旧ソ連構成国、ロシアの足元中央アジア5カ国歴訪の米国務長官

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:旧ソ連構成国、ロシアの足元中央アジア5カ国歴訪の米国務長官
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5414963.html

 今日は、こんな所で…。

『中央アジアを歴訪中のブリンケン(Antony Blinken)米国務長官thediplomat_2023-02-24-182325は2023年2月28日、カザフスタンの首都アスタナKazakhstan’s capital Astana で中央アジア5カ国との協議枠組み「C5プラス1:C5 + 1 format 」の閣僚会合に出席した。

バイデン政権は、ロシアによるウクライナ侵略が長期化し、ロシアのウクライナ侵攻で安全保障環境が変化する中、地政学上の要衝・中央アジアへの関与を深め、東西に位置する中ロ両国への圧力を強める考えとみられる。

ブリンケン氏は会合の席上、ロシアとの経済的な結びつきが強い中央アジア各国に対露依存からの脱却を促すため2500万ドル(約34億円)を新たに拠出すると表明した。

https imgix-proxy.n8s.jp

旧ソ連の構成国だったカザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタンの5カ国は、露軍にウクライナからの即時撤退を求める23日の国連総会緊急特別会合の決議案の採決で棄権するか投票に参加しなかった。

AA180ALq.img 

一方で、ロシア系住民を抱える事情がウクライナと似ているカザフスタンのトカエフ(Kassym-Jomart Tokayev)大統領:右 は2022年、プーチン露政権がウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)の親露派武装による一方的な独立を承認したことに反対を表明するなど、地域ではロシアが「力での現状変更」に突き進むことへの懸念もくすぶっている。

b3f6eb29

カザフスタンは、ウクライナ侵攻後に動員を逃れるためなどに出国したロシア国民20万人以上を受け入れてきた。

カザフスタンは27日に急きょ、在ロシア通商代表部を閉鎖。ロシア下院の有力議員は自国メディアに対し「カザフは米国に制裁を科されることを恐れたのが理由ではないか」と指摘した。 参照記事 参照記事 過去ブログ:2022年11月ロシア主導のCSTO軍事同盟で威信を失ったプーチン:1月カザフスタンの暴動沈静へ向かう 国境接する中国は静観:

 また、注目すべきは、カザフスタンは30 年以上にわたる外交関係の発展により、フィンランドが北欧諸国の中でカザフスタンにとって 2 番目に大きな投資国で、カザフスタンはまた、フィンランドと中央アジアとの貿易の 90% を占めている事だ。

カザフスタンは石油、天然ガス、石炭、ウラン、銅、鉛、亜鉛などの算出に恵まれた資源大国だが、将来的な枯渇に備え、積極的に先端技術の導入を図っている。この事がフィンランドとの交流と投資を活発にさせているようだ。この事は将来、この地域とウクライナが経済交流で結びつく可能性を想像させる。 英文記事』

改めて見直すクリミアの歴史

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:改めて見直すクリミアの歴史
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5414917.html

『ロシアの実効支配により2014年、ロシアが一方的にクリミアCrimeaをロシア側へ併合してしまったのは記憶に新しいが、今後さらにクローズアップされるだろうクリミアという地域はかなり複雑な歴史を抱えている。産業的にはワイン産地で、広大なブドウ耕作地は、併合後、プーチンに近いロシア人富豪に買収されている。

7552E0CA-A9A6-4120-A682-8A77CEmain-qimg-dc2034c4581f01c21ec5cdee3b0b063f-lq

まず、オスマン帝国との戦争の中で、18世紀にロシアはクリミアを占領したが、クリミアは長い間、ロシアとまたウクライナUkraineとさえほとんど関係を持たなかった歴史がある。

その後、クリミアの先住民であるイスラム系クリミア・タタール人Crimean Tatars達が独立を主張が、彼らはソビエト連邦がクリミア半島を支配下に置いた時に抑圧され国外追放されたFireShot Webpage Screenshot #660 – ‘Ölüm(「クリミア・タタール人追放(Sürgün、Surgun)」※この時にはすでに、強制移住されたロシア人の占める割合が増え、先住民の耕作地は、ソ連の国策で没収、または破格値で売却された)。

ソ連崩壊後のウクライナ独立で状況が良くなり、クリミアは単一国家ウクライナの中で自治権を得て、クリミア・タタール人達は国外追放先の中央アジアから徐々に戻ってくるようになるが、すでにクリミアではロシア系住民が過半数以上を占め、ついで1/4程度をウクライナ人、そしてクリミア・タタール人は1割程度だった。

このように、近代においてクリミアの地は状況が複雑に繰り返し変わってきたこともあり、クリミアを単純にロシアの領土と見なすのは、近年の、また昔からの歴史の大部分を無視した、専制主義プーチン・ロシアの一方的解釈であり、国際的にも独立国家だった国の主権を無視した併合、侵略は到底許される行為ではない。

参照記事 過去ブログ:2023年2月ロシアの徴兵と民族浄化、2月23日は露の「祖国防衛の日」:2022年3月ウクライナの民族問題、ナチスを警戒するロシア:3月プーチンの勝手な決めつけとクリミア半島併合に対する失策:2017年2月揺れ動くトランプ政権のロシア政策:2014年3月ウクライナ クリミヤの過去:』

