ウクライナ領内で撃墜した「Kh-101」の表面コーティングを解析したところ、…。
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『Defense Express の2023-3-6記事「The russian ‘Stealth’ Was Fake: Research Shows no Radar-Absorbent Coating on Kh-101 Missile」。
ウクライナ領内で撃墜した「Kh-101」の表面コーティングを解析したところ、ロシアは「電波吸収剤」をちっとも開発できていないことが判明した。
さらに「Kh-101」の機体は、アルミ合金を主材とし、一部にはステンレススチールを使っている。今日主流である複合材料は、ラダーとアンテナ(電波高度計と、衛星航法電波受信用)のカバーにしか使われていない。これでは「ステルス」には、ほど遠い。
機体外皮の「厚さ」を減ずることができれば、2ギガヘルツ~12ギガヘルツのレーダー電波を吸収できるのだが、ロシアの巡航ミサイルは、その「薄さ」を達成できておらず、レーダー電波を反射しまくりである。
Kh-101はステルスであるとロシアはさんざん宣伝していたが、実態はこのザマであった。おそらく「スホイ57」も、宣伝のみのステルスなのであろう。
Kh-101がステルスではないということは、露軍はこれを実戦で飛ばす場合には、ひたすら超低空飛行プログラムによるしかないということである。さもなくば西側諸国の防空レーダーによって容易に探知されて撃墜されてしまう。』