イスラエルがシリアのアレッポ空港にミサイル攻撃を開始

イスラエルがシリアのアレッポ空港にミサイル攻撃を開始:政府
https://www.aljazeera.com/news/2023/3/22/israel-launches-missile-attack-on-syrias-aleppo-airport

『(※ 翻訳は、Google翻訳)』

シリア国防省は、アレッポ空港が、6か月で3回目のイスラエルの攻撃でミサイルによって損傷を受けたと述べた.
AP ラボ

Planet Labs PBC が公開したこの衛星写真は、2022 年 9 月にイスラエルの攻撃がアレッポ国際空港を攻撃した後の被害を示しています。
2023 年 3 月 22 日に公開2023年3月22日
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更新日:
33分前

ニュース報道によると、イスラエルの空爆がシリアのアレッポ空港を襲い、今月の施設への2回目の攻撃で「物的損害」を引き起こしたと、シリア国防省は述べた。

アレッポ国際空港への攻撃は6 か月で 3 回目であり、イスラエルは「午前 3 時 55 分(グリニッジ標準時午前 0 時 55 分)、沿岸都市ラタキアの西にある地中海から多数のミサイルを発射した」と国防省は早期に発表した。水曜日にFacebookの声明で。

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4 項目のリスト
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シリアは、イスラエルのミサイル攻撃で攻撃されたアレッポ空港を言う
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イスラエルの空爆でアレッポ空港が使用不能に:シリア
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写真: 戦争で荒廃したアレッポ州に地震が積み重なる悲惨さ
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シリアは、イスラエルの空襲がアレッポ空港をサービスから外したと言う
リストの終わり

シリアの国営通信社 SANA は、無名の軍関係者の言葉を引用して、攻撃が死傷者を出したかどうかについて言及しなかった。報道によると、軍用機は地中海上空を飛行中に、シリア最大の都市でかつては商業の中心地であったアレッポに向けてミサイルを発射した、と AP 通信は報じた。

アレッポ国際空港は、2 月 6 日にトルコ南部とシリア北西部をマグニチュード 7.8 の地震が襲い、シリアで 6,000 人以上を含む 50,000 人以上が死亡して以来、同国への人道支援の流れの主要な経路となっています。

今月初め、シリアの国営メディアは、アレッポ空港へのイスラエルの空襲により滑走路が損傷し、滑走路が使用できなくなり、ダマスカスとラタキアへの救援物資の経路変更を余儀なくされたと述べた。

イスラエルはシリアに対して数百回の空爆を行ってきたが、責任を認めることはめったにない。イスラエルの当局者は、攻撃はイランが支援した疑いのある武器の集積所と人員を狙っていると述べている。

攻撃は、2011年に始まった内戦でバシャール・アル・アサド大統領を支援するシリアのイラン関連の標的としてイスラエルが説明するものに対する、強度の低い紛争のエスカレーションの一部であると言われています.

出典:通信社

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モスクワ近郊でドローン墜落 ロシア各地に攻撃か

モスクワ近郊でドローン墜落 ロシア各地に攻撃か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR28D0E0Y3A220C2000000/?n_cid=NMAIL006_20230301_Y

『【ドバイ=福冨隼太郎】ロシア・モスクワ州のボロビヨフ知事は28日、モスクワ近郊に無人機(ドローン)が墜落したと明らかにした。けが人などは出ていない。ドローンの所属は明らかになっていないが、ウクライナの攻撃の可能性がある。ロシアメディアは同日、各地でドローンの侵入などが確認されたと報じた。

ボロビヨフ氏は通信アプリに、モスクワ州コロムナにドローンが墜落したと投稿した。コロムナはモスクワから約100…

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『コロムナはモスクワから約100キロメートル南東に位置し、付近には天然ガス施設などがあるという。ボロビヨフ氏は「民間インフラが狙われた」と主張。死傷者などは出ていないとした。

ドローンの所属は明らかにされていない。ロイター通信は「コロムナの墜落にウクライナが関係していれば、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後で最もモスクワに近い場所での攻撃の未遂だ」と伝えた。

ロシアメディアによると西部ベルゴロド州では同日、集合住宅の窓にドローンが飛び込んだ。ベルゴロド州はウクライナと接している。南部クラスノダールでも石油施設で火災が発生し、独立系メディアはドローン2機による攻撃があったと伝えた。

ロシア国防省は同日、ウクライナがクラスノダールなどの民間インフラを2機のドローンで攻撃しようとしたと発表した。「ロシア軍部隊が制圧した」としており、いずれも飛行経路から外れたという。

ロシアでは22年12月に南部サラトフ州の空軍基地付近にドローンが飛来するなど、ウクライナによるとみられるドローンの攻撃が相次いでおり、防空体制の問題点が指摘されている。

【関連記事】

・ウクライナ大統領、東部バフムト戦況「ますます困難に」
・米財務長官、ウクライナのキーウ訪問 支援継続を強調 』

第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーのキモとなる「アクセラレータ」とは何なのか?

第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーのキモとなる「アクセラレータ」とは何なのか?
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1485918.html

 ※ 今日は、こんな所で…。

『~5Gもクラウドサービスも、社会基盤を広範に支えるインテルCPU

提供:
インテル株式会社

笠原 一輝

2023年3月22日 06:30

先だって発表された第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーで、インテルは、リアルワークロード(実際に顧客が実行するアプリケーションの動作)の性能向上、そしてoneAPIなどのオープンな開発環境、さらには電力効率の改善を実現することで、サステナブルなデータセンターの実現を目指すなどのターゲットを掲げている。

 また、そうした特徴を実現するハードウエアを提供することで、顧客となるCSPやエンタープライズといった、従来Xeonスケーラブル・プロセッサーが採用されていた領域だけでなく、近年インテルアーキテクチャの導入が増加している、SDN(Software Defined Network)と呼ばれる仮想化技術を活用した5Gのバックエンド通信機器などにも、普及を目指していく。
インテルのデータセンターソリューションは、リアルワークロード性能、オープンプラットフォーム、サステナブルに要注目
インテル株式会社マーケティング本部本部長の上野晶子氏

 インテル株式会社マーケティング本部本部長の上野晶子氏は、インテルのデータセンタービジネスに関して以下のように語る。「インテルではユーザーが必要とする性能を効率よく実現するため、CPUとアクセラレータをバランスよく実現しており、お客さまのリアルワークロードにおける性能向上を実現する。また、インテルが長年提供してきたソフトウエアの開発環境上にオープンな開発環境として提供しているoneAPIに代表されるような、ベンダーロックインを招かないオープンアーキテクチャ、さらにはアクセラレータや監視機能、制御機能などをフル活用した高い電力効率を実現することでサステナビリティを実現していく」。

 インテルXeonスケーラブル・プロセッサーは、1997年の最初の製品(当時はPentium II Xeonブランド)の出荷から現在に至るまでデータセンターで採用されているCPUとしてトップシェアの製品だ。それだけ多くのユーザーに支持されているのも、リアルワークロードでの性能が支持されているからにほかならない。実際に自社のデータセンターで稼働させると、高性能と消費電力がバランスよく実現される。それがインテルXeonスケーラブル・プロセッサーなのだ。
インテル独自のアプローチ(出典:第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー発表、インテル株式会社)

 また、データセンターではシステムで動かすソフトウエアを容易に開発することも重要になる。インテルは各種のソフトウエア開発キットを長年提供してきており、それもデータセンターの顧客に支持される要因の1つになっている。最新の開発キットとなるoneAPIはオープンソースで開発され、インテルアーキテクチャ以外のCPUやGPUにも対応するなど、ハードウェアレベルでもオープンなのが売りになっている。

 そして今、データセンターで最も注目されている要素が電力効率ではないだろうか。ウクライナ危機に端を発したエネルギー危機の中で、データセンターの電力効率を改善し、高い性能を実現しながら消費電力を抑えることに注目が集まっている。データセンターの電力効率を改善して持続可能なクラウドサービスの提供を行なっていきたいクラウドサービスプロバイダー(CSP)やエンタープライズにとって、今の性能を落とさずに電力効率を改善できるソリューションが期待されているのだ。
EMIBなど革新的な製造技術が導入。8ソケットまでの高い柔軟性を実現

 インテルが提供するデータセンター向けCPUとなるインテルXeonスケーラブル・プロセッサーの最新製品として、1月に発表されて投入されたのが、第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーだ。
関連記事

【笠原一輝のユビキタス情報局】チップレットになった「第4世代Xeon SP」、性能向上の鍵はAMXと4つのアクセラレータ

 第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーは、2021年に発表されて投入された第3世代の後継となる製品で、Sapphire Rapidsの開発コードネームで開発されてきた。第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーは、いくつかの点でハードウエアが拡張されており、第3世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーと比較して性能が大きく向上している。

 1つめの大きな特徴は、インテルが開発したEMIB(Embedded Multi-die Interconnect Bridge)と呼ばれる、いわゆるチップレット技術の導入だ。チップレットというのは、簡単に言うとCPUのサブ基板上に複数のダイを実装する実装方式。複数のダイを1つのサブ基板上に搭載し、ソケット1つあたりのCPUコアの数を増やすことができる。

 EMIBでは、ダイとダイの間をシリコンベースの小さなサブ基板で接続することにより、低コストかつ高性能に、複数のダイを実装することが可能になる。第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーでは、EMIBを利用して4つのダイを1つのチップに封入できるようにしており、1ソケットで最大60コアという製品を実現している。
第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーのハイレベルな特徴(出典:第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー発表、インテル株式会社)
インテルのEMIB技術を応用したチップレット技術を採用(出典:第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー発表、インテル株式会社)

 また、プラットフォーム面でも高い柔軟性を備えている。この第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーでは1ソケット、2ソケット、4ソケット、そして最大8ソケットの構成までサポートできる。そのため、1つのサーバーで最大480コア(60コア×8ソケット)という巨大なCPUコア数を構成することも可能であり、小規模から大規模まで、さまざまなニーズに幅広くこたえられるのも特徴となっている。
第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーでは新しいCPUソケット(LGA-4677)が投入され、1ソケットから8ソケットまでスケーラブルに対応する
アクセラレータの機能を統合することでCPUの処理を解放し、かつ2.9倍の電力効率を実現する

 第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーの最大の特徴は、アクセラレータと呼ばれる特定の処理を高速化する演算器を複数内蔵していることにある。

 CPUは汎用プロセッサで、ソフトウエアと組み合わせることで、どのような処理も行なえる柔軟性が特徴と言える。そうした柔軟性を持っているメリットは、新しいイノベーションをいち早く実現できるというところにあり、IT業界が短期間に急速に発展してきた最大の理由と言える。

 そうした汎用プロセッサの性能が日々向上し、その向上した性能を活用するようなソフトウエアが登場する――、それがCPUとソフトウエア発展の歴史と言える。ただ、その反面、汎用プロセッサの弱点と言えるのが消費電力で、高い汎用性を実現するためのトレードオフとして消費電力が増大してきたというのがこれまでの歴史だ。

 そうした中で、消費電力を下げる取り組みというのはこれまでも行なわれてきたが、今再び注目を集めている手法がある。それが今回の第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーに搭載されているアクセラレータだ。

 アクセラレータとは、簡単に言えば、汎用プロセッサで行なわれている処理のうち、特定の処理だけを行なう固定処理を行なうプロセッサとなる。汎用プロセッサと違い、ある特定の処理だけに特化したハードウエアが構成されるため、無駄を排除することが可能になり、同じ処理をさせても圧倒的に低い消費電力で同じ処理を行なえる。

