中国がウクライナ停戦望む理由とウクライナとの関係

中国がウクライナ停戦望む理由とウクライナとの関係
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5422044.html

『JBPressの記事「ウクライナ戦争、そろそろ停戦してほしい」と中国がジリジリしだした理由 によれば、ウクライナを穀物輸出大国にしたのは実は中国だという。2012年頃から中国がウクライナで農業開発プロジェクトを始めるために30億ドルを融資し、肥料工場の建設などに着手。

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2年後の2014年にはウクライナ産トウモロコシの輸入が急増し、それまでの米国産トウモロコシの輸入量を抜いた:左図。2021年時点では米中関係緩和の件も踏まえて7割を米国産に切り替えたが、それでも2位はウクライナで30%弱となる。更に大量消費国中国にとって痛いのは、ウクライナ産の輸出急減から起きた国際的穀物不足で、価格が倍近くまで急騰している事だ。参照映像記事 

つまり中国の食糧事情は米国とウクライナに100%左右されると言え、その意味でロシアのウクライナ侵攻が長期化したことは、中国にとって誤算で大打撃と言える。

中国としてはロシアの傀儡政権が早期に樹立されて、政権もトウモロコシの輸出も安定化することが理想だった。

現状では、中国が何十億ドルもかけて整備した穀物庫はロシア軍によって荒らされ、輸出の権限もロシアが握ることになった。中国の生殺与奪権をロシアが奪ったようなものだ。参照記事 

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結局中国は、どっちが勝っても負けても元を取ろうと考え、ロシアへ裏で弾薬支援しながらウクライナへ調停を匂わせているのだろうか?少なくても、決して人道的な配慮や同盟関係からの調停介入ではないようだ。

想像だが、当初、ロシアのウクライナ全土侵略でウクライナが負けて、より安くトウモロコシが手に入ると,、中国はプーチンの侵略に同調していたのではないのか?そう考えるのが自然で、そうであれば、直前までFireShot Webpage Screenshot #729友好国を装っていた中国の、ウクライナに対する明らかな裏切り行為で在る。

幸か不幸か、歴史は習近平に味方しない。

いくら自分の誤算を嘆こうが、安っぽいウクライナ支援で偽善(hypocrisy)を装っても、ロシアに引きずられる姿は、刑場へ惹かれる罪人の様に見える。 過去ブログ:2023年3月ウクライナへ到着する各国からの機甲装備、弾薬など:3月プーチンの言い分は悪魔のつぶやき:3月ウクライナ軍、露軍のバフムトでの進撃阻む泥道:』