フィンランド、露国境沿い約200kmに高さ3mのフェンス

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:フィンランド、露国境沿い約200kmに高さ3mのフェンス
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5415030.html

 ※ 現状、「国境線」と言っても、こういう感じ…。

 ※ まあ、「動物除け」だな…。

 ※ なにしろ、「長大」だから…。全部、フェンスを設置するというわけには、いかんのだろう…。

 ※ 特に、「喫緊の必要がある部分」に、限定するようだ…。

 ※ 完成予想のイメージだ…。

 ※ 鋭意、建設工事に取り組んでいる…。

『フィンランドは2023年2月28日、ロシアとの国境で全長200キロにわたるフェンスの建設を開始した。安全保障強化のため。:Finland starts construction of Russia border fence

221118162509-finland-russia-border-fence-111822

フィンランドはロシアと全長1340キロの国境を接しており、欧州連合(EU)加盟国の中で最も長い。現在、その国境は主に、軽量の木製フェンスで守られている。現在の木製フェンス;左上 は主に、家畜が国境を越えないためのものだ。今回、ウクライナでの戦闘のための徴兵を逃れようと国境を越えて入国するロシア人が増えているため、フェンスの設置を決めた。

同国の国境警備隊によると、フェンスは高さ3メートルで、上部に有刺鉄線が設置されるという。東部FireShot Webpage Screenshot #663 – ‘Governmentイマトラで3キロにわたってフェンス設置の試験プロジェクトを実施し、6月に終了する予定。

Screenshot(1)イマトラ検問所 Imatra border crossing でのフェンス設置は28日に始まり、まず周囲の森林が伐採された。道路とフェンスの建設は3月に始まる見込みだ。フェンスには、暗視カメラや照明器具、スピーカーなども設置されるという。写真左下は完成イメージ

フィンランド議会は北大西洋条約機構(NATO)加盟手続きを加速させる法案の審議を開始しており、3月1日にも投票が行われる。フィンランドは昨年7月に国境警備法の修正案を可決し、より強力なフェンスの設置が可能になった。ロシアが昨年2月にウクライナに侵攻して以降、フィンランドは東部国境の強化に努めてきた。昨年9月にロシアのウラジーミル・プーチン大統領が予備役の部分動員を発表すると、フィンランドに逃亡するロシア人が増加した。

フィンランドは隣国スウェーデンと共に、欧州では中立の立場を取ってきたが、ロシアの侵攻以降は早急なNATO加盟を求めている。

フィンランドはスウェーデンよりも加盟への外交的な障壁が少ない。フィンランド政府は4月の総選挙までに加盟を実現したいと考えている。加盟には全NATO加盟国の承認が必要。両国を承認していないのはトルコとハンガリーのみとなっている。参照記事 英文記事 英文記事』

『GW』には、艦上給油無人機「MQ-25A スティングレイ」が搭載されるという。

『GW』には、艦上給油無人機「MQ-25A スティングレイ」が搭載されるという。
https://st2019.site/?p=20934

『Ashish Dangwal 記者による2023-3-1記事「US To Deploy ‘World’s 1st Carrier-Based Unmanned Aircraft’ To Japan; Aims To Keep China Away From Taiwan」。

    米海軍はげんざい、唯一の前方展開空母として『ロナルドレーガン』を横須賀に置いているが、これは2025年に『ジョージワシントン』と交替させる予定である。2015にした交替の逆パターンだ。

 そのさい『GW』には、艦上給油無人機「MQ-25A スティングレイ」が搭載されるという。米海軍初の艦上無人機配備となる。』

ウクライナ戦争の余波。

ウクライナ戦争の余波。
https://st2019.site/?p=20934

『ストラテジーペイジの2023-3-1記事。

   ウクライナ戦争の余波。イランが対露援助に本腰を入れ始めたので、イランの手先のゲリラたちが、親分から補給を受けられなくなっている。

 たとえばイエメンのゲリラは、イランから燃料が来ないものだから、地場の樹木を切り倒して炊事の燃料に使っているという。

 ※イランの小艦隊をブラジル政府はリオデジャネイロ港に迎え入れる。「G20」なんて欠席するのが正解だね。五輪もこの調子で辞退しよう! これからず~っと、辞退でイイのだ。』

世界史視点から見た分かりやすい第一次世界大戦の背景

世界史視点から見た分かりやすい第一次世界大戦の背景
https://rekisi-daisuki.com/entry/22-05-21

 ※ 非常に、分かりやすい…。

『三国同盟と三国協商の対立が発端となり、1914年から勃発した第一次世界大戦。広範囲にわたって4年続いた世界大戦です。日本も参加していますが、基本的にはヨーロッパの戦線がメインとなっています。

今回は、そんな第一次世界大戦が起こるまでの経緯や背景をまとめていきます。

スポンサーリンク

目次 [非表示]

ヨーロッパの当時の状況を見てみよう

    ヨーロッパの火薬庫
    3B政策と3C政策
軍備拡張競争

サラエボ事件(1914年)が起こった背景

ヨーロッパの当時の状況を見てみよう

19世紀後半から20世紀初頭にかけての時期は、多くの国で始まった産業革命により商品が大量に作られる『生産過剰な状態』が続いて世界的に不況が起こっていました。

そうした利害関係などから国同士で同盟を結んだり協定を結んだりし始めています。この結果できたのが三国同盟や三国協商です。

なお、三国同盟が出来上がる際にイタリアが「フランスとオーストリアどちらとも仲悪いけど両方相手にするのは分が悪い」ということで独墺との同盟関係を選んだだけで、オーストリアとイタリアの関係は悪いままとなっています。

