NATOが中国が武器援助すれば「歴史的ミス」と新加盟

NATOが中国が武器援助すれば「歴史的ミス」と新加盟
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5424061.html

『NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長NATO Secretary General Jens Stoltenbergは2023年4月5日(水)、NATO閣僚会議後のブリュッセルでの記者会見で中国に対し、ロシアに致命的な軍事支援を行わないよう求め、その動きは北京による「歴史的な過ち”historic mistake”」であると述べた。

同氏は、中国がロシアの侵略を非難することを拒否し、ロシアのプロパガンダに共鳴し、ロシアの経済を支えており、インド太平洋地域の軍事領域で協力していると強調し、「同盟国は、中国によるロシアへの致命的な援助の提供は、深い意味を持つ歴史的な過ちであることを明確にしてきた」と強調し、こうした背景から、NATOの結束はこれまで以上に重要であると付け加えた。

事務総長はその後、これまでのところ、中国の殺傷武器援助がロシアに提供されたという確認された事実は一つもないとを明らかにしたが、「しかし、我々はこれを非常に注意深く監視している。そして、これは大きな過ちになることもはっきりと表明する」と述べ、NATOは中国との協力において、こうした問題を明確に認識するべきだとした。これに先立ち、メディアは、中国政府がウクライナ戦争で使用する弾薬とともに無人機をロシアに供給する可能性を検討しているとの情報を米国が持っていると報じた。英文記事 

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フィンランドは2023年4月4日、北大西洋条約機構(NATO)の31番目の加盟国になった。ブリュッセルのNATO本部前で行われた式典で、フィンランドの国旗が掲げられた。フィンランドのサウリ・ニーニストSauli Niinistö大統領はNATO本部前の国旗掲揚式で演説し、「同盟に加盟することで、フィンランb27bd327ドは安全保障を得られる。他方でフィンランドは同盟に安全保障を提供する。フィンランドは、NATOの全加盟国の安全保障に強くかかわり、地域安定を強化する信頼できる同盟国となる」と述べた。

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フィンランドとロシアの国境は1340キロに及ぶ。フィンランドの加盟によって、NATO加盟諸国とロシアの国境の距離は倍の長さになった。

北大西洋条約の第5条は、「欧州または北米における1または2以上の加盟国に対する武力攻撃は全加盟国への攻撃と見なす」と定めている。つまり、フィンランドが攻撃された場合には、アメリカを含むNATO全加盟国がフィンランドの防衛に協力すると決められている。
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フィンランドは、イスラエルから中距離防衛ミサイルシステムを購入予定だと報道された。すでに米政府は2022年12月1日、フィンランドに対し、携帯型対空ミサイル「スティンindex hhhガー(Stinger)」など3億8000万ドル(約510億円)規模の兵器売却を承認したと発表し、米国からフィンランドに対しては2022年11月28日にも、3億2300万ドル(約430億円)のミサイル売却が発表されている。、、、

どうやらこれらの購入が、フィンランド総選挙に影響した様に想う。  参照記事 英文記事 参照記事  過去ブログ:2023年4月フィンランド総選挙 野党保守派僅差で勝利:3月フィンランドのNATO加盟 トルコが承認の可能性>承認:3月フィンランド、露国境沿い約200kmに高さ3mのフェンス:2月フィンランド・マリン首相が戦争終結に向け求めるもの:、、、

2014年のクリミア併合の際は、ロシアを刺激するとしてNATO加盟に消極だったフィンランドだが、ウクライナ侵略を目にして、一転反ロシアを鮮明にした。

人口こそ550万人と少ないが、予備役兵を含めると約100万人の兵員を持ち、欧州でも最大の軍隊を保有し、F35の導入も進めている。

更に最新の防衛システムの導入が意味するのは、プーチンンが最大の敵を隣国に誕生させたと言う事だ。ウクライナの反撃と合わせ、プーチンの最大の誤算と言ってもいいだろう。』