クラスノダールにある、ロシア空軍の高等軍事航空操縦学校。

クラスノダールにある、ロシア空軍の高等軍事航空操縦学校。
https://st2019.site/?p=21008

『Alex Hollings 記者による2023-3-27記事「Putin’s Pilot Crisis: Russia is running out of well-trained aviators」。

    クラスノダールにある、ロシア空軍の高等軍事航空操縦学校。2021年に同校では、初級課程に140時間、中級者コースだとそれプラス60時間、飛行機を操縦させた。
 すなわち2年前に素人だった者が、計200時間の飛行経験を積んだところで、実戦場へジェット戦闘機で送り込まれ得る。これがロシア軍。

 米空軍ならどうだろうか。まずプロペラ機DA-20で25時間(於プエブロ)。
 さらにT-6テキサンで90時間。

 その次に、ジェット練習機のT-38タロンで100時間+。
 最速の優秀生徒でも、初級から累算215時間しないと、ジェット戦闘機は操縦させてもらえない。

 ジェット戦闘機ではまず20時間。ついで、6ヵ月のスコードロン内練成を経て、ようやく実戦に出されるようになる。
 ざっくり比較すると、米軍の戦闘機パイロットは、露軍の戦闘機パイロットよりも2倍の飛行時間で鍛えられている。

 現役の露軍パイロットは、年に70時間から120時間、コクピット内に居る。年に70時間は、月に直せば5.8時間となるが、じっさいにはそれ以下の飛行隊が多い。

 比較して2020年の米軍の現役戦闘機パイロットは、年に121時間、月に10.9時間、飛んでいた。』