RAAMがウクライナ戦線でものすごく有効だと諸方面が認めている。
https://st2019.site/?p=20978
『Brendan Cole 記者による2023-3-16記事「What Are Ukraine’s RAAM Mine Systems? Equipment Stalling Russian Advances」。
RAAMがウクライナ戦線でものすごく有効だと諸方面が認めている。
1980年からある米国製の特殊砲弾なのだが、なぜか今次戦争で株が急上昇した。
有効なのは道理。こいつはまさに「対ソ戦」のために開発されたスペシャル兵器だったからだ。
湾岸で、逃げの一手のサダム軍に対して、こいつを使う機会はなかった。タリバンやアルカイダやISは、AFVに乗って攻めかかって来てはくれぬ。けっきょく、いままでずっと、倉庫で眠らせておくしかなかった。それが、露軍の大攻勢という、またとないチャンスにめぐり遭った。待ってましたというやつだ。
155ミリ砲弾の中から9個の対戦車地雷がバラ撒かれる。その信管は磁気感応式なので、露軍の戦車が踏まずとも、近くを通りかかっただけで起爆する。
RAAM砲弾は、ふつうの榴弾ほど、遠くへは飛ばせない。レンジは2.5マイルから、10.5マイルの間だ。
車両が道路上を進退するしかない泥濘期には、退却する敵をこいつで漸減させてやることも可能だ』