鉄血宰相

露仏同盟が結ばれた背景を流れで見てみよう【ヨーロッパ史】『世界史視点から見た日露戦争』の記事では、フランスとロシアが結びついたことを簡単にお話ししました。 今回は補足として露仏同盟が結ば…

三国同盟(1882年)と三国協商(1907年)の成立【ヨーロッパ史】 19世紀後半~20世紀初頭にかけて、第一次世界大戦に繋がる『三国同盟』と『三国協商』と呼ばれる同盟関係・協力体制がヨーロッパで出…

そんな19世紀のヨーロッパで景気悪化している前後の時期に重工業での産業革命で力をつけた国がドイツです。

フランスとは領土問題(資源の多いアルザス=ロレーヌ地方)などでギクシャクしている中で覇権国のイギリスとの差を一気に縮め両国をヤキモキさせています。

産業革命を終えて植民地拡大政策を先に行っていた英仏に比較して、経済力の割に植民地を持っておらず『生産力が高まって国力は増大しつつあったけど市場があまりない』状況のドイツは、せっかく工業化によって不況を脱しようと思っても継続が見通せません。

当然、他国と同様に「植民地を獲得しよう!」という方向に向かいました。既に植民地を獲得していた英仏としてはドイツが拡大すると自分達に影響しかねない...ということでドイツに対して警戒するようになっていきます。

この時点でロシアにも警戒していたイギリスはロシアとの関係を深めることはなかったのですが、ロシアの国内事情の悪化で一気に状況が変わっていくことに。

そのロシアの国内事情の悪化が日露戦争の敗戦と革命勢力の台頭です。ロシア内部では敗戦によって、革命勢力がますます力をつけていたのでした。

世界史視点から見た日露戦争(1904-1905年)の背景 日本側から見た日露戦争については以前書いた記事がありますので、細かい部分は割愛して今回はロシア側の事情やヨーロッパ事情を探ってみ…

激動の1905年とロシア内部の事情【ロシア史】日露戦争が終わる直前の1905年、ロシアでは労働運動が高じて血の日曜日事件にまで発展。それ以降、度重なる全国的なストライキに加えてバルチ…

ヨーロッパの火薬庫

この時のロシアの立場は「南へ行って貿易して経済を何とかしたいけど、国内が混乱している中でイギリスとぶつかるのは避けたい」というもの。結局、ロシアはイギリスの影響下にある中東方面への進出を断念。

極東での南下も既に失敗したことから

唯一狙える バルカン半島方面の不凍港 を目指す

状況になっています。

ちなみに、この頃のバルカン半島は(独立した国があったり他国に切り取られたりしながらも)昔から半島を支配していたオスマン帝国の影響力も残っているような時期でした。
ロシアの気になる部分が解消されたイギリスもドイツの躍進が気になっていたため、ついには英仏・英露間で結んだ協力体制【三国協商】を築き上げています。こうして既に独墺伊の間でフランスを意識して結ばれていた【三国同盟】と敵対しはじめたのです。

ここで問題となってきたのがロシアと独墺の進出方向。3国がバルカン半島へ進出しようとして一触即発状態となったため、バルカン半島は『ヨーロッパの火薬庫』と呼ばれるようになりました。

なお、独墺に関しては19世紀に強まっていた民族主義の影響も受けて「ゲルマン民族同士統合しよう」というパン=ゲルマン主義の価値観を共有していたため、協力し合っています。

ただし、パン=ゲルマン主義はロシアのバルカン半島への南下の根拠になっていたパン=スラブ主義と大きく対立。両国とロシアは、この考え方の違いで関係を大きく悪化させました。

3B政策と3C政策

イギリスがドイツと不仲になる決定的になったキッカケが3B政策と3C政策です。正確には当時「3B政策」という言葉は使われていませんが…

どちらも帝国主義政策を行う上での重要都市の頭文字から名付けられています。

3B政策と3C政策

ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世によって主導された3B政策は重要な都市を結ぶ鉄道建設・港湾整備や殖産興業を通じて近東に資本を投下し「自分達の経済圏に組み込んでいこう」というものでした。

【3B政策】

ベルリン
ビザンティウム(イスタンブールの旧名)
バグダード(イラクの首都)

一方の3C政策はイギリスの植民地政策です。アフリカ大陸を南北に縦貫する縦断政策に重要度の高いインドを加えて、それらを代表する都市を鉄道で結んじゃおうという壮大な計画になっています。

【3C政策】

カイロ(エジプトの首都)
ケープタウン(南アフリカの都市)
カルカッタ(インド・西ベンガルの州都)

※イギリスのこの政策があったからアフリカ横断政策を進めたフランスとの間に1898年にファショダ事件(←三国同盟と三国協商の記事に少し触れています)が起きたり、南下するロシアと中東で対立→日露戦争で日本支援の立場を取っていました。