 つまり、CPUを活用して同じような処理をずっとやらせているような処理は、アクセラレータとして実装すると、その処理をCPUからオフロードしてCPUの処理能力を他の処理に使え、システム全体の性能を引き上げられ、同じ処理をさせた場合アクセラレータなしの場合に比較して電力効率を大幅に改善することが可能になるのだ。

 第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーでは、そうしたアクセラレータが4つ、さらにアクセラレータのように活用できる新しい命令セットが2つ搭載されている。具体的には、アクセラレータとしてQAT(Quick Assist Technology)、DLB(Dynamic Load Balancer)、DSA(Data Streaming Accelerator)、IAA(In-memory advanced Analytics Accelerator)が搭載され、拡張命令としてAMX(Advanced Matrix eXtensions)、Advanced Vector Extensions for vRANの2つが追加された。
アクセラレータを内蔵しており、アクセラレータを活用することで電力効率を改善(出典:第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー発表、インテル株式会社)

 このうち、QATは暗号化と復号を行なうアクセラレータで、ネットワークのパケット処理などに利用するとCPUの処理をオフロードできるようになる。QATは既に初代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーの時に導入されたアクセラレータだが、従来はチップセット側に実装されていた。今回はそれがCPU側に実装されるようになり、より電力効率が高まっているのが大きな特徴となっている。

 拡張命令のAMXは、今回の第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーの目玉機能の1つと言ってよく、新しい演算器となるTMUL(Tile Matrix multiply Unit)を利用して行列演算を効率よく行なえる。昨今ではChat GPTのような自然言語処理を利用したチャットボットなどが話題を呼んでいるが、一般的にAIの推論処理の多くはデータセンターにあるCPUの上で処理されることが多く、AMXを活用することで、そうした推論のアプリケーションを処理する時の性能を向上させることができる。

 こうしたQATなどのアクセラレータやAMXなどの新命令セットに対応することで、第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーは従来世代と比較して大きな性能向上と電力効率の改善を実現している。例えばIAAアクセラレータを有効にしたインメモリデータベース(RockDB)では2.93倍、AMXを利用したAI推論(SSD-RN34)で10倍という性能を実現しており、アクセラレータの効果が非常に大きいことがよくわかる。さらに電力効率も大きく改善されており、アクセラレータなどを活用することで従来世代に比べて2.9倍高効率な電力効率になっているとインテルは説明している。
インテルXeonスケーラブル・プロセッサーの前世代との性能比較、AIで10倍に、インメモリデータベースで2.9倍などアクセラレータを活用することで高い性能を実現している。また電力効率は約2.9倍になっている(出典:第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー発表、インテル株式会社)
通信向け第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーはvRANブースト内蔵で、従来より2倍の性能

 第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーは、クラウドサービスプロバイダー(CSP)が提供するようなパブリッククラウドサービスだけでなく、さまざまな社会基盤にも利用されるようになっている。ワイヤレス通信の通信キャリアが提供している5G(第5世代移動通信システム)を裏で支えているのも、実はインテルXeonスケーラブル・プロセッサーだ。

 2月27日からスペイン王国バルセロナ市で開催された通信関連の展示会「MWC 2023」では、多くの機器ベンダーがインテルアーキテクチャに基づいた5G向けのコアネットワーク(契約者情報などを処理する機器)、RAN(Radio Access Network、基地局を含む端末とやりとりを行なう無線通信網)など、5G通信を裏側で支えるネットワーク機器の展示やデモを行なった。

 現在ワイヤレス通信業界では、従来型の固定機能を持つハードウエアを、汎用プロセッサ+ソフトウエアで置きかえるSDN(Software Defined Network)と呼ばれる取り組みへのシフトが急務となっている。その背景には5Gの本来の性能を発揮させるため、4G/LTE世代のハードウエアを一部使用するNSA(Non Stand Alone)方式から、SA(Stand Alone)方式への移行が進んでいるという事情がある。SA方式では5Gに対応したコアネットワークが必要になるため、その導入を機に従来の固定機能のハードウエアからSDNへと移行する通信キャリアが少なくないのだ。

 インテルは2010年代の半ばから、こうしたコアネットワークやRANのSDN化に向けて、NFV(Network Functions Virtualization)、あるいはNFVI(Network Functions Virtualization Infrastructure)などと呼ばれているソリューションの採用を訴え続けてきた。NFVは仮想化技術を利用して、その上で動作するOSやアプリケーションを抽象化する技術で、CSPのデータセンターやエンタープライズのオンプレミスのデータセンターなどで一般的に利用されている、インテルVTが活用されている。

 今回のMWCではインテルXeonスケーラブル・プロセッサーを利用したコアネットワーク、仮想化されたRANとなるvRANのソリューションが多数展示されていた。特にvRANに関しては、既に商用利用を行なっている通信事業者のほぼ100%がインテルベースになっていると、インテルはプレスリリースの中で発表しており、同社ブースでは、auブランドのKDDIと楽天モバイルが、vRANの構築にインテルXeonスケーラブル・プロセッサーを活用していること、さらにNTTドコモが採用する計画があることを明らかにした。
関連記事

通信キャリアSDN化競争の序盤戦に圧勝したIntel、レイヤ1のアクセラレーター内蔵第4世代Xeon SPや低消費電力技術投入をMWCで発表

 このほか、このMWCでインテルは、vRANに対応した新しい製品として「vRANブースト内蔵第4世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー」(以下vRANブースト内蔵第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー)を発表している。

 この製品は、通信事業者にとって必要になるレイヤ1のパケット処理をオフロードするためのアクセラレータがCPUに内蔵されている点が大きな特徴となる。このアクセラレータは、従来はACC100という型番でPCI Expressカードとして提供されていたもの。それがCPUに内蔵されたことで、消費電力の観点からも、サーバーの物理的なスペースという意味でも、大きなメリットを通信事業者に提供できる。インテルによれば、従来のソリューション(第3世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー+ACC100)に比較して2倍の処理能力を実現しながらも、消費電力は25%削減可能になっているとのことだ。
vRANブースト内蔵第4世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーの展示。外付けレイヤ1アクセラレータ+従来世代と比較して、レイヤ1アクセラレータを内蔵しているvRANブースト内蔵第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーは2倍の性能を発揮

 今後インテルは、さらなる消費電力の削減にも取り組んでいく。MWCの会場では「Intel Infrastructure Power Manager for 5G core reference software」という省電力削減ツールを提供することを明らかにしており、そのツールを利用すると、コアネットワークの電力を30%削減できるとアピールしていた。
Intel Infrastructure Power Manager for 5G core reference software、約30%の電力を削減できる
通信キャリアなどの新しい領域を切り開いていく第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー

 インテルは今後も強力なロードマップを敷いており、今後もこうしたデータセンター向けのソリューションを多数計画している。インテルのデータセンター向けのロードマップでは、現在の第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーの後継となるEmerald Rapidsを2023年の後半に、そして、そのさらなる後継となる製品のGranite Rapidsを2024年に投入すると明らかにしている。

 Granite Rapidsは、現在の第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーの製造に利用されているIntel 7から2世代分微細化される、Intel 3という製造技術を利用して製造される予定になっており、さらなる性能の向上と電力効率の改善が期待できる。

 さらに同じ2024年には、クライアントPCではE-cores(Efficiencyコア、高効率コア)と呼ばれているCPUコアのデザインだけで構成されるデータセンター向けのCPUとして、「Sierra Forest」も計画されている。こちらは電力効率とコア数の密度にフォーカスしたソリューションになり、大量のデータを並列に処理しながら消費電力を抑えることが可能になるとみられている。こちらもIntel 3の製造技術で製造するとインテルでは説明している。
インテルのデータセンター向け製品ロードマップ(出典:第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー発表、インテル株式会社)

 このように、インテルのインテルXeonスケーラブル・プロセッサーは、世界中のCSP、エンタープライズのデータセンター、そして今や携帯電話の通信キャリアにまで世界中のデータセンターで採用されるようになっている。第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーでは、アクセラレータを搭載することでさらに電力効率が改善され、サステナブルなデータセンターの構築に寄与するようになっており、データセンターの今後を検討する上で、第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーは見逃せない製品だ。 』

chatGPTって地味にやばくね?

chatGPTって地味にやばくね?
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/60305918.html

『1: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:36:49.11 ID:7KfTqYds0
ワイが今後とも奴隷として雇っていただけるのか心配なってくるレベルなんやが

2: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:37:56.34 ID:5kR74jnX0
今のうちに肉体労働の仕事に転職してけ
ロボットならまだコスト的にも無理だから

5: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:39:25.65 ID:cL/MgTukd
仕事の仕方変わるで、ガチで

6: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:39:29.65 ID:Dr4U4AzDp
やっぱりコード書くだけの人って全滅するんかな?
プログラミング専門学校のステマ散々なんJでやってたけどそいつら仕事ないやろ

9: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:40:55.86 ID:EnbWJxB20
とりあえず仕事に組み込める人とできない人で圧倒的な差がでてくるやろな、PCやネットの黎明期みたいに

11: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:41:47.88 ID:5G+91rK5a
全国の情報系大学・専門学生どうなっちゃうの😱

13: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:42:43.74 ID:QIcuumIF0
医学生ワイ 不用品になりそう  

72: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:10:18.92 ID:12pUL0Gs0

13
いくらaiが発達しても責任の所在問題があるから、少なくとも50年は医者が不要になることはない
しばらくはaiを補助的に活用しながら医者が最終判断をするって流れになると思う

そもそも診断には患者の主訴以外の身体診察、言語外の様子、検査結果の複合的解釈が必要になるから現時点のAIでは全然足りてないし、治療に関しては更に複雑になる

77: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:12:22.33 ID:QIcuumIF0

72
そう思うと読影する放射線の先生とか仕事は楽になるのに責任取る必要あるから仕事なくならないし楽になりそうやな

ただでさえ病院の中でジーパンはくぐらい適当なのに

85: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:18:02.31 ID:12pUL0Gs0

77
放射線画像診断についてはAIが強い部分ではあると思う

もちろん人間による最終チェックは必要だが、クリニックで撮った写真の読影を外注でやる仕事は、コストによってはAIに取られる可能性がある
最終チェックは放射線科専門医じゃなくてもいいから、撮影したクリニックの医師が確認するんでもいいからね

需要が減る可能性は医師の中では高いかもしれない

90: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:20:50.31 ID:QIcuumIF0

85
確かに専門性が必要なくなる可能性はあるな まさか医学部入る時に小論文で書いた医師とAIみたいな内容がすぐ目の前にくるとは思わんかったわ

15: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:44:25.99 ID:f1tzjnhUa
昔はレンガを積む仕事が今じゃ重機を操作する仕事やろ
AIによる変化もそれと変わらんで
一人一人ができることが今までの常識とかけ離れて高度になるだけで人がいらなくなるわけではない
むしろ新しい仕事が爆発的に増える

17: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:45:29.50 ID:z7avQiIp0
会社資料や大学の宿題程度なら数分で終わるの草

21: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:46:29.72 ID:Nn1ZdwjT0

17
会社資料をこれにぶち込んでる時点でクビRTAやな

22: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:47:42.44 ID:z7avQiIp0

21
くっそしょうもない会議のパワポなんてこれで充分なんだわ

25: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:49:20.00 ID:Nn1ZdwjT0

22
確かにくだらないJTC会議くらいは全部乗り切れるか

19: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:45:46.06 ID:Nn1ZdwjT0
そこら辺の司法書士、行政書士よりは賢くなってるのすげーわGPT-4
ここでゲラついてるやつとか商売あがったりやろ

24: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:48:24.41 ID:Q2sFY1wM0

19
我輩の業界は大丈夫やよ
何でかわかる?

