ウクライナ政府は銃後市民のランダムな強制徴募を開始している。
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『Siobhan O’Grady and Kostiantyn Khudov 記者による2023-4-10記事「As spring offensive nears, Ukraine is drafting reinforcements」。
ウクライナ政府は銃後市民のランダムな強制徴募を開始している。徴募隊が住宅地を回って訪問ついでに徴兵適齢男子に召集令状を手渡すというスタイル。路上で呼び止めた行きずりの男子にも、この令状は手渡される。
ウクライナ政府は、同国軍の死傷者数を公表していない。
ドイツ政府は2023-2に、おそらくウクライナ兵はすでに12万人が死傷しただろうという推定値を語っている。
この欠員を、まず宇軍は補充されないことには、春の攻勢どころではない。
キーウには、これから徴兵されるかもしれない人々が、基礎教練を受けられる私設スクールが1箇所あり、繁盛している。
従来、召集令状は、登録された住所に郵送するだけであった。徴兵をのがれたいウクライナ市民は、登録された住所とは違う隠れ家に転がり込んで息をひそめていれば、令状はいつまでも届かないことになる。
この徴兵逃れ対策として新ルールがつくられ、徴募隊がランダムに住宅を訪問して直接に令状を手渡せるようになっている。
2022-2-24以降、ウクライナ全土に戒厳令が敷かれている。そして18歳以上60歳以下の男子は全員、応召の義務がある。
免除されるのは原則として、学生、18歳未満の子どもを3人以上育てている男、要介護家族を介護している男、身体的にまったく軍役不能な男、などだ。
今年、あらたに18歳になる男女は、ウクライナには25万人ちかくいる。
18歳になる前であれば、さっさと出国して徴兵を逃れる道もあり得たが、18歳になってしまってからは、もう国外へは勝手に出られない。
大学で「軍事コース」を取った者は、徴兵されると下級将校になれる。まったく銃器に触れたことがなくとも、だ。
46歳の食洗機修理工は、喧嘩騒ぎを起こして警察を呼ばれ、そのついでに召集令状を手渡されてしまった。
ある教官いわく。俺はロシア兵を10人殺せる。だが、俺が10人の初年兵に、正しい殺し方を教えてやったならば、俺たちぜんたいで100人のロシア兵を殺せるわけだ。新兵のモチベーションは高いよ。彼らのエネルギーに接すると、俺は震えるね。彼らの殺気が、俺のエネルギーになるんだよ。
さいきんの若者はシャベルで地面に壕を掘るやりかたすら知らないので、教えるべきことはゴマンとある。』