イギリスにとってドイツによる3B政策は「陸路の大量輸送が現実になると大金を叩いて取得したスエズ運河の経営が滞り、貿易による利益をごっそりとられかねない」のっぴきならない政策だったのです。

このドイツとの対立が英露や英仏を結び付け、英仏協商・英露協商を築き三国協商を築くきっかけになっています。

軍備拡張競争

1871年に終わった普仏戦争以降、ドイツでは政治経済両面で大きく成長していました。

普仏戦争とは

普仏戦争による他国への影響

やがてドイツは優位な陸軍だけでなく、植民地獲得のため・海外進出のために絶対に必要となってくる海軍にも力を入れ始めドイツ帝国海軍を設立しました。

海軍国家と言えばイギリス。このイギリスと海軍の優越を巡って競争が始まります。

結果、英独間だけでなく全ヨーロッパが軍備拡張に勤しむように。近隣の国が追い付けない程とんでもない軍事力を供えられたら、攻め込まれかねないと警戒するのは当然です。列強全部が自国の工業基盤を軍備拡張につぎ込むことになりました。

サラエボ事件(1914年)が起こった背景

ドイツ・オーストリアがバルカン半島へ進出しようと機を狙う中、1908年にオスマン帝国で青年トルコ人革命(専制政治を放棄させた政変)が起こって軍事政権が樹立。オスマン帝国でもパン=テュルク主義によりバルカン半島でのトルコ化を進めようとしていきました。

当然バルカン半島の諸民族からの反発は強く、オスマン帝国が不安定になります。この混乱に乗じて先に独立を果たしていた国々がバルカン半島での影響力拡大を狙っていくことになります。

こうした混乱の中でバルカン半島への影響力拡大を目指した国々のうち、オーストリアがボスニア・ヘルツェゴビナを完全併合しました。

ところが、この併合を無視できなかったのがセルビア王国です。セルビアも両州の併合を考えていたのです。

元々セルビアはオーストリアと経済的関係が強く衛星国のような立場を取っていました。が、セルビアを統治していた王家が倒され新たな政権が起こると、オーストリアから離れフランスやロシアに近付いていきます。

※セルビアはスラブ系の民族で正教徒信徒。ボスニア・ヘルツェゴビナ併合の際にはパン=スラブ主義のロシアに救援を頼もうかと考えましたが、ロシア国内の事情で断念。併合を受け入れざるを得ませんでした。

オーストリアは、その対抗措置としてセルビアの主要輸出品(主に豚)を禁輸し貿易摩擦(豚戦争)に発展していました。その上での併合とあって両国関係は一気に悪化したのです。

以上のような経緯で第一次世界大戦の開戦前夜が出来上がる中、オーストリアの皇太子がボスニアの首都・サラエボで秘密結社のセルビア人に暗殺されるサラエボ事件が起こります。

オーストリアはセルビアに宣戦布告すると、セルビアはロシアに救援を頼みます。ロシアが出てきたオーストリアはドイツに救援を要請。最終的にイギリスやフランスまで参戦する第一次世界大戦へと発展したのでした。

Uボート
世界史視点から第一次世界大戦の流れ【大戦初期の出来事】第一次世界大戦は1914年7月末から1918年11月まで4年以上続いた当時の人類史上最大規模とも言える戦争となりました。 今回は戦…

ABOUT ME

歴ブロ

歴史好きが高じて日本史・世界史を社会人になってから勉強し始めました。基本的には、自分たちが理解しやすいようにまとめてあります。 日本史を主に歴ぴよが、世界史は歴ぶろが担当し2人体制で運営しています。史実を調べるだけじゃなく、漫画・ゲーム・小説も楽しんでます。 いつか歴史能力検定を受けたいな。 どうぞよろしくお願いします。
BLOG:https://rekisi-daisuki.com/ 』

変わる戦場と兵士の変遷

変わる戦場と兵士の変遷
https://repmart.jp/blog/history/ww1ww2/

『 2015年1月7日2015年7月10日

20世紀は戦争の時代と言われてきました。

それほど世界各地で戦争や、紛争が起こってきたのですが、それと共に戦場のあり方、兵士のあり方もめまぐるしく変わってきます。

こうした戦場の変遷を知るということは、今後の変わっていくであろう戦場を、予想をする上でも役に立つはずです。

一体、世界の戦場はどのように変わってきたのでしょうか。

20世紀以前の戦場は、古代からたいして変化を遂げていませんでした。

武器が剣から銃になっても、基本的な戦い方や、戦法はそこまで変化していなかったのです。
戦場を変えた、日露戦争

こういった戦場を変えたのが日露戦争でした。

By: Internet Archive Book Images

日露戦争は、第一次世界大戦の前哨戦とも言われ、戦場を変える塹壕や、機関銃といった兵器が出現していました。

こういった兵器はそれまでの牧歌的な戦場の有り様を、大きく変えていってしまうのです。

要塞を攻めるのにも大量の損耗を出すようになり、塹壕の出現は戦場の膠着をもたらしました。

しかし、こういった戦場の変化は欧米列強にしてみれば、東方の辺境の地での特殊戦だとして、顧みられることはありませんでした。

しかし、第一次世界大戦の戦闘は、日露戦争で行われた戦闘の規模を大きくしたものの繰り返しでした。

機関銃の発達で、人間も馬も簡単には原野を進めなくなり、塹壕にこもって打ち合うようになりました。

こういった塹壕戦はフランス中部から海まで続いていきました。
塹壕戦と戦車

塹壕の暮らしとはどういったものだったのでしょうか。

これは現代を生きる我々からすれば、想像も出来ないようなことばかりで、現在とは余りにもかけ離れています。

兵士の日常は2週間塹壕で勤務して、その後2週間後方で休む、といった暮らしが日常的で、毎日定期的に砲弾が降ってくるので、各塹壕では洞穴が掘られ地下都市のようなものが、何処の塹壕陣地の下でも作られ、つながって行きました。

