ロシア空軍が9機しか持ってないAWACSのうちの1機を損傷させた。
https://st2019.site/?p=20958
『Sakshi Tiwari 記者による2023-3-10記事「Russia Removed MiG-31’s Radar & Used A-50 AWACS To Strike Ukraine; Now Forced To Rely On Ground Control For Combat Ops」。
ミンスク南方のマチュリシチ空軍基地を、ベラルーシのゲリラグループBYPOLが襲撃したのは2-26のこと。
ロシア空軍が9機しか持ってないAWACSのうちの1機を損傷させた。この飛行機は3億3000万ドルする。
この飛行機「A-50U」はすぐに飛行場を去ったことが衛星写真で分かっている。しかし『ユーラシアン・タイムズ』は、レドームと右主翼を小爆発で損壊させられているはずだと、やはり衛星写真から主張する。
ルカシェンコは、この飛行機が損傷したことを認めているという。そのことは英政府情報局が3-9に公表した。
英情報によると、同機は、タガンログにある露軍の修理工場へフェリー飛行した。そのさい高度が通常よりずいぶん低かった。これはキャビンの与圧ができなくなっていることを示唆する。
別の「メインステイ」がベラルーシにやってくるまでのあいだ、同国基地からの露軍機の作戦は、地上の管制レーダーだけを頼りにしなくてはならないだろう。攻撃機も、護衛戦闘機も、シチュエーションがわからぬままに飛ぶことになり、命がけだ。
空対地ミサイル「AS-24」やキンジャルを運用するミグ31K戦闘機も、同様だ。
英情報部の把握によれば、ASMの発射母機となるフォックスハウンドは、機首のレーダーを降ろしてしまっているのだ。近代化改修工事の途中なので。
いままではA-50があったから、それでもなんとかなったが、これからは外部情報ナシ飛行を強いられる。
ミグ31はいま、3機がベラルーシ内に置かれているという。
かたやウクライナ空軍は、米軍とNATO諸国のE-3やE-8ジョイントスターズから、ふんだんにISR情報を提供されている。この差が更に開いた。』