員かどうか、確認を進めるものとみられます。
このほか自衛隊は、深い海中で活動する「飽和潜水」と呼ばれる特殊な潜水方法ができる潜水員を潜らせる準備も進めていて、確認を急いでいます。
9:00すぎ 浜田防衛相「お知らせできる段階ではない」
浜田防衛大臣は記者会見で海中で機体の一部や隊員の可能性がある人の姿が見つかったのか問われ「現時点では報道されているような事柄も含め、捜索による新たな発見などについてお知らせできる段階ではない。防衛省としては引き続き行方不明の隊員の捜索に全力を尽くしていく」と述べました。
8:05ごろ 掃海艇からゴムボートをおろして捜索
現場では午前8時5分ごろ、宮古島の北にある池間島の沖合で捜索している掃海艇「とよしま」から、複数の自衛隊の隊員を乗せたゴムボート1隻をおろし、周辺を捜索する様子が確認できました。
14日の捜索態勢
14日は陸上自衛隊はおよそ270人の態勢で陸上やボートを使った沿岸部の捜索を行っています。捜索には掃海艇や掃海艦など4隻の艦艇や6機の航空機も投入されているということです。』