26: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:50:01.14 ID:QIcuumIF0

24
肉体労働やからか?

29: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:50:31.77 ID:Q2sFY1wM0

26
俺もわからん

32: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:51:24.79 ID:Nn1ZdwjT0

29
しっかりしろ無能AI

33: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:52:05.63 ID:6uyapq440
電卓が算盤駆逐したようなもんやろか

36: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:53:32.03 ID:QIcuumIF0
ていうかちょっと前まではイラストレーターがどうみたいな話だったのに早すぎるな

37: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:53:54.96 ID:SBbHXhjq0
マニュアルがカチっと決まってて成果軸がキチンと定義できるような仕事は奪われるやろな
フワッとユルっとなんとなく客の望むようなことを言ってやるコンサルなんかが意外と大丈夫かもしれん

46: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:57:37.33 ID:EnbWJxB20
いま何億人がデバッグしてるようなもんやからな、ここから爆発的に進化するで競合相手のグーグルも必死やし

49: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:58:33.17 ID:pao23ExP0
chatGPTって地味にやばくね?

ご心配いただきありがとうございますが、私は人工知能のプログラムであり、実際には悪意を持った行動をとることはできません。
私は、言語理解、生成、推論などのタスクを実行するために設計された自然言語処理のモデルです。
私の目的は、人々が情報を得るのを支援することです。

53: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:59:58.13 ID:QIcuumIF0

49
裏切りそう

50: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 10:58:49.63 ID:OIz71JNga
所詮は道具
新しい道具でどんな新しいことできるか考えた奴から成功し
現状にとどまり続ける奴から没落してくのは古今東西変わらない

58: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:03:14.11 ID:9G1TFPvm0
いうて自分でプログラミングしてた奴がAIに的確な指示出す奴に置き換わっていくだけと思えばコード書いてた奴の働き方の方向性が変わるだけちゃうんか?

59: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:04:22.43 ID:z7avQiIp0

58
まあ人手はいらなくなるわな
中小とか大変やろうね

65: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:07:02.89 ID:GSC49axVa

59
ワアくんがまんまそれの模様😱

69: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:09:10.40 ID:9G1TFPvm0

59
確かにマンパワーは重視せずに済むようになるから溢れて弾き出される層は出そうやな

63: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:05:59.48 ID:Nvg3h9QY0
固有名詞について尋ねるとクソアホなのなんなん
自信満々に間違ったこと言ってくるんやが

64: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:06:52.24 ID:Nvg3h9QY0
2001年宇宙の旅のHALくらいはもう作れそう

76: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:12:04.70 ID:1t3sC5zua
実作業はAIに代わられるやろうけど、出力結果の点検をするためには専門知識を持っていることが不可欠なので
ハイクラスの専門職の需要はなくならず代替可能な中級以下のエンジニアだけが割を食うんやない?

80: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:14:59.19 ID:JBvalasi0
医師とか弁護士とか薬剤師が職奪われるって言うけど
補助的に使うのにとどまるんやろな
全滅するというより人数減っても良くなるんやろな

83: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:17:02.47 ID:U/dtFhJ90

80
今やってる人の仕事を奪うというか
抜けた人を補充しないで置き換えわっていくってのの繰り返しなんだろうな

88: 風吹けば名無し 2023/03/19(日) 11:20:13.60 ID:/bMrm+Uja
100年前の仕事と今の仕事全く違うやろ
AIなんかあろうがなかろうが仕事や役割なんてものは技術の進歩で常に移り変わるものや
20年前にゲーム実況なんて仕事はなかったし50年前にゲームクリエイターなんて仕事もなかったやろ

引用元:https://eagle.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1679189809/ 』

人口減少・成長率低下で相次ぐ「中国衰退論」(上)

人口減少・成長率低下で相次ぐ「中国衰退論」(上)
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/03/17/2023031780133.html

『中国の官営メディアは最近、国際通貨基金(IMF)が示した今年の中国の成長率見通しで泣き笑いした。IMFは2月初めに発表した「世界経済見通し」で、中国の今年の成長率予測を5.2%に引き上げた。昨年10月の4.4%に比べ0.8ポイント高い数値だった。政府系シンクタンクである中国社会科学院の予測値(5.0%)を上回った。IMFは「ゼロコロナ政策の撤廃以後、人口流動量と経済活動が回復しており、中国経済が今年は回復し、世界経済に活力を吹き込むだろう」と指摘した。

 新華社など中国の官営メディアは「IMFが中国経済の成長率予測を大幅に上方修正した」「中国の経済回復が世界経済の衰退を防ぐ動力になる」と浮き立った。

【表】米・中・印の出生人口予想と中国の経済成長率推移

■中国の成長率、27年には3%台に低下

 しかし、IMFによる予測の核心は、中国経済の長期成長率に対する憂うつな見通しと警告だった。今年は5.2%の成長に成功するが、来年は4.5%に低下し、2027年には3.8%で3%台に突入。28年には3.4%まで落ち込むと予測したのだ。IMFは「労働人口が減り、投下資本利益率が低下する状況で、ますますスローダウンする労働生産性の向上速度をいかに引き上げるかが今後の成長率を左右するだろう」とし、「国有企業改革など構造改革を断行しなければ、5年以内に成長率が4%以下に低下しかねない」と指摘した。中国官営メディアはIMFによるこうした警告をほとんど報じなかった。フィナンシャル・タイムズ(FT)は「中国が典型的な『中進国のわな』に陥る可能性があることを示唆したものだ」と分析した。中進国のわなは、開発途上国が経済発展初期には順調に成長するが、中進国のレベルに到達した後、長期にわたって成長が停滞する現象をいう。

 昨年、中国の人口が61年ぶりに85万人の減少を記録し、経済成長率も世界平均にも及ばない3.0%にとどまり、西側の専門家の間では「中国衰退論」が本格的に議論されている。この40年間高度成長を続けてきた中国経済が下り坂に入り、二度と高成長時代に戻ることはできないとの見方だ。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 』

『■「中国の黄金期は過ぎた」

 英国紙デーリー・テレグラフは1月18日、「中国の黄金期は過ぎた」と題する記事で「約60年ぶりに人口が減少し、成長速度も遅くなった。これまで中国に集中していた西側投資家は中国にそっぽを向く」と書いた。オックスフォード大中国センターのジョニー・マグナス研究員は「今後5-10年は中国の経済成長率が足踏み状態にとどまるという点に慣れなければならない。中国が10-20年前のように世界経済の動力になるのは難しい」と述べた。

 中国が日本のような長期不況の沼に陥るという分析も示された。FTは26日、シティグループのリポートを引用し、「現在の中国はバブル崩壊以後の日本と驚くほど似ている」と報じた。人口減少と住宅価格の急速な下落、インフラ投資と輸出に頼った人為的な成長率引き上げなどが日本と似ているというのだ。

■出生人口、56年に米国下回る

 衰退の最大要因はやはり人口だ。中国の民間シンクタンクである育娃人口研究によると、中国の人口は今年から急速に減少し、42年には13億人を割り込み、69年には10億人を下回る見通しだ。労働人口も15年に8億人でピークに達した後、減り続けている。中国の高度成長の原動力であり、市場需要の重要な柱である人口が減少することは成長率低下の主な要因になる。ニューヨーク・タイムズのコラムニスト、ブレット・スティーブンス氏は「1978年にトウ小平(トウは登におおざと)が改革開放を進めた当時20.1歳だった中国の中位年齢(人口を年齢順に並べたとき,その中央で人口を2等分する境界点の年齢)は21年に37.9歳となり、米国より高くなった」とし、「中国の衰退は否定できない」と書いた。

 人口減少の流れを変えることも容易ではない。1980年に始まった一人っ子政策の影響で妊娠が可能な年齢の女性自体が毎年減っており、合計特殊出生率も22年現在で1.18と低いためだ。育娃人口研究は「中国の出生人口は毎年減り、56年には年間400万人の米国にも追い越されるだろう」と指摘した。

崔有植(チェ・ユシク)朝鮮日報東北アジア研究所長

【表】米・中・印の出生人口予想と中国の経済成長率推移

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 』

韓国の対日譲歩に中国衰退懸念があるもよう

韓国の対日譲歩に中国衰退懸念があるもよう
https://www.thutmosev.com/archives/2537642.html

『2023.03.21

バスが遅ければ乗り換える

中国の衰退危機

日韓は関係改善で合意し首脳会談も開催し、韓国側は国連への貿易問題提訴を取り下げ日本側は半導体輸出管理を一部緩和する事で合意した

ユン大統領は未来志向の関係が必要だと言い、日韓協議では歴史問題を持ち出してこなかったと報じられています

日本国内ではまた短くて数か月、長くて数年で元に戻るだろうという批判もあるが”今は”韓国は譲歩している

譲歩している理由として韓国経済が不振で人口減少が起きているが、韓国が依存している中国も経済停滞と人口減少が始まっています

韓国では「中国は親、日本は弟」と家族関係に例える人が多く子は親に従い弟は兄に従うのが当然と、国家間の関係でもそのような認識を持っている人が多い

つまり中国は韓国にとって親同然な訳ですが、その中国の勢いが止まりもしかしたら衰退に転じるかも知れないと言われています

2010年代に韓国の最大貿易相手国は中国になり、中国は数年でアメリカを超える超大国になると予想されていてイギリスやドイツやカナダもアメリカを捨てて中国に従う姿勢を見せていました

文在寅政権はアメリカよりも北朝鮮と中国を重視する姿勢を示し、サード配備を巡って中国と「三不」の約束をし米韓軍事演習を中止していました

韓国の最大の経済パートナーはアメリカから中国に変わり、経済でも安全保障でもアメリカより中国を重視する姿勢を鮮明にした

この頃が中国の期待値が絶頂期に達したころで、その後米中対立が激化しコロナは起きるし中国の成長率は鈍化して人口が減少した

今思えば転機は2017年のトランプ政権誕生で、ファーウェイなど中国企業に次々に制裁し次第に中国そのものへと制裁対象が移行していきました

バイデン大統領になって制裁は解除されるかと思いきやむしろ強化され、アメリカだけでなく欧州やオセアニア諸国も中国との対立姿勢を明確にしています

バスを乗り換えろ

歴史的に韓国は強大な国からの影響を強く受けてきたので、大国が衰退すると元から明、明から清、清から日本、日本からアメリカのように影響を受ける国が変わってきた

中国が超大国になりそうだとなれば中国陣営に付いたが、中国は衰退しそうだとなると中国を切り捨ててまた日米に接近してきた

韓国メディアの朝鮮日報では最近中国衰退論を報じていて、IMFが23年の中国成長率を5.2%、24年は4.5%、27年には3.8%とずるずる下がっていく予想をしているのに注目している
中国は22年にゼロコロナで3%成長にとどまったが、数年後には3%が新常態になるとIMFが保証している

