破綻のSVBなど資産15兆円 ブラックロックが売却支援

破綻のSVBなど資産15兆円 ブラックロックが売却支援
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN06EJX0W3A400C2000000/

 ※ 『主に政府系機関(エージェンシー)のMBSや商業用不動産ローン担保証券(CMBS)、MBSの派生型のモーゲージ担保証券(CMO)で構成されるという。』…。

 ※ さすがに、CDOは無いようだ…。

 ※ 基本、MBS(モーゲージ・バックト・セキュリティ)が中心のようだから、「不動産価格」が「極端に下がらない限り」、その限度では、「安全資産」のはずなんだが…。
 ※ CMBS、CMOというものは、よく分からない…。

 ※ いずれ、『SVBは新型コロナウイルス下の金融緩和でベンチャーキャピタル(VC)などから大量の預金が集まり、満期までの期間が長いMBSなどで運用していた。米連邦準備理事会(FRB)の急ピッチな利上げで債券価格が下落し含み損が膨らんだ。3月8日に18億ドルの売却損を計上したことを機に信用不安が広がり、預金流出が加速。10日に破綻した。』…、ということだ…。

『【ニューヨーク=大島有美子】米連邦預金保険公社(FDIC)は6日までに、3月に経営破綻した米中堅銀行のシリコンバレーバンク(SVB)など当局管理下にある資産の売却を進めるため、米資産運用大手ブラックロックのアドバイザリー部門を指名した。対象となる資産は住宅ローン担保証券(MBS)など合計1140億ドル(約15兆円)にのぼる。

FDICが指名したのは、ブラックロックのファイナンシャル・マーケット・アドバイザリー部門で、資産運用とは別に政府や金融機関などに金融市場に関する助言をする。破綻したSVBとシグネチャー・バンクの管財人であるFDICから証券を預かり、売却手続きを進める。ブラックロックの広報担当者は「コメントを控える」と述べた。

FDICによると、SVBの分が870億ドル、シグネチャーが270億ドルとなる。主に政府系機関(エージェンシー)のMBSや商業用不動産ローン担保証券(CMBS)、MBSの派生型のモーゲージ担保証券(CMO)で構成されるという。

FDICは売却手続きについて「段階的かつ秩序だったプロセスを踏み、市場機能への悪影響を最小限に抑える」と強調した。市場ではFDICによる売却で債券価格が押し下げられるとの懸念が浮上していた。

SVBは新型コロナウイルス下の金融緩和でベンチャーキャピタル(VC)などから大量の預金が集まり、満期までの期間が長いMBSなどで運用していた。米連邦準備理事会(FRB)の急ピッチな利上げで債券価格が下落し含み損が膨らんだ。3月8日に18億ドルの売却損を計上したことを機に信用不安が広がり、預金流出が加速。10日に破綻した。

【関連記事】

・JPモルガンCEO、銀行危機「終わっていない」 年次報告
・FRB、銀行規制の再強化急ぐ 監督の不備に批判も 』