敵の地下都市とぶつかることもあって爆薬を仕掛けて吹き飛ばす、といったことが行われたのです。

結局、第一次世界大戦では、この泥にまみれた戦闘が4年も続き、ほとんど戦線の変化はなく、塹壕足という霜焼けの重症化した病気も広がり、兵士にはとても苦しい時代でした。

第二次世界大戦でも、こういった塹壕戦が繰り広げられると予想されましたが、戦車の発達がこれを変えました。

塹壕も進撃速度が早く、鋼鉄で守られた戦車にはかなわなかったのです。

兵士も戦車に合わせ、車両に乗って進撃したり、日がな一日中行進するなど、行動距離が非常に増えました。

戦車の登場は、戦闘を短期間で終わらせ、進撃速度を速めることになりますが、兵站が続かないと食料も来ずに、兵士が飢えに苦しむことも多かったのです。
市街戦

第二次世界大戦は市街戦も多かった時代です。

何処の街でも、頑強に抵抗する敵軍を駆逐せねば、なりませんでした、こういった仕事は多くの死傷者だし、兵士の損害を増やしていったのです。

ソ連の領内奥深くまで進撃したドイツ軍の場合、食料の輸送だけでも大変な量の貨物積載列車やトラックなどを使用することになり、後方勤務の人員が爆発的に増加します。

By: Bernt Rostad

一人の前線兵士を支える後方勤務の人間が増えた時代でもあり、1人につき10人の後方勤務員が支援するといったこともありました。

2つの大戦が終わると兵士自体のの戦闘能力は非常に強化されていきます。

中東戦争では、対戦車ミサイルを持った歩兵が戦車を駆逐しましたし、対空ミサイルを携行した民兵が、アフガン戦争ではロシアの戦闘機を蹴散らしました。

こういうこともあり、戦場における兵士の役割は増え、より兵士の教育が重要視されるようになっていったのです。

しかし、こういった兵士の戦闘能力の向上は必ずしも良いことばかりでは有りませんでした。

朝鮮戦争や、ベトナム戦争ではこういった強力な装備を持った兵士が大きな脅威になりました、しかし、こういった兵士を支える、後方勤務の人員を攻撃するのが効果的である、という考え方が広まってしまったのです。

そのために戦闘は前線だけにとどまらず、後方の国民生活一般にまで広まる、ということになってしまったのです。
兵器の進化

また、兵士だけにとどまらず兵器も恐竜的進化を遂げてきましたが、それと共に最近のトレンドとして、既存の兵器をバージョンアップさせたり、量よりも質といった傾向があることは忘れてはいけません。

バージョンアップという点では、アメリカの戦車、M1エイブラムスがその典型でしょう。

この戦車自体は1970年代に出たのですが、バージョンアップを繰り返して未だに世界の最強戦車として君臨しています。

砲身の口径を増やすだけでなく、装甲もより厚くしたり、新しいアタッチメントを取り付けたり、電子線装備を強化するなどして、未だに現役です。

こういった例は小銃でも同様で、アメリカの、M16は、1960年代に開発されており、主要国の採用銃としては格段に古いにもかかわらず、バージョンアップを繰り返し、未だにアメリカ軍で使われています。

新しい小銃の開発案もありましたが、寧ろM16をバージョンアップさせる方をアメリカ軍は選んだのでした。

それとともに高性能化も兵器のトレンドとして見逃せない点です。

より少ない兵器で敵を圧倒するのが、今の軍事界のトレンドですし、湾岸戦争でもそれが証明されました。

少ない兵器で敵を圧倒できれば、それだけ兵站の負担もなくなり、経費の削減にもなります。

そのため、何処の軍隊でも軍隊のスケールダウンが行われており、特にロシア軍や中国軍がその典型です。
兵器の未来

今では各国で兵器の展示会が開かれたりして兵器がおおっぴらにやり取りされていますし、陣営に関係なく、良いものは売ったり、買ったりするような環境になってきています。
こういった形での外貨収入を得る国も多く、日本もこれから、兵器の販売競争に参入して行こうとしてますが、既にがっちりとした利権が築かれており、そこに食い込むのは相当に難しそうです。

最近では、より兵士に電子装備を持たせて、連携を強化しようという試みがなされています。

一人一人に無線機を持たせることは、アメリカ軍では広く行われていますし、将来的にヘルメットに電子線装備をつけ、兵士の目線から見た戦場の様相をリアルタイムに司令部に伝える、などの発展も予想されています。

教育にも、時間がかかるため、防弾ベスト普及も進展していて、多くの軍隊で標準的な装備になりつつあるのです。

また、最も大きく戦場の様相を変えるのは、無人機でしょう。

無人機と言っても航空機だけに留まらず、四足型の物資運搬ロボットや、ミニバンくらいの大きさもある、車両型の無人兵器などなど、いろいろな形で戦場に無人兵器が導入されつつあるのです。