アメリカは90年代以降平均して年3%台の成長率だったので、米中の成長率は同じになってしまい、おそらく中国の成長率は3%も割り込む

人口減少に突入した国は毎年成長率を1%ほど差し引かれるからで、長年1%差し引かれてきた日本はそれがどれほどの苦しみか想像できます

世界の主要メディアは次々に「中国は中進国の罠に落ちた」「中国の黄金期は過ぎ去った」「西側投資家は中国を敬遠」と報じている

こうなると韓国は隋や明や清のバスを降りたように中国というバスを降りて違うバスに乗り換えようとするが中国との関係は悪化する

10年くらい前に韓国は在日米軍撤退を催促しサードミサイル配備でも米韓は激しく対立したが、今は米韓同盟の強化をアメリカに訴えている』

【随時更新】岸田首相 ウクライナでゼレンスキー大統領と会談

【随時更新】岸田首相 ウクライナでゼレンスキー大統領と会談
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230321/k10014014891000.html

『2023年3月22日 10時29分

岸田総理大臣はウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行いました。

そして日本時間の22日朝早く、岸田総理大臣はキーウを出発しました。

共同記者会見では、ウクライナへ殺傷能力のない装備品などを支援することを明らかにしました。また、ゼレンスキー大統領はG7広島サミットにオンライン参加する意向を表明しました。

岸田首相 キーウを出発

日本政府関係者によりますと、ウクライナの首都キーウを訪問していた岸田総理大臣は現地時間の21日夜、日本時間の22日の朝早く、キーウ中心部の駅を列車で出発しました。

ゼレンスキー大統領 SNSで岸田首相訪問を歓迎

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日夜、日本時間の22日未明、みずからのSNSにメッセージを投稿し「国際秩序の力強い守護者でウクライナの長年の友人である日本の岸田総理大臣をキーウに迎えたことをうれしく思う」としてウクライナ訪問を歓迎しました。

また、およそ2分間の動画を公開しみずから岸田総理大臣を出迎え、握手する様子や、ウクライナと日本の国旗が掲げられた部屋で2人そろっていすに座り写真撮影に応じる様子を紹介しました。

動画の中ではウクライナ側と日本側の会談の一場面も映し出され、両国の友好関係をアピールしました。

岸田首相 ウクライナに殺傷能力のない装備品を支援へ

岸田総理大臣は訪問先のインドから日本に帰国せずにポーランド経由でウクライナに入り、首都キーウでゼレンスキー大統領と首脳会談を行いました。

そして、日本とウクライナの関係を「特別なグローバル・パートナーシップ」に格上げするなどとした共同声明を発表しました。

このあと、両首脳は共同記者会見に臨み、岸田総理大臣は「何としてもG7広島サミットまでにウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と直接話し、日本の揺るぎない連帯を伝えたいと強く願っていた」と述べました。

その上で「ロシアによるウクライナ侵略は 国際秩序の根幹を揺るがす暴挙だ。キーウとブチャを訪問し、惨劇を直接目の当たりにしてこのことを改めて強く感じている」と強調しました。

そして、5月のG7広島サミットでは、法の支配に基づく国際秩序を守り抜く決意を示すとともに、国際社会が直面している食糧問題にも取り組む意向を示しました。

さらに、これまでに決定や表明をしている総額71億ドルのウクライナへの支援を着実に実施するとした上で、新たに、ウクライナに殺傷能力のない装備品を支援するため、NATO=北大西洋条約機構の基金を通じて3000万ドルを拠出するほか、エネルギー分野などでの新たな無償支援として4億7000万ドルを供与すると明らかにしました。

また、2国間の関係強化に向けて、情報保護協定の締結に向けた調整を開始すると説明しました。

そして「今後も日本ならではの形で切れ目なくウクライナを支えていく。ウクライナの美しい大地に平和がもどるまで日本はウクライナとともに歩んでいく」と述べました。

岸田総理大臣は、このあと、ポーランドに移動して首脳会談を行い、23日の朝帰国する予定です。

岸田首相「広島で一致した明確なメッセージを」

岸田総理大臣は、ゼレンスキー大統領との会談のあと、キーウ市内のホテルで記者団の取材に応じ「ゼレンスキー大統領からは、G7広島サミットではロシアによる核兵器使用の威嚇への対応などを取り上げてもらいたいという話があり、議長国として、法の支配に基づく国際秩序を守るためのリーダーシップを発揮する決意を新たにした。一致した明確なメッセージを発することができるよう準備を進めていきたい」と述べました。

また、今回のウクライナ訪問について「ゼレンスキー大統領からの要請を踏まえて、秘密の保持や危機管理、安全対策に万全を期すべく慎重にウクライナ側と調整し、実現した。戦時下にあることから、安全対策などの観点もあり、事前には厳格な情報管理を行ったが、内容や成果などについて、できるかぎり丁寧に説明させてもらいたい」と述べました。
一方、事前にロシア側に通告したかどうかについては、「外交上のやりとりなので、答えは控える」と述べるにとどめました。

ゼレンスキー大統領 G7広島サミットにオンライン参加する意向

ウクライナのゼレンスキー大統領は、岸田総理大臣との共同記者会見で「国際秩序の守護者でウクライナの昔からの友人だ。日本が、G7=主要7か国の議長国、さらに国連安全保障理事会の非常任理事国メンバーとして活動しているときに、岸田総理大臣の訪問が実現したことを非常にうれしく思う」と述べ歓迎するとともにこれまでの日本の支援に謝意を示しました。

そして、もっとも重要なテーマとして安全保障の問題について議論したとした上で「日本による人道支援に強い関心を抱いている。地雷をなくすための協力や復興に関する協力について強く期待している」と述べました。

さらに、医療や教育、エネルギーの分野における協力の可能性についても具体的に議論したとしています。

そのうえで、5月に行われるG7広島サミットにオンラインで参加する意向を明らかにしました。

ゼレンスキー大統領 中国の習近平国家主席との会談は確定せず

ウクライナのゼレンスキー大統領は、岸田総理大臣との共同記者会見で中国に対しウクライナの領土の一体性の回復などを盛り込んだ和平案について支持するよう呼びかけていることを明らかにしました。

その上で中国の習近平国家主席とオンライン会談の予定はあるかと聞かれたのに対し「シグナルは受け取っているが、何も確定はしていない。具体的な情報はない」と述べました。
浜田防衛相「引き続き 最大限の支援」

浜田防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、今後のウクライナ支援について、「首脳会談の結果を踏まえ、政府としての検討に参画していきたい。引き続き、最大限の支援を行っていきたい」と述べました。

一方、浜田大臣は今回の訪問に関して、関係国の防衛当局に輸送や警護の協力を要請したか問われたのに対し、「防衛省・自衛隊として関与していない」と述べました。

欧州メディア 岸田首相訪問への反応

岸田総理大臣がウクライナを訪問したことについて、フランスの有力紙ルモンドはG7=主要7か国では、これまでに日本を除くすべての国の首脳がウクライナを訪問していたことに触れながら「日本は安全上のリスクを理由に長いあいだ訪問をちゅうちょしていた。今回の突然の訪問は、ウクライナに対する日本やG7からの連帯や支援を伝えることを可能にするだろう」と指摘しています。

また、日本では、総理大臣が国会開会中に外国出張することに困難があるなど、訪問実現までには多くの課題があったなどと伝えています。

一方、イギリスの公共放送BBCは、同じ時期に中国の習近平国家主席がロシアを訪問したことに触れ「日本と中国の指導者は、紛争で敵対する国々に、それぞれ戦略的に訪問した」と指摘しました。

その上で「中国の指導者がモスクワを訪問したのは影響力を拡大させるためで、同じ時期に日本の指導者がウクライナを訪問したことは、地政学的な混乱の中で日本の立ち位置について強いメッセージを送るものだ」などと岸田総理大臣のウクライナ訪問の意義を分析しています。

米ホワイトハウス高官「ウクライナへの強い支援示す一例」

岸田総理大臣がウクライナの首都キーウを訪問しゼレンスキー大統領と会談したことについてアメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は21日、記者会見で「日本がウクライナを支援するために、国際社会とともにどれほど力強く立ち向かっているかを示す一例だ」と述べて歓迎しました。

また、国務省のパテル副報道官は「われわれは、岸田総理大臣がウクライナの人たちを支援し、国連憲章やその普遍的な価値観を支持するために歴史的な訪問を決断したことを強く支持する」と述べました。

米駐日大使 「歴史的な訪問だ」

アメリカのエマニュエル駐日大使は21日自身のツイッターに投稿し、岸田総理大臣のウクライナ訪問について「歴史的な訪問だ」としたうえで「ウクライナの人々を守り、国連憲章の普遍的な価値を推し進めるものだ」と評価しました。

岸田首相 キーウの修道院を訪問 祈りささげる

岸田総理大臣は21日午後、首都キーウの中心部にある修道院を訪れました。

修道院の壁には戦闘で亡くなった兵士たちの写真が掲げられています。

岸田総理大臣は、多くの市民に見守られる中、白い菊の花で作られた花輪を壁の前に手向け、静かに祈りをささげていました。

岸田首相 ブチャ視察「日本国民を代表してお悔やみ、お見舞い」

ウクライナを訪れている岸田総理大臣は、21日午後、ロシアによる軍事侵攻で多くの市民が殺害されたキーウ近郊のブチャを視察しました。

このなかで広場が一時的に多くの遺体の埋葬場所になっていた教会を訪れ、犠牲者を悼んで献花しました。

ブチャの市長が日本の支援に対し謝意を述べると、岸田総理大臣は「ブチャの地に足を運び、残虐な行為に対して強い憤りを感じる。残虐な行為によって命を落とされた方、傷つかれた方々に日本国民を代表して心からお悔やみを申し上げ、お見舞いを申し上げる」と述べました。

また、教会の中で当時の状況を伝える写真パネルを前に説明を受けるなどし、30分ほど滞在しました。

ウクライナ外務次官「岸田首相訪問を歓迎」

ウクライナ外務省のジャパロワ第1次官は日本時間の21日午後8時すぎ、ツイッターへの投稿で「ウクライナは、岸田文雄総理大臣を歓迎します。この歴史的な訪問は両国の結束や強固な協力関係の象徴です。私たちの将来の勝利に向けた支援に感謝しています」とするメッセージを載せました。

投稿は、ウクライナ語と英語で書かれ、文末には日本語で「ようこそ」とも記載されているほか、ジャパロワ次官が、キーウの駅のホームに降り立った岸田総理大臣を歓迎する写真も掲載されています。

日本時間21日夜 岸田首相 キーウに到着

岸田総理大臣を乗せた列車は現地時間の21日正午すぎ、日本時間の午後7時すぎに首都キーウの中心部の駅に到着しました。

ウクライナの国旗と同じ青色と黄色の列車がゆっくりと駅のホームに入って停車すると、列車からは日本政府の関係者とみられる人たちが次々と降り立ちました。

現地に駐在する松田大使やウクライナ政府の関係者が出迎える中、岸田総理大臣は最後にホームに降り、ウクライナ外務省のジャパロワ第1次官と握手したりことばを交わしたりし、時折、笑顔も見せていました。

