旧ソ連構成国、ロシアの足元中央アジア5カ国歴訪の米国務長官

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:旧ソ連構成国、ロシアの足元中央アジア5カ国歴訪の米国務長官
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 今日は、こんな所で…。

『中央アジアを歴訪中のブリンケン(Antony Blinken)米国務長官thediplomat_2023-02-24-182325は2023年2月28日、カザフスタンの首都アスタナKazakhstan’s capital Astana で中央アジア5カ国との協議枠組み「C5プラス1:C5 + 1 format 」の閣僚会合に出席した。

バイデン政権は、ロシアによるウクライナ侵略が長期化し、ロシアのウクライナ侵攻で安全保障環境が変化する中、地政学上の要衝・中央アジアへの関与を深め、東西に位置する中ロ両国への圧力を強める考えとみられる。

ブリンケン氏は会合の席上、ロシアとの経済的な結びつきが強い中央アジア各国に対露依存からの脱却を促すため2500万ドル(約34億円)を新たに拠出すると表明した。

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旧ソ連の構成国だったカザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタンの5カ国は、露軍にウクライナからの即時撤退を求める23日の国連総会緊急特別会合の決議案の採決で棄権するか投票に参加しなかった。

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一方で、ロシア系住民を抱える事情がウクライナと似ているカザフスタンのトカエフ(Kassym-Jomart Tokayev)大統領:右 は2022年、プーチン露政権がウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)の親露派武装による一方的な独立を承認したことに反対を表明するなど、地域ではロシアが「力での現状変更」に突き進むことへの懸念もくすぶっている。

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カザフスタンは、ウクライナ侵攻後に動員を逃れるためなどに出国したロシア国民20万人以上を受け入れてきた。

カザフスタンは27日に急きょ、在ロシア通商代表部を閉鎖。ロシア下院の有力議員は自国メディアに対し「カザフは米国に制裁を科されることを恐れたのが理由ではないか」と指摘した。 参照記事 参照記事 過去ブログ:2022年11月ロシア主導のCSTO軍事同盟で威信を失ったプーチン:1月カザフスタンの暴動沈静へ向かう 国境接する中国は静観:

 また、注目すべきは、カザフスタンは30 年以上にわたる外交関係の発展により、フィンランドが北欧諸国の中でカザフスタンにとって 2 番目に大きな投資国で、カザフスタンはまた、フィンランドと中央アジアとの貿易の 90% を占めている事だ。

カザフスタンは石油、天然ガス、石炭、ウラン、銅、鉛、亜鉛などの算出に恵まれた資源大国だが、将来的な枯渇に備え、積極的に先端技術の導入を図っている。この事がフィンランドとの交流と投資を活発にさせているようだ。この事は将来、この地域とウクライナが経済交流で結びつく可能性を想像させる。 英文記事』