この車両タイプの無人機は兵士の盾にもなり、武器の格納庫ともなり兵士のよき相棒として、活躍することが期待されています。

ラジコンタイプの無線機も兵士に装備され始めていて、各種類の無人機が戦場を席巻するのも、そう遠い未来ではないのではないかと思わせるぐらい無人機は存在感があります。

このように、ますます大きく変わる戦場と兵士の様相ですが、当分の間、戦場に兵士が立ち続けることに変わりはないでしょう。

しかし、刻一刻と形を変えていく、戦場の姿からはちょっと恐ろしさも感じるものです。

ミリタリー関連の話題からは目を離すことが出来ません、今後、どのような未来になっていくのか注視していきましょう。』

露軍の装甲車の機関砲によって、かなり正確に照準をつけられて撃たれまくっておりながら、…。

露軍の装甲車の機関砲によって、かなり正確に照準をつけられて撃たれまくっておりながら、…。
https://st2019.site/?p=20934

 ※ どうも、「塹壕戦」もWWI、WWIIの頃とは、大分様相が違って来ているようだ…。

『※露軍の装甲車の機関砲によって、かなり正確に照準をつけられて撃たれまくっておりながら、なおもその塹壕を固守して、果敢に小火器で射ち返している宇軍歩兵の、ドローン空撮動画がSNSに出ている。

曳光弾が含まれているため、文字通り「タマの下を潜る」とはどういう景況なのかが知られる。

こんな動画が撮影されたのは人類史上、初だろう。

この貴重動画のおかげで、軍事小国の野戦陣地を守備する歩兵にはどんな装備が必要なのかも見当がついた。

ひとつは「他撮り棒と擲弾筒」の組み合わせ。

もうひとつは「生身の歩兵に代わってRPGを発射してくれるアバター」だ。

他撮り棒は、長い垂直ロッドの先にCCDカメラと測距儀が付いたもの。これと塹壕底部の擲弾筒の照準儀、ならびに壕底歩兵のゴーグルをAI連動させることにより、歩兵が塹壕からまったく頭を出すことなく、曲射弾道の擲弾を正確にFEBAへお見舞いしてやることができる。

RPG発射アバターは、ペリスコピック式に背伸びをして、近距離の敵AFVを直接照準し、そのままRPGを発射もしてくれる「腕だけロボット」だ。

その照準カメラは、有線によって壕底歩兵のゴーグルに直結していることは、申すまでもない。市街戦や、対ドローン自衛射撃にも、適用可能だろう。』

シンクタンクのISWは言う。ロシア正規軍は、ワグネルがバフムト北方で見せている新戦法を採用している。

シンクタンクのISWは言う。ロシア正規軍は、ワグネルがバフムト北方で見せている新戦法を採用している。
https://st2019.site/?p=20934

『Lauren Giella 記者による2023-2-28記事「Lt. Gen. Outlines Key to Beating Wagner’s Brutal ‘WWI’ Fighting in Bakhmut」。

    シンクタンクのISWは言う。ロシア正規軍は、ワグネルがバフムト北方で見せている新戦法を採用している。すなわち「分隊規模での正面突撃」である。さりながら、作戦上のめざましい占領地拡大は、できていない――と。

 ※防弾衣のセラミックプレートや、戦場救命のシステムが充実したことにより、今日の西側軍では、戦死者と戦傷者の数比が開いている。

ウクライナ軍でも、それは1:20だという。

かたや露軍は、1:3だという。これはノモンハンと同じか、それよりも酷い。』

フィンランドは、ロシアとの国境のうち200kmについて、「壁」を建設しはじめた。

フィンランドは、ロシアとの国境のうち200kmについて、「壁」を建設しはじめた。
https://st2019.site/?p=20934

『AFPの2023-3-1記事「Finland Starts Construction of Russian Border Fence」。
    フィンランドは、ロシアとの国境のうち200kmについて、「壁」を建設しはじめた。
 工費は4億ドル。

 早いところは6月末に完工する。
 が、全体が竣工するのは2025年になるだろう。

 フィンランドはロシアと1300kmの陸上国境を共有する。

 壁の高さは3m。堤上に有刺鉄線。要警戒区域には暗視カメラ、投光器、拡声器も。

 いままでは、木柵があるばかりであった。それは家畜の「越境」を止める役にしか立たぬものであった。

 今次戦争の直前、プー之介はベラルーシを使い、ポーランド国内へ大量のシリア難民を越境させようとした。国境にしっかりした壁が無ければ、これに類した治安攪乱作戦をゆるしてしまう。だから工事を急ぐ。

 必要な法律は2022-6にフィンランド国会で成立している。

 エストニア、ラトビアも、壁建設を進めている。』

ルーマニア国防省が注意を喚起している。

ルーマニア国防省が注意を喚起している。
https://st2019.site/?p=20934

『2023-2-28記事「Romania Warns Of ‘Fake News’ About It Massing Troops On Moldovan Border」。