岸田総理大臣が到着したホームは事前に、厳しく立ち入りが制限されたほか兵士たちによる警備が敷かれ、岸田総理大臣は出迎えにきた車に乗り込みすぐに駅を離れました。

ウクライナからの避難者たち さらなる支援に期待する声

ウクライナから日本に避難している人たちからは訪問への感謝やさらなる支援に期待する声が聞かれました。

去年9月に首都キーウ近郊のブチャから避難し都内のウクライナ料理店で働いているスヴィトラナ・トロツァンさんは「先進国のリーダーである岸田総理大臣が現地を訪れることは私たちにとって大事な機会です。ウクライナの人たちが直面している恐ろしい出来事を見てもらいどのような支援が必要か理解していただきたいです」と話していました。

また、去年4月にウクライナ西部のリュボムリから日本に避難してきたナタリヤ・イェブトゥシュクさんは「今回の訪問はウクライナの民主主義や平和主義への支持を示すよい機会になると思います。日本には高い建築技術など今後の復興に向けて貢献してもらえると非常にありがたいです」と期待を寄せました。

ウクライナの避難者を支援している「日本ウクライナ友好協会」のコヴァリョヴァ・ナタリヤ理事長は「岸田総理大臣の訪問の決断に感謝したい。物資の輸送が滞っていたり車が不足していたりするなど現地にはさまざまな問題があり大統領との会談などを通じて解決への道筋を示してもらえたらありがたいです」と話していました。

首都キーウの人たち 復興支援に期待する声

岸田総理大臣のウクライナ訪問について、首都キーウの人たちからはウクライナへの復興支援に対する期待の声が聞かれました。

35歳の男性は「ウクライナにとって日本の総理大臣の訪問は非常に重要です。日本はウクライナから避難した人を受け入れてくれました。支援の継続を期待しています。日本はロシアと北方領土の問題を抱えながらも私たちを助けてくれていることを忘れてはならないと思っています」と話していました。

37歳の女性は「戦闘によって破壊された都市やインフラ施設の再建に向けた支援を期待したいです。日本の高い技術力があれば実現できると思います」と話していました。

77歳の男性は「けさのニュースで知りびっくりしました。これまでも友好関係を築いてきた日本の総理大臣が来てくれることはうれしいことです。日本が私たちから必要な支援について聞き、この戦争を止める必要性を理解してくれることを望んでいます。経済的な支援をはじめ、教育や技術面での支援も期待したいです」と話していました。

中国 岸田首相の訪問をけん制

岸田総理大臣がウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行うことについて、中国外務省の汪文斌報道官は、21日の記者会見で「国際社会は和平交渉を促すという正しい方向を堅持し、ウクライナ危機を政治的に解決するための環境を作り出すべきだ。日本には情勢の緩和に役立つことを行い、その逆のことをしないよう望む」とけん制しました。
地元広島からは被爆国として平和へのメッセージ発信期待の声

岸田総理大臣が日本時間の21日夜、ウクライナのゼレンスキー大統領と首脳会談を行うことについて、岸田総理大臣の地元で、2か月後にG7広島サミットを控えている広島市では、唯一の被爆国として平和へのメッセージの発信を期待する声が聞かれました。

市内に住む48歳の女性は、「日本としてウクライナに寄り添う姿勢を見せてほしい。サミットも含めて、パフォーマンスにならないようにしてほしい」と話していました。

また、73歳の男性は、「行くのが遅かったとは思うが、会談を通じ、唯一の被爆国として平和へのメッセージを広めてほしい。ウクライナに行くかどうかは、サミットも含めたこれからの日本の発信力に影響すると思う。どのような行動や発言をするのか注目している」と話していました。

政府 岸田首相がキーウ訪問し大統領と会談行うと発表

政府は、岸田総理大臣が21日、ウクライナのキーウを訪れて、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行うと発表しました。

首脳会談では、岸田総理大臣がゼレンスキー大統領のリーダーシップのもとで祖国を守るために立ち上がっているウクライナ国民の勇気と忍耐に敬意を表し、日本と、日本が議長を務めるG7=主要7か国として、ウクライナへの連帯と揺るぎない支援を直接伝える予定だとしています。

また、ロシアによるウクライナ侵攻と力による一方的な現状変更を断固として拒否し、法の支配に基づく国際秩序を守り抜く決意を改めて確認するとしています。

そして、22日、ポーランドを訪問して首脳会談を行い、ウクライナ情勢をめぐる対応を含めた2国間や国際社会での協力強化を確認し、23日朝に帰国するとしています。

日本時間の21日午前 ポーランドの駅からウクライナに出発

岸田総理大臣を乗せた車は、ウクライナの隣国ポーランドのプシェミシルの駅に日本時間の午前、到着しました。

車列は、プシェミシル駅のウクライナ方面に向かう国際列車が利用するプラットホームの手前に直接、乗り入れました。そして、車列の1台目の車から、岸田総理大臣が降り、停車中の列車に乗り込みました。

このあと、岸田総理大臣に続き、外務省の山田外務審議官などの外務省関係者や、秋葉国家安全保障局長などの政府関係者が乗り込む姿が確認できました。段ボール箱に入った荷物を積み込む様子も確認できました。その後、列車は、各車両の扉を手動で閉めたあと出発しました。

ポーランドへはチャーター機を利用

岸田総理大臣は訪問先のインドからポーランドに入る際には政府専用機ではなく、チャーター機を利用しました。

岸田総理大臣のインド訪問にあわせて政府は、水面下で民間のビジネスジェットをチャーターしていました。

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が今月1日にアメリカから日本に帰国する際に使ったチャーター機と同じ機種で、10人あまりが搭乗できるということです。

チャーター機は、岸田総理大臣を乗せた政府専用機が出発する3時間あまり前、19日午後8時ごろに羽田空港を出発し、インドに向かっていました。

岸田総理大臣はインドでの一連の日程を終えたあと、空港に待機させていたチャーター機にひそかに乗り込み、日本時間の21日未明にインドを出発しました。そして、午前7時40分ごろウクライナに近いポーランド南東部の街、ジェシュフに到着しました。

政府としては、岸田総理大臣に同行する職員も最小限に絞るなど情報管理を徹底するためにチャーター機を利用したものとみられます。

岸田首相 インドからウクライナへ

岸田総理大臣は19日、日本をたってインドを訪れ、20日はモディ首相と首脳会談を行いました。

当初の日程では日本時間の21日午後、インドから帰国の途につく予定でしたが、岸田総理大臣は21日未明にチャーター機でインドを離れ、21日朝、ウクライナの隣国、ポーランドのジェシュフに到着しました。

その後、国境に近い街、プシェミシルまで車で移動して、列車に乗り込みウクライナの首都、キーウに向かっています。そして日本時間の21日夜、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行うことにしています。

太平洋戦争後、日本の総理大臣が戦闘が続く国や地域を訪れたことはなく、日本の首脳によるウクライナ訪問は、去年2月にロシアが軍事侵攻を開始して以降、初めてとなります。

ゼレンスキー大統領との首脳会談で、岸田総理大臣は、G7議長国として、ロシアに対する厳しい制裁などで国際社会の結束を促すとともに、日本としても復興や人道面を中心に最大限のウクライナ支援を継続していく考えを伝えるものとみられます。

ウクライナには2月、アメリカのバイデン大統領が訪問するなど、G7各国の首脳が訪れています。岸田総理大臣も1月にゼレンスキー大統領と電話で会談した際に、訪問の要請を受け、5月のG7広島サミット前には実現したいとして検討を続けていました。

岸田総理大臣はゼレンスキー大統領との会談を終えたあと、再びポーランドに移動し、首脳会談を行うことにしていて、23日の朝に帰国することにしています。

ウクライナ訪問めぐる経緯

ウクライナには、去年2月の軍事侵攻開始以降、ヨーロッパ各国首脳らが相次いで訪問し、岸田総理大臣も水面下で模索してきました。

去年6月には、ドイツでのG7サミット出席にあわせて訪問することが検討されましたが、実現には至りませんでした。

最大の課題は安全の確保です。各国の首脳は、軍隊や特殊機関なども動いて訪問したとされていますが、日本の自衛隊には、海外での要人警護などに対応できる明示的な規定がなく、難航しました。

去年12月にも訪問の検討が行われ、関係国の協力を得て警護態勢の構築を試みましたが、ウクライナでの戦闘が激しさを増したことなどもあり、見送られました。

そして、ことしG7の議長となった岸田総理大臣。1月6日にはゼレンスキー大統領と電話で会談し、現地への訪問を要請され「検討する」と応じました。

先月には、アメリカのバイデン大統領、イタリアのメローニ首相が相次いで訪問し、G7の首脳で訪れていないのは岸田総理大臣だけとなっていました。

政府内では「G7広島サミットまでに何としても実現すべきだ」という意見が強まり、十分な安全確保に向けて、関係国との調整を加速させていました。

各国首脳の訪問状況

去年2月の軍事侵攻開始以降、各国首脳は、相次いでウクライナを訪問しました。

去年3月、ポーランドなど東欧3か国の首脳が訪れ、ゼレンスキー大統領と結束を確認しました。

去年4月には、G7=主要7か国のメンバー、イギリスの当時のジョンソン首相、5月にカナダのトルドー首相、6月には、フランス、ドイツ、イタリアの3か国の首脳が夜行列車で一緒に現地入りしました。

一方、アメリカは、ブリンケン国務長官ら高官が訪れたものの、バイデン大統領の訪問は実現しておらず、動向が焦点となっていました。

そうした中で、侵攻開始から1年になるのを前に、2月、バイデン大統領が電撃訪問し、国際社会を驚かせました。アメリカ政府高官の話として、訪問計画は、ハリス副大統領の周辺にも知らせず、極秘裏に実行されたことが伝えられています。

去年就任したイギリスのスナク首相や、イタリアのメローニ首相も、すでにウクライナを訪れています。

ウクライナ 日本に財政支援などで主導的な役割を期待

ウクライナ政府は、ロシアと対抗する上でG7=主要7か国との連携は非常に効果的だと考えています。

アジアで唯一のメンバーである日本からの強い連帯の意思の表明は、ウクライナにとって大きな意味を持っています。

G7のことしの議長国をつとめる日本には、欧米やアジアの国々の意向をとりまとめ、財政面や人道面の支援で主導的な役割を果たすことを期待しています。

ウクライナ側が特に重要視しているのが、「復興支援」です。NHKが先月、ウクライナの調査機関と共同で行った市民1000人に対する意識調査でもその傾向が浮き彫りになりました。

この中で日本がウクライナを支援するため国際社会で何ができるか尋ねたところ、「復興支援」が33%ともっとも多くなりました。

日本政府はすでにJICA=国際協力機構を通じてウクライナの復旧・復興に向けた224億円余りの無償資金協力を決めていて、破壊された電力施設の修復や地雷や不発弾の処理対策などの支援を進めています。

一方、意識調査で、日本がウクライナに対して行っている人道支援について知っているか尋ねたところ、「はじめて聞いた」という答えが61%ともっとも多く、日本が進めている人道支援があまり知られていない実情も明らかになっています。

日本がロシアに対する制裁措置に加わっていることもウクライナ側は評価していて、今後も経済的な圧力の強化や、ロシア軍の戦争犯罪の責任追及などを巡り日本の継続的な協力を期待しているものとみられます。

これまでの日本の支援

政府はこれまでに、ウクライナや周辺国などにおよそ15億ドルの支援を順次実施しています。

人道支援では、ウクライナや、避難民を受け入れている周辺国に、食料や生活必需品、医薬品などを提供しました。

また、ウクライナ国内の発電所などが破壊され、各地で停電が起きたことから、発電機などの供与も進めています。

さらに「防衛装備移転三原則」の運用指針を改正し、防弾チョッキやヘルメット、それに化学兵器に対応した防護マスクや防護服など、自衛隊の装備品も提供しました。

一方、ウクライナからの避難民の受け入れも進めてきました。出入国在留管理庁によりますと、これまでに2300人あまりが入国し、就労や教育などの支援を受けながら日本国内で暮らしています。

