クレディ・スイス株、9日ぶり上昇 中銀の資金供給好感
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR16E530W3A310C2000000/
『【ロンドン=大西康平】16日の欧州株式市場でスイスの金融大手クレディ・スイス・グループの株価が9日ぶりに上昇した。終値は前日比0.325スイスフラン(19%)高の2.022スイスフランで引けた。同社がスイス国立銀行(中央銀行)の資金供給策を使った手元流動性の調達を発表し、経営不安に対する市場の警戒がいったん和らいだ。
株価は2月末の2.852スイスフランから3割安の水準となっており、投資家の懸念…
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『英キャピタル・エコノミクスのニール・シェアリング・グループチーフエコノミストは「金利上昇がもたらす金融システムへの脆弱さに対して市場が敏感になる状態は続いている」と指摘する。
欧州の銀行株で構成されるストックス銀行株指数は同日に1%高で引けた。前日比で一時4%高まで上昇していたが、欧州中央銀行(ECB)による0.5%の大幅利上げの発表による警戒感から伸び悩んだ。欧州の代表的な株式指数も上昇した。ドイツのDAX指数は2%高、英国のFTSE100は1%高となった。
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