ロシアの複数の都市のショッピングモールで、ティーンエイジャーの大量逮捕。

ロシアの複数の都市のショッピングモールで、ティーンエイジャーの大量逮捕。
https://st2019.site/?p=20938

『2023-3-2記事「Explainer: What Is Russia’s PMC Ryodan Subculture?」。
    ロシアの複数の都市のショッピングモールで、ティーンエイジャーの大量逮捕。
 彼らは「PMC リョダン(旅団)」と名乗っているという。ロシア政府は、このあつまりはウクライナがロシアを不安定化させるための工作だと言っている。

 先週の前半、モスクワのAviaparkというショッピングモールで、2つの集団の喧嘩騒ぎあり。動画がSNSに上げられた。

 一方のグループは、背中に蜘蛛が描かれた長袖の黒シャツ + チェック模様のパンツ というお揃いの衣装。これが「リョダン」のトレードマークなのだ。

 掴み合いの喧嘩はモールの各所で起きた。モスクワ警察は、これはフーリガン罪を適用できると見ている。最高で懲役7年の刑にできる。30人ほどが拘束された。

 同様の喧嘩は、数日後にサンクトペテルスブルグでも発生した。Galeriaというショッピングモールにて。そちらでは131人が現行犯逮捕された。そのうち1名は重傷という。

 ふたつの騒ぎをうけて、ノヴォロビルスク、カザン、ドン河のロストフ、クラスノヤルスク市、等でも警察の一斉取締りが発動された。青少年多数が引っ立てられた。

 リョダンのメンバーは見ればすぐにわかる。黒いパーカーの背中には、12本足の蜘蛛の絵が白抜きで描かれ、蜘蛛の背中には数字の「4」(稀に「7」)が……。日本でヒットした犯罪マンガ『ハンター×ハンター』からの直接の影響らしい。

 ロシア語でPMCとは、「民間軍事会社」の意味である。ロシアでは誰でも、ワグネルのことを連想する。

 メンバーにインタビューしたところ、PMCリョダン には特別なイデオロギーは無いという。
 ただ、この格好は目立つので、絡まれるのだと。

 BBCによると、ウクライナの諸都市にも「リョダン」が存在し、すでに200人以上の青少年が逮捕されているという。そしてウクライナ政府は、これはロシア発の社会不安定化工作ではないかと疑っている。

 また火曜日、ベラルーシ南東部のゴメル市でも200人の「PMCリョダン」メンバーが当局によって逮捕されたという。

 ※それにしてもウクライナ発の「ネット工作」が低調すぎる。もう1年も経つのに何をやっているんだ? 

ひたすら辛気臭いゼレンスキーの演説なんぞ外国人に何の感銘も与えはせぬ。

そんな宣伝効果ゼロの動画を流している暇があったら、AIでロシア人ウケするキャラクター(人間)を合成し、その合成人物をして、「反モスクワの秘密地下行動を起こせ」とロシア語でけしかけさせる短い動画を、連日、これでもかというぐらいの新バージョンを作成して、ネット空間に溢れさせるようにしなくてはダメだ。それには大した予算もかからない。

そのさい、ロシアの地上TVで過激な言説を垂れ流しているコメンテイターたちにいかにもイメージが似た合成キャラも複数とりそろえ、そのパロディとなる愚かな話と、真実の皮肉をこもごも発信させ、観賞者に娯楽を提供するのがコツだ。

面白ければ、プロパガンダと知りつつも、みんな視てくれる。』