そして、岸田総理大臣は、ロシアの侵攻開始から1年となった先月、ウクライナに55億ドルの追加支援を行うことを表明しました。』

中ロ首脳会談 両国の緊密な関係を誇示 共同声明で対米けん制

中ロ首脳会談 両国の緊密な関係を誇示 共同声明で対米けん制
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230322/k10014015581000.html

『2023年3月22日 7時14分

中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領の首脳会談が21日行われ、両国の緊密な関係を誇示しました。

会談後の共同声明ではウクライナ情勢をめぐって具体的な解決策が示されない一方で、両国と対立を深めるアメリカを強くけん制しています。

ロシアを訪問している中国の習近平国家主席とプーチン大統領の首脳会談は、21日、首都モスクワのクレムリンで、両国の主要な閣僚も参加して行われました。

会談後、共同声明が発表され「両国関係は歴史上最高のレベルに達し、着実に成長している」として両国の緊密な関係を誇示しました。

一方、ウクライナ情勢については「責任ある対話が危機の持続的な解決を見いだす最善の方法だ。国際社会はこの点で建設的な努力を支援すべきだ」と強調していますが、具体的な解決策は示されませんでした。

プーチン大統領は共同記者発表で、中国が示してきた対話と停戦の立場を支持する姿勢を示し「欧米とウクライナで準備が整えば、平和的な解決の基礎となり得るが、そうしたアプローチは今のところ見られない。むしろ西側は、徹底してロシアと戦うことを決めたようだ」と述べ、ウクライナへの軍事支援を強める欧米をけん制しました。

これに対し、習主席は「中国は一貫して客観的かつ公正な立場を堅持し、和平交渉を積極的に促してきた」などと、ウクライナ情勢をめぐる中国の立場を繰り返し主張しました。

そのうえで「私は引き続き、さまざまな方法を通じて、プーチン大統領と密接な意思疎通を保ち、両国関係の安定的かつ長期的な発展へと、ともに導いていくことを期待している」と述べ、ロシアとのさらなる連携強化に意欲を示しました。

一方で、アメリカなどが懸念する中国からロシアへの軍事支援について具体的な言及はありませんでした。

また共同声明では、台湾をめぐる情勢などを念頭に「両国は冷戦思考に基づくアメリカのインド太平洋戦略がこの地域の平和と安定に及ぼす負の影響に留意する」として、ともに対立を深めるアメリカを強くけん制しました。
対アメリカへ結束強調 原発処理水の放出へ懸念表明
ロシア大統領府が21日に発表した中国とロシアの共同声明では「双方は多極化する世界秩序の構築を加速する」などとしてアメリカに結束して対抗する姿勢を強く打ち出しています。

この中では、アメリカとイギリス、オーストラリアの3か国による安全保障の枠組みAUKUSや、2030年代にアメリカ製の原子力潜水艦がオーストラリアに初めて配備される見通しになったことについて「深刻な懸念を表明する」と反発しています。

一方、共同声明で中ロ両国は東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水を基準を下回る濃度に薄めて海に放出する計画についても「深刻な懸念を表明する。近隣諸国や国際機関に対して透明性を確保し科学的で安全な方法で処分する必要がある」と主張して、日本をけん制しています。』

統合幕僚長に吉田氏 陸は森下氏、空が内倉氏

統合幕僚長に吉田氏 陸は森下氏、空が内倉氏
https://nordot.app/1011070835181305856?c=302675738515047521

『浜田靖一防衛相は22日の繰り下げ閣議で、退職する山崎幸二統合幕僚長の後任に吉田圭秀陸上幕僚長を充てるなどの人事を報告し、承認された。

浜田靖一防衛相は記者会見で「防衛力の抜本的強化を推進する観点で人事を行った。見識や経験を生かして職務に精励してほしい」と述べた。

陸幕長には森下泰臣東部方面総監が就き、航空幕僚長には退職する井筒俊司氏に代わり内倉浩昭航空総隊司令官を起用する。発令は30日付。

 【統合幕僚長】

 吉田 圭秀氏(よしだ・よしひで)東大卒。86年陸上自衛隊。陸上総隊司令官を経て21年から陸上幕僚長。60歳。東京都出身。

© 一般社団法人共同通信社 』

「習近平・プーチン」非公式会談に見る習近平の本気度

「習近平・プーチン」非公式会談に見る習近平の本気度
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20230321-00342205

『3月20日夜、習近平国家主席はプーチン大統領と二人だけの非公式会談を行い、ウクライナ危機に対する習近平の「和平案」をプーチンは検討する用意があると語った。案の定、アメリカは反対。そのゆくえは?

◆習近平・プーチン、二人だけの非公式会談

 3月20日夜、習近平国家主席とプーチン大統領が二人だけの非公式会談を行った。非公式会談の内容は「非公式」なので公開されていないが、それに先立ち、二人は記者団の前で軽い挨拶程度の対談を披露している。

 この対談が面白い。

 何が面白いかというと、習近平の表情だ。

 まるで「慈悲に満ちた」と言わんばかりの「にこやかな笑顔」を、終始プーチンに向けている。

 プーチンの方はと言えば、自分は習近平よりもやや(8ヶ月)年上だが、まるで「頼もしい兄貴」を見ているような目つきなのである。

 以下にその写真を張り付ける。上記の動画から切り取ったもので、これは香港中国通訊社の「通視」というYouTubeチャンネルの動画だ。

「慈悲深げな」笑みを浮かべる習近平国家主席 出典:通視

「頼もしい兄貴」を見るような表情で習近平を見るプーチン大統領 出典:通視

 拙著『ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略』で、習近平のロシアに対する姿勢を【軍冷経熱】という言葉で表現した。中国国内にウイグル族などの少数民族問題などがあり、「一つの中国」原則として台湾を「中国の領土の一部」とみなしているため、「領土主権を犯してはならない」という鉄則を堅持しているので軍事的にはロシアを支援しないが、経済的にはアメリカから制裁を受けている国同士として、絶対的にロシアの側に立つという姿勢を崩さないということを指す。

 しかし、実際に習近平の心の中では、他国を侵略しているプーチンをどのように位置づけているのかを知るのは非常に困難だ。

 その困難な作業に、この動画は回答を与えてくれた。

 これまでの習近平のさまざま表情から察するに、習近平はプーチンが「好き」なのだろう。本気でプーチンを信頼し、本気で経済的には支えようと考えていることが、習近平の表情から読み取れる。

 しかし台湾の平和統一を悲願としている習近平としては、それでも軍事的にはプーチンを支援することはできない。台湾を武力攻撃するつもりかと台湾の選挙民に思われたくないからだ。したがって軍事支援はしない。

 その分だけ「お金は落とす」ので、「どうか、私が提案したウクライナ紛争の和平案に関しては、私の顔をつぶすようなことはしないでね」というのが本音なのだろう。すなわち、習近平は本気で「和平案」を進めていくつもりなのだということが、この表情から読み取れるのである。

 一方、プーチンの方も「世界で唯一頼れる大国のリーダー」として習近平を位置付けており、「あなたの言うことなら聞きます」という心情をのぞかせている。

 プーチンにしても本当はいい加減で戦争をやめたいだろうが、ここまで来てしまうと、やめるにやめられないメンツというかプライドがあり、「習近平がとめたのなら、まあ、仕方ない」とばかりに、「習近平の顔を立てるために」という口実を設けて、停戦に向かっていくのではないかというムードを醸し出している。

 記者団の前での会談の内容は儀礼的に褒め合うという範囲を大きく超えていないが、それでもプーチンが「ウクライナ問題に関して話し合う用意がある」と公言したのは大きい。

◆中国の「和平案」に反対表明をするアメリカ

 中露首脳会談を受け、アメリカのブリンケン国務長官は「ロシア軍が占領した領土を凍結させる可能性のある中露のウクライナ和平計画に世界は騙されてはならない」と述べた。

 もちろん、ロシア軍が完全撤退すれば、それに越したことはない。

 しかし、そのようなことをするプーチンではなく、それを待っていたら第三次世界大戦に発展するか、どちらかの国の国民の犠牲者が限界を超えるところにまで達するしかなくなるだろう。

 ウクライナが完全勝利するのならいいが、それは現実的とは思えない。

 であるならば、「臨時的な凍結」であっても、ともかくこれ以上の戦火を拡大しない方が、「ウクライナ国民の命の犠牲も、これ以上は増えない」という意味で犠牲者の拡大を防げる。

 だが、2月22日のコラム<ブリンケンの「中国がロシアに武器提供」発言は、中国の和平案にゼレンスキーが乗らないようにするため>の「停戦に関する米中ウの言動」という一覧表にも書いた通り、アメリカは、ともかく停戦をさせたくない。 

 少なくともこれまでは、何としても戦争を継続させようとしてきた。

 3月20日のコラム<習近平の訪露はなぜ前倒しされたのか? 成功すれば地殻変動>に書いた、高齢の元中国政府高官の話によれば、今回は中国の停戦促進への動きが具体化してきたため、アメリカは「中国に平和への貢献をさせてはならじ」とばかりに、習近平が提案する「和平案」を否定するだけではなく、「アメリカがウクライナ紛争を解決した」という功績を残すために、ひょっとしたらウクライナに引導を渡すかもしれないとさえ、推測している。

◆ウクライナは習近平の「和平案」をどう受け止めているのか?

 では、そのウクライナは習近平提案の「和平案」を、どのように受け止めているかというと、3月17日のコラム<ウクライナ外相が中国外相と電話会談 中国の「和平案」を称賛>に書いたように、ウクライナのクレバ外相は習近平提案の「和平案」を称賛している。

 3月20日には、ウクライナ外務省のニコレンコ報道官は、「中国がロシアへの影響力を行使してウクライナ侵略を終わらせることを期待している」と重ねて述べている。

 もちろん両者ともにロシア軍の完全撤退を望むことを基本としているのは確かだろう。それでもなお、そうとは書いていない習近平提案の「和平案」に期待していると、ウクライナ側は言っているのだ。

 もちろんゼレンスキー大統領は「ロシア軍完全撤退とは書いてない和平案」を出した「習近平となど会いたくない」とは一度も言っておらず、何としても習近平と会話したいと、「和平案」公表後にも言っている。

◆習近平は「イラク戦争20周年」のタイミングを狙った

 一方、アメリカのブリンケン国務長官は習近平のロシア訪問を、「プーチンの残虐行為を覆い隠すための行為だ」と強く非難している。その非難の理由として国際刑事裁判所(ICC)がプーチンに逮捕状を出した直後の訪露を挙げている。

 中国は、アメリカがこう出るであろうことを百も承知だ。なぜなら習近平の訪露日程が報道された3月17日の直後に、ICCがプーチンに対する逮捕状を出しているので、この逮捕状は、習近平の訪露をアメリカに非難させるために仕組まれたものだと、中国は解釈しているからである。つまりICCの中心的な人物(西側の仲間)とアメリカが示し合わせたものだと中国では見ているのだ。