   ルーマニア国防省が注意を喚起している。ロシアのメディア工作員がSNSに「ルーマニア軍がモルドバ国境に集結中」という偽情報を流していると。

 ※なぜかルーマニア語が通じず、ロシア語しか話せない「民間人」が、今、モルドバの首都に集結して、反政府デモを繰り広げて騒いでいる。

プー之介が2014以前の成功体験に固執し、またも「ハイブリッド工作」を試みているわけだ。

モルドバ東部は、世界に残った最後の「レーニン主義」の村。冷戦期の腐敗した共産党の役人どもが、昔の左うちわ生活を忘れられないのである。

おそらくプー之介が亡命するとしたら、これほど居心地の好い土地もないであろう。

ただし、ウクライナ軍はいつでも一瞬にしてモルドバ東部を制圧できるし、ルーマニア軍と協同すれば、モルドバ西部も好きなようにできる。

いままでそれをしないでいるのは、モルドバの密輸利権に、ウクライナ人も深く寄生してきたという、汚れた既往があるのだ。』

【コソボ報告】欧州の中にアラブ、NATOが守る

【コソボ報告】欧州の中にアラブ、NATOが守る
https://tanakaryusaku.jp/2023/03/00028432

『プリシュティナ空港に着きホテルまでタクシーに乗った。

 カーラジオから流れてきたのは哀愁を帯びた独特のアラブ音楽だった。数百メートル走るごとにモスクが目に飛び込んできた。

 ♪アラーアクバル♪ メロディアスなアッザーン(礼拝の呼びかけ)が空に響く。

 ここは本当にヨーロッパなのか? 頭の中が混乱した。

 さらに不思議な光景が現出する。米国のクリントン元大統領の銅像が街の真ん中に麗々しく立っているのだ。

クリントン元米国大統領の銅像。=1月、コソボの首都プリシュティナ 撮影:田中龍作=

 理由はこうだ―

 セルビア共和国の自治州だったコソボは、人口の1割に過ぎないセルビア人が、人口の8割以上を占めるアルバニア系住民を支配していた。
 
 アルバニア語を話していただけでセルビア人警察官に撃ち殺された。虐殺は日常茶飯事だった。

 苛烈な弾圧にアルバニア系の武装勢力KLA(コソボ解放軍)が蜂起し、セルビア政府軍と本格的な交戦状態となった。1998年のことだ。

 圧倒的な武力格差により民族浄化が起きた。アルバニア系住民85万人が隣国に難民となって逃れた。(国連広報センター)

 人道外交を掲げていたクリントン米大統領(当時)が主導し、NATOがセルビアを空爆した。1999年のことだ。

 NATOの軍事介入がなかったら、アルバニア系住民は住み慣れた地を追われ、殺され続けただろう。

 国連安保理決議なき空爆との批判があるが、決議を採ろうにもロシアの反対で不可能である。

 コソボは現在も、NATO(KFOR)が平和維持部隊として駐留しており、アルバニア系住民は安全に暮らす。

 田中は投宿するホテルの従業員(30代・女性)に「NATOを尊敬するか?」と聞いた。

「オフコース」。彼女は間髪を入れず答えた。

 NATOの力が弱まれば、セルビアがすかさず攻め込んでくる。必至だ。

 日本人には理解し難いだろうが、軍事力によって平和な暮らしが維持される。世界の現実である。

NATOから成るコソボ治安維持部隊が絶えず警戒する。戦争終結から20年以上経っても緊張は続く。=1月、コソボ 撮影:田中龍作=

  ~終わり~ 』

ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦と海軍歩兵部隊はチュクチで演習を続けている

ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦と海軍歩兵部隊はチュクチで演習を続けている
http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-5841.html

『戦闘訓練計画に沿って、太平洋艦隊の大型揚陸艦「ニコライ・ヴィルコフ」、「オスリャービャ」、「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスヴェート」は、1ヶ月以上前にチュクチへカムチャツカ及び沿海地方の海軍歩兵連合部隊の要員を送り届けた。

現時点において、半島の海軍歩兵隊員にとっては新たな地域へ野営地を展開し、戦闘訓練活動実施の為の沿岸射爆場の整備へ着手した。

チュクチでの野外進出の枠組みで、戦術演習の射撃武器及び戦闘車両の兵器からの戦闘射撃段階が実施され、沿岸防衛の為の組織的機動の問題へ取り組み、起伏に富んだ場所での装甲車両の操縦技術を向上させた。

更に海軍歩兵は、演習中に大型揚陸艦の乗組員と合同で、太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の大型揚陸艦の無防備の海岸への要員及び車両の上陸の問題へ取り組んでいる。

野外への進出には、1000名以上の将兵、装甲輸送車BTR-82A、戦車T-80BV、自走砲「グヴォズディカ」及び他の戦闘車両を含む300両の戦闘車両が関わっている。』

コロナ起源は中国・武漢の研究所 米FBI長官が言及

コロナ起源は中国・武漢の研究所 米FBI長官が言及
https://www.47news.jp/world/9002518.html

 ※ 現役のFBI長官が、こういう発言か…。

 ※ ちょっと、驚きだ…。

 ※ むろん、政権側と協議の上での話しだろう…。

 ※ 「中国が嘘をついたので、人々が死んだ」法案の話しも、あったな…。

『【ワシントン共同】米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は2月28日放映のFOXニュースで、新型コロナウイルスの起源について、中国湖北省武漢のウイルス研究所から流出した可能性が高いと述べた。米エネルギー省も確度は不十分としながら同様の分析結果をまとめたと報じられている。

