〔「中道」とは、何か〕
※ 資本主義vs.社会主義の延長線上に、ある話しだ。
※ いわゆる「西側先進国」においては、基本、「資本主義」が採られている。
※ 自国の「豊かさ」は、長い間の「自国民」の、「資本」を活用した「利益獲得」活動が、蓄積されたものだ…。
※ それで、今さら、「私有財産の権利」を全否定して、「革命」を起こそうという主張は、全く人々に対して、「説得力」を持たない…。
※ しかし、「格差」の問題は、存在する。
※ 「資本自由主義」の下では、「利益獲得」の能力差が、如実に「利益獲得」の結果として、露わになる。いわゆる、「貧富の格差」だ…。
※ そこで、「革命」起こして、「私有財産の権利」を「全否定」することまでは、主張はしない。
※ しかし、「政策」として、可能な限り、「社会的な弱者」を救済していく方向で、政権運営していくべきだ…。という方向性が、出てくる。
※ 所得税の「累進課税」(所得の多い金持ちから、多く取る)、相続税制(棚ボタで、親から相続した財産からは、多く取る)、贈与税制(身内に、贈与できる余裕のある人からは、多く取る)なんてのは、そういう考えが反映されている。
※ ちなみに、日本の相続税制は、「三代続けば、財産がゼロになるように、制度設計されている」とも、言われている。だから、「富豪」が生じにくい…。
※ 「革命」までは主張せず、「現政治体制の枠組み」の範囲内で、「選挙で多数派とって、社会主義的な政策の実現を目指す」というものなので、「社会民主主義」と言われている。
※ そういう「中間的(グレー)」な立場なので、「中道」と総称され、その主張には、「濃淡」がある。
※ 社会主義寄りだと、「中道左派」。資本主義寄りだと、「中道右派」。
※ 日本では、社民党が「中道左派」。国民民主党が、「中道右派」か。
※ 維新は、是々非々と言っているので、「政策」内容で、賛否を変える立場なんだろう。それでも、全体では、「中道」か…。
※ 日本共産党は、「革命路線を、放棄した。」と公式には、言っている。
※ しかし、政権側は、「信用できない。」として、依然として、「公安調査対象団体」としている。
※ ここは、「政党助成金」を貰っていないので、「党会計」も、「開示」されていないのよ。
※ 「一体、どこから金が出てるものやら。」と、思われているわけだ…。
※ 今日は、こんな所で…。