 そのため習近平は、あえて3月20日―22日という日程を選んだとも言える。

 3月20日は2003年にアメリカがイラク戦争を始めた日だ。イラクが大量破壊兵器を持っているからということを理由に、国連決議も経ずにいきなりイラクを侵略したが、実際には大量破壊兵器は存在しなかった。だというのにイラク戦争で20万以上の民間人を死に追いやっただけでなく、イラク戦争によりイラク国内の治安を劇的に悪化させ、ISが活動する環境を生む結果を招いた。

 アメリカのこの行為は、明らかに「戦争犯罪」であるにもかかわらず、時のジョージ・ブッシュ大統領は糾弾されていない。

 それは不公平で非正義だというのが非西側諸国の論理で、中国の中央テレビCCTVをはじめ多くのメディアが、習近平の訪露に合わせたように、大々的にイラク戦争の犯罪性を報道している。

 これもまた、習近平が訪露日程を決めた背後にある事情の一つであることを考えると、その戦略性は侮れない。

◆台湾の馬英九元総統が訪中

 習近平の戦略性は、まだある。

 3月20日のコラム<習近平の訪露はなぜ前倒しされたのか? 成功すれば地殻変動>に書いたように、高齢の元中国政府高官は、習近平の訪露日程の調整に「台湾の蔡英文総統が訪米して、マッカーシー米下院議長と会談する可能性がある」ことが関係していると話してくれたが、それを証拠づけるような情報が飛び出してきた。

 習近平がモスクワに向かって旅立った同じ日の3月20日、台湾メディア中時新聞網は、3月27日に「中華民国」台湾の馬英九元総統が12日間の日程で訪中すると発表したのだ。

 親中の代表であるような馬英九の訪中が成功すれば、習近平の悲願である台湾平和統一への道が一歩近づく。そのためにも、習近平としては、何としてもウクライナ危機に対する「和平案」が有効に働くことを、来年1月の総統選に向けて、台湾の選挙民に発信していかなければならない。1949年10月に中華人民共和国が誕生して以来の国家運命がかかっているのである。

記事に関する報告

遠藤誉
中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士

1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。中国問題グローバル研究所所長。筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任。日本文藝家協会会員。著書に『習近平三期目の狙いと新チャイナ・セブン』(2022年12月中旬発売。PHP新書)、『もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」』、『ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略』、『 習近平 父を破滅させた鄧小平への復讐』、『「中国製造2025」の衝撃』、『毛沢東 日本軍と共謀した男』、『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』、『中国がシリコンバレーとつながるとき』など多数。』

中国はロシアへの兵器提供を「自制」できるのか

中国はロシアへの兵器提供を「自制」できるのか
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/29716

『2023年3月2日付の英エコノミスト誌が、ウクライナの戦争でロシアを支援するため殺傷兵器を中国が供与するかについての記事を掲載し、中国は目下のところ慎重に構えているが、ロシアが戦場で苦境に立つ時、中国の辛抱が試されることになろうと述べている。

 ロシアはウクライナへの侵略で戦車を含む9400台以上の装備を失った。ロシアには弾薬が不足している。もし、中国がロシアに兵器を提供することになれば、戦争の趨勢を変えることになろう。また、中国と欧米との関係に深刻な危機の引き金となろう。

 2月23 日付の独シュピーゲル誌はロシア軍が中国企業から攻撃型ドローン100機を買いつけるために交渉していると報じた。2月24日、米ワシントン・ポスト紙は、中国は砲弾のロシアへの供与を考慮していると報じた。

 中国は世界第4位の兵器輸出国であり、7つの中国企業がトップ20の防衛企業に入っている。これは米国に次ぐ2位である。

 ウクライナ戦争はロシアとの防衛関係をリバランスさせる機会を中国に提供するかもしれない。長い間、中国はロシアの軍事技術を輸入し、模造品を作ってきた。2017~21年の間の防衛関係輸入の81%はロシアからであった。中国の最新ステルス戦闘機のエンジンもそうである。

 中国はロシアに、ドローン、巡航ミサイルなどの精密兵器を提供し、見返りに、宇宙への打ち上げに(潜在的には弾道ミサイルにも)使われるロシアのロケットエンジンの技術を望むかもしれない。潜水艦技術やジェットエンジンも魅力的な候補となろう。

 中国の指導部は割れている。ロシアのウクライナ侵攻に先立つ数週間前、中露両国は「限りない」友好を祝った。中国には米国のエネルギーをインド太平洋から欧州に振り向けさせるとの考えを好む向きもある。

 しかし、自制する理由もある。ロシアによる戦争を支援することは中立的な仲介者という中国の装いを破裂させる。それは、米国との関係に毒を盛り、欧州の反発を誘発する。

 目下のところ、中国は慎重に構えている。2 月 24日、バイデン大統領は「ロシアに対する兵器の提供を中国がすることは予期していない」と述べた。もし、この春あるいは夏に、戦場でロシアの地位が絶望的となれば、中国の辛抱は強烈な圧力に晒されるであろう。

*    *    *

 中国がロシアに対する殺傷兵器の支援に踏み切れば、それはウクライナ戦争の帰趨を左右し得るインパクトを持つであろう。イランや北朝鮮による支援の比ではあり得ない。米国をはじめとする西側が警戒するのは当然である。

 2月19日にテレビ番組でブリンケン米国務長官は、中国はロシアに弾薬を含む殺傷兵器を提供することを検討しているとの情報があると述べ、ミュンヘンで会談した王毅国務委員に対し、その場合には「深刻な結果(serious consequences)」を招くことを警告したことを述べた。

 2月20日、中国外交部の報道官は「戦場に武器を流し込んでいるのは米国であって、中国ではない。米国は中国にどうすべきかを指図し得る立場にない」と述べ、ロシアとの関係についてあれこれ言われることは容認しないとの趣旨を述べた。』

『上記のエコノミスト誌の記事によれば、ロシアと中国の間の議論の焦点は砲弾にあるようである。ウクライナの戦争は主として砲撃の応酬で戦われている。双方とも大量の砲弾を急速に消費しており、ロシアの砲弾は恐らくほぼ払底していると見られている。

 中国にはソ連時代の砲に適合する砲弾の在庫があり、中国の支援が得られれば、この先、戦況を左右すると見られる春・夏の攻防において、ロシアにとって大きな助けになるであろう。
中国を「自制」させ得る要因とは何か?

 中国は殺傷兵器の支援を決めた訳ではないようである。中国は慎重に構えているというのがこの記事の見立てである。しかし、中国に自制を促すものがあるとすれば、それは何か。

 人民解放軍の職歴を有し現在は中国の清華大学戦略安全保障研究センター(CISS)の上級フェローであるZhou Boが英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)に一文を寄稿し、中国は中立を貫く、兵器をロシアに提供することはあり得ない、ロシアとの関係がいかに緊密であろうと同盟ではない、ウクライナ戦争で中国がロシアの側に立てば、第三次世界大戦の幕開けとなるなどと述べ、中国が戦争の終結に向けて建設的役割を果たすことを強調している。

 ここに描かれているのは、政権が世界に喧伝したい建設的役割を果たす中国の姿であろうが、それが、中国の自制の要因であり続けるかとなると心許ない。この記事が指摘するように、米欧との関係悪化も自制の理由の一つには違いなかろうが、どれほど強い理由たり得るかとなると疑問が残る。

 いずれにせよ、今後も引き続き警戒を要する。ロシアが戦場で苦境に立つ場合がある時、中国は決定的な選択を迫られるであろう。』

プーチンの黒い過去とメドヴェージェフ

プーチンの黒い過去とメドヴェージェフ
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5419835.html

『元KGBの工作員で、現在大統領のプーチンPutinは、そのキャリアの隙間に元サンクトペテルブルク市St Petersburg(旧名レニングラードLeningrad )国際関係委員会議長、副市長Vladimir Putin as deputy for international relationsという経歴を持つ。

恩師の大学教授アナトリー・サプチャーク(ソブチャク)が同市の市長になるLeningrad’s new mayor, Anatoly Sobchak:写真上左 になされた指名人事であり、プーチンが政界に入るきっかけとなった。1991年のことである。

まだソビエトが崩壊したばかりの混乱期で、ロシア都市部は慢性的な物資不足に悩まされていた。そこでプーチンに課せられたミッションが天然資源と引き換えに諸外国から食糧を調達することであった。

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レニングラード市議会の食糧供給委員会の女性議長マリーナ・サーリエ(Marina Salye):右 は肉とジャガイモをレニングラードに輸入する契約の交渉をするため、1991年5月にベルリンを訪れた。

しかし、交渉は(市議会ではなく)市当局の代表者で、KGBの東ドイツでの潜入任務から戻り、レニングラードの新市長アナトリー・ソブチャク のもとで国際関係担当の副官として働いていたウラジーミル・プーチンとレニングラードの商社〈コンチネント〉間ですでに完了していた。その後、彼女が荷物を追跡すると、ドイツからの品物はレニングラードではなくモスクワに送られていた。

so-1 どうにもキナ臭い動きをしたプーチンだが、もちろんこれは一側面にすぎない。

以降、サーリエ女史はプーチンを徹底的にマークし調べ上げたのだが、そこで出てきたのはプーチン周辺で繰り返されていた謎の取引であり、その複雑さは到底ここに書き出しきれるものではないが、結果として同書はこう結論付けている。

《つまりプーチンが作り出そうとしたのは、資産は豊富だが市場インフラに乏しいロシア経済から利益を生み出すチャンスそのものだった。》

 調査を進めたサーリエ女史はプーチンを汚職で告発する She first accused Putin of corruptionのだが、ここで潰れていたら、もちろん今のプーチンはいない。“工作員”たるプーチンは策謀に加えあらゆる人脈を駆使し、結局“スキャンダル”を無きものにしてしまったのだ。

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ちなみにこの時、法的バックボーンを担った弁護士というのがドミートリー・メドヴェージェフ(メドベージェフ:Dmitrii Medvedev):左。のちのロシアの首相、大統領である。

そしてプーチンをギリギリまで追い詰めたサーリエ女史は一線を退き、プスコフ地方の田舎町で隠居生活を送った。

しかし、2011~12年、議会および(プーチン)大統領選挙に対するデモが起きると、サーリエは活動を再開し、サンクトペテルブルクの反政府グループの主要メンバーになった。
だが、2012年3月、彼女は突然の心臓発作で死亡。享年77だった。死の数週間前、彼女は再びプーチンの悪行を裁くよう求め、プーチンがクレムリンに戻ることを決めたことに激怒する新世代の民主化運動家たちに向けて訴えていた。

このプーチンの「食糧スキャンダル」事件は今のプーチンの戦略を知る上で、詳しく知っておいてもらいたい事件だ。

このサンクトペテルブルクで確立したいくつかの“手法”は、やがて時のエリツィン政権の知るところとなり、大抜擢。

1996年にモスクワに赴任してからわずか3年、1999年12月エリツィンはプーチンを大統領代行に指名。今に至るのである。参照記事 英文記事 英文記事 

6C4EBC44-C709-47E5-846C-479CBFA42B12_w1136_s_d29a59f625、、、

以上は、2022年12月北京で、プーチンからの親書を携(たづさ)え習近平国家と会談するなど気になるメドヴェージェフとプーチンとの接点を筆者が追っていて出てきた事実で、プーチンが亡くなったとして、其の過去や知られたくない事実を隠ぺいするためにもメドヴェージェフが新政権で浮上するかもしれない。

プーチンのこれまでの裏工作、人脈を熟知していると思われるから、、。

過去ブログ:2023年2月プーチン、プリゴジンを支える保守強硬派コワルチュクとは?:1月プーチン後の人物は? ある考察:

2022年2月にウクライナへの侵攻を開始してからというもの、ロシアではすでに39人の政府関係者や大物とされる人物が死亡しており、3月だけでも2人が謎の死を遂げた。

連続するこうした「不審な死」については、ウラジーミル・プーチン大統領が問題のある人物を暗殺しているのではないか、との可能性が指摘されている。参照記事』

米陸軍1万名が駐留するポーランド西部の「Kosciuszko」基地が米軍の恒久基地に昇格。

米陸軍1万名が駐留するポーランド西部の「Kosciuszko」基地が米軍の恒久基地に昇格。
https://st2019.site/?p=20989

『John Vandiver 記者による2023-3-21記事「US Army stakes out permanent presence in Poland with ‘Camp K’」。

  米陸軍1万名が駐留するポーランド西部の「Kosciuszko」基地が米軍の恒久基地に昇格。
 米国独立戦争に味方したポーランド人の工兵将校の名にちなんでいる。通称「キャンプK」。

 ということは、これから米兵の帯同家族のための基地外住宅が整備されることになる。
 ポズナニ市には、米空軍や米海軍など500人くらいが分駐している。
 またポーランド全土では100箇所以上もの、米軍関係拠点がある。』

ウクライナの「市街戦」概況。

ウクライナの「市街戦」概況。
https://st2019.site/?p=20989

『ストラテジーペイジの2023-3-21記事。
   ウクライナの「市街戦」概況。

 広い国のようでも、重要な交通結節点を支配するためには、特定の都市がどうしても争奪対象になる。そこを捨てて他を占領しても意味がないのだ。

 それで両軍とも必死で特定の都市にこだわり続けるのだが、どちらも、砲爆撃能力には余裕がない。特に露軍が、ひとつの都市を砲爆撃でまるごとサラ地に変えてしまうという、シリアの小村が相手ならば得意な戦法を、採りたくても採れない。

 ということは、小火器を携えた歩兵部隊が仕事をするしかないのである。
 そのためにはシミュレーターを使った事前のトレーニングが有効。

 というわけで、市街戦を兵士に教えるための装置をコンテナに詰め込んだシステムが、NATOには用意されている。MOUTという。』

米国の対ウクライナ支援は、1965年から1975年のベトナム戦争経費を、年額の比較において、すでに15%上回っていると。

米国の対ウクライナ支援は、1965年から1975年のベトナム戦争経費を、年額の比較において、すでに15%上回っていると。
https://st2019.site/?p=20989

『Tanmay Kadam 記者による2023-3-21記事「Ukraine War ‘Sucks’ The US Into Vietnam, Afghanistan League; Military Aid To Kyiv Exceeds Yearly Afghan Spendings」。

    ドイツのシンクタンクによる予測。
 米国の対ウクライナ支援は、1965年から1975年のベトナム戦争経費を、年額の比較において、すでに15%上回っていると。

 2001年から2010年までのアフガニスタン戦争に、米国は、GDPの0.25%を注ぎ込んでいた。そして現在、ウクライナ戦争には、GDPの0.21%を割いている。

 ※大事なことはそこじゃない。

1兵も戦地に送らずに、武器弾薬だけ支援することで、国際安全の大きな脅威であった露軍をガタガタにしてやっている「効能」は、1945以降の他のすべての対外軍事関与とは、比較にならない。

1兵も送らないことで、米国社会には「後遺症」は発生しない。ベトナムでもイラクでもアフガンでも、米国社会は「後遺症」を蒙った。

そのダメージの深刻さは、とうてい金銭では測ることはできない。』

ロシアの通関統計は隠していない。

ロシアの通関統計は隠していない。
https://st2019.site/?p=20989

『Paul Mozur, Aaron Krolik and Keith Bradsher 記者による2023-3-21記事「As War in Ukraine Grinds On, China Helps Refill Russian Drone Supplies」。

   ロシアの通関統計は隠していない。2022-2以降、中共からすでに1200万ドル以上の、ドローンならびにドローン部品が、ロシアへ輸出されている。

 トータルでは、70近い数の会社が、26のブランドの、中共製のドローンを、ロシアに売りつつある。DJIは筆頭であるが、他にもゴマンとメーカーがあるのだ。

 DJIについで、対露の戦時納入実績が巨額なのは「Autel」社である。この支那企業は、米国、ドイツ、イタリアに支社を構えている。

 DJI社は、直接の対露輸出はしておらず、相手が迂回輸入をしているだけだと言い張る。

特にカメラや電池などの部品を民間市場からかきあつめてとりよせることを阻止する方法はない。メーカーがそれらを民間市場で売るのは合法なのである。』

クリミアで20日夜に複数機が墜落した…。

クリミアで20日夜に複数機が墜落した…。
https://st2019.site/?p=20989

『ディフェンスエクスプレスの2023-3-21記事「What Kamikaze Drones Were Used to Hit Targets in the Temporarily Occupied Dzhankoi in Crimea」。

    クリミアで20日夜に複数機が墜落した、ウクライナ軍の放った固定翼無人特攻機は、残骸写真の、特徴的なテイルビームおよび垂直尾翼の形から「Mugin-5 RPO」のようだ。

 この無人機は2022夏に、セワストポリの黒海艦隊司令部と、Novoshakhtinskの石油精製工場を攻撃している。

 このUAVは中共製で、通販サイトの「AliExpress」を通じて市場調達できる。宇軍はそれに爆装させているのだ。

 ロシアは、そのプロペラが米国製の「Sail Propeller USA」だというので、無人機も米国製だという宣伝をしている。しかし中共メーカーは、UAVのコンポーネントをすべて自社で製作したりはしない。殊にオフザシェルフの高性能パーツを安く、ふんだんに調達できるのならば。

 なぜ露軍の防空システムは、この無人機を180kmも阻止できなかったのか、その説明はされていない。

 ※撃墜されたというドローンの残骸尾部の写真がSNSに出回っている。

それを見るかぎりでは、「ムジン5」だ。発動機+プッシャープロペラ式。主翼より後方が双胴。水平尾翼はストレートな一枚板で左右の垂直尾翼間を連結。垂直尾翼は、屈曲した鏃形。主翼は高翼配置。主翼両端が少し下向きにまるめられていてウイングレット効果を狙っているバージョンもあるようだ。

《アリババ・ドローン》の代表である。』

ロシアは開戦前は約100機の「カモフ52」攻撃ヘリを擁していた…。

ロシアは開戦前は約100機の「カモフ52」攻撃ヘリを擁していた…。
https://st2019.site/?p=20989

『Ashish Dangwal 記者による2023-3-21記事「Ukraine Destroys ‘Big Stock’ Of Russian Kalibr Missiles While Being Transported By Train」。

    20日、ウクライナ軍は、クリミア半島内の鉄道を攻撃し、それによって、複数の「カリブル」巡航ミサイルを、破壊することに成功した。

 これらのミサイルは、黒海艦隊の軍艦に積み込むために列車輸送されていた途中であった。

 爆発があったことが、半島北部の「Dzhankoy」市から報告されている。両軍対峙線からは90マイル。

 ※この駅は、露領からセワストポリ軍港まで物資を搬入する貨車が、ケルチ大橋からであれ、北からであれ、必ず通過しなければならぬ、交通結節点である。

 情況証拠や住民証言から、攻撃にはドローンが使われたらしい。
 SAM多数が発射され、何機かは撃墜された。

 ※このSAM1発の値段がドローンを上回る。ドローン戦争では攻撃する側に圧倒的な利があり、受け太刀になったら損するばかりなのだ。もっとやれ。防禦を考えているヒマがあったら、その資源は攻撃に回せ。それが敵の攻撃力を殺ぎ、ひいては自国の都市を守るのである。』

新型正規空母の『フォード』。22年末にようやく、耐水中衝撃波試験をクリアした。

新型正規空母の『フォード』。22年末にようやく、耐水中衝撃波試験をクリアした。
https://st2019.site/?p=20986

『ストラテジーペイジの2023-3-20記事。
   新型正規空母の『フォード』。22年末にようやく、耐水中衝撃波試験をクリアした。

 しかし2ヵ月間の公試運転のあいだにまた問題も見つかってしまった。
 電磁カタパルトと、電磁アレスター・ギアーは、いまだに完全ではない。

 それとは別にJBDに違反があることがわかった。
 ジェット・ブラスト・ディフレクター。
 飛行甲板上の固定翼機のエンジン噴射を、斜め上へ反射させて、後方の甲板員を安全にする起倒式の板で、『フォード』には4箇所ある。

 そこに、指定された軍用規格よりも低品質の、民間船舶用の部材が使われていたことが発見された。米国の軍艦造船所は、こうした、ちょろまかし背信行為を、いつまでたっても根絶することができない。

 弾薬用エレベーターの部品についても、同様のちょろまかしがあった。

 弾薬用エレベーターは7基あり、たいへん高速の仕様となっている。これらは、爆発の衝撃を受けても機能し続けなくては困る。そのテストの結果、不具合が分かり、5基は修正したが、2基がまだ残っている。

 旧『ニミッツ』級の弾薬エレベーターは、容量2.3トンで、毎分30m上がる。『フォード』の弾薬エレベーターは、10.9トンを載せて、毎分45mも上がる。

 このエレベーターの違いによって、空母が24時間内に発動できる戦闘ソーティは、3割も増えるのである。

 ※もうみんな、気付いている。《拡大しらね》型の、デカいが安いアーセナル軍艦の、水線下の弾庫からちょくせつ、大型の片道無人機をロケットで放出し、そいつが敵地の寸前でスタンドオフ兵器をバラ撒くようにした方が、トータルのコスパは好い筈だ――と。
そこらの造船所で毎年1ダースでも建造でき、定期改修も、至極かんたんに済む。

人件費はおそらく数十分の一となり、なにより、《空母の被弾沈没》という最悪事態を心配しなくてよくなるのである。

それと、C-130の後部ランプドアから特殊パレットで巡航ミサイルをこれでもかと投下する《空中アーセナルシップ》の組み合わせで、対支戦争はもうOKだ。

正規空母が何隻揃ったところで、それ以上の攻撃を、支那本土の奥地に対して、加えられるものではないだろう。』

米太平洋軍司令官のアキリノ提督が木曜日にシンガポールで語った。

米太平洋軍司令官のアキリノ提督が木曜日にシンガポールで語った。
https://st2019.site/?p=20986

『Bill Gertz 記者による2023-3-16記事「Chinese military commanders refuse talks with U.S. admiral」。

   米太平洋軍司令官のアキリノ提督が木曜日にシンガポールで語った。
 中共の2名の地域軍司令官が、ペンタゴンのインドパシフィックコマンドの司令官との電話相談を拒否したと。

 中共の新外相は先週、中共と合衆国との戦争はこのままでは不可避であると語っている。

 そこでオースティン長官と地域軍司令官がそれぞれ中共のカウンターパートに電話しなければならんと考えたのだが、中共の地域軍司令官×2は話を拒否した。

 オースティンは11月に中共の大将(国防大臣)に面談していて、そのさい、アキリノと支那軍の地域コマンド(南方と東方)の2名の司令官が面談すべきことについて合意をしているのである。

 ※気球問題で熊プーから叱られたものだから、いまだに軍部は不貞腐れているのか。』