 FBIは、これまでも研究所流出説を唱えていた。ただ米政府内では自然界の動物から人間に感染した説を支持する機関もあり、現時点で統一した見解は出ていない。

 レイ氏は「世界的大流行は、武漢の研究所から始まった可能性が最も高いと分析している」と語った。中国が、新型コロナの起源を巡る調査を妨害してきたと批判した。』

米、英に対戦車ミサイル ジャベリン、170億円

米、英に対戦車ミサイル ジャベリン、170億円
https://www.47news.jp/world/9003648.html

 ※ どこの「戦場」で、「対戦車戦」をやるつもりなんだろう…。

 ※ ちょっと、分からんな…。

 ※ 米国の立場では、兵器の分散か…。

 ※ まあ、「治に居て乱を忘れず」ということなんだろう…。

『【ワシントン共同】米国務省は2月28日、英国への携帯型対戦車ミサイル「ジャベリン」の売却を承認し、議会に通知したと発表した。売却額は約1億2500万ドル(約170億円)に上る見通し。英国はロシアの侵攻を受けるウクライナにジャベリンを供与しており、購入を求めていた。ウクライナに兵器を供与する他の欧州の国からも、米国製兵器の購入要請が続く可能性がある。

 国務省によると、英国は最大600発のジャベリンを求めている。今回の売却は英国の防衛力を向上させ、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の安全保障を強化するとしている。』

北朝鮮、10万人殺害と日本非難 敵対感情高める狙い

北朝鮮、10万人殺害と日本非難 敵対感情高める狙い
https://www.47news.jp/world/9004598.html

 ※ 北は、相も変わらない論調か…。

 ※ ミサイル開発よりも、食料難の解決だろ…。

『【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は1日、1919年3月1日に始まった植民地支配への抵抗運動で日本が「10万人超の朝鮮人」を殺害し、現在も「国家的責任を回避しようと躍起になっている」と非難する記事を掲載した。北朝鮮で最も権威が高い同紙による非難は、日本への敵対感情を高める狙いがあるとみられる。

 19年の抵抗運動に絡み、2019年に韓国の文在寅大統領(当時)は約7500人が殺害されたと述べた。日本政府は死者数について日韓の認識は一致していないとの立場を取っている。

 記事は「人倫に反する犯罪に時効はあり得ない」と主張した。』

尹氏演説、短く対日姿勢一変 韓国メディアが注目

尹氏演説、短く対日姿勢一変 韓国メディアが注目
https://www.47news.jp/world/9005453.html

 ※ そういや、3月1日は、三・一独立運動の日だったな…。

 ※ ウクライナ事態や、中国気球問題で、すっかり「霞んだ」な…。

 ※ 世界は、ちょっと、それどころじゃ無い…。

『【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領が独立運動記念日の1日に行った演説は、過去の大統領演説より大幅に短く対日批判も消え、韓国メディアは「(尹氏)特有の簡略スタイル」「謝罪要求がなくなった」と注目した。歴史問題で日本に注文を付けない内容に、ソウルでの市民団体の集会では「史上最悪の演説」との反発も出た。

 大統領就任後に初めて臨んだ同記念日演説としては、2018年の文在寅氏は従軍慰安婦問題で「反人道的犯罪」「加害者が終わったと口にしてはならない」と対日批判。尹氏と同じ保守系の朴槿恵氏も13年、日韓の加害者と被害者の立場は「千年の歴史が流れても変わらない」と述べた。』

ロシア外相、ウクライナをけん制 穀物合意盾に、延長不同意に含み

ロシア外相、ウクライナをけん制 穀物合意盾に、延長不同意に含み
https://www.47news.jp/world/9006759.html

『ロシアのラブロフ外相は1日、訪問先のインドでトルコのチャブシオール外相と会談した。国連とトルコが仲介したウクライナ産穀物の輸出に関する4者合意の延長について「ロシア側生産者の利益が考慮される場合に限り可能になる」と表明。ロシア外務省が発表した。

18日に期限切れとなる穀物合意を盾に取り、延長に同意しない可能性を示唆してウクライナをけん制する狙いとみられる。

 ロシアは欧米の制裁で支障が出ているロシア産穀物と肥料の輸出正常化も穀物合意に含まれるとし、履行が不十分だと主張。

一方、ウクライナ政府高官はロイター通信に対し、合意延長とともに有効期間を1年とするよう求める考えを示した。』

台湾の窓口トップに米政権元高官 対中政策で連携強化へ

台湾の窓口トップに米政権元高官 対中政策で連携強化へ
https://www.47news.jp/world/9006881.html

『【ワシントン共同】米国の台湾における代表機関、米在台協会(AIT)は1日、協会トップであるワシントン本部の次期会長に、国家安全保障会議(NSC)中国担当上級部長だったローラ・ローゼンバーガー氏が就くと発表した。現会長が20日に退任後に就任する。最近までバイデン政権で対中政策立案の中枢を担った同氏を充てることで米台関係強化を図る。

 米国は1979年に台湾と断交後、大使館に代わってAITを開設。台北事務所の所長が大使のような役割を果たしている。ロイター通信によると、ワシントン本部の会長職は儀礼的な側面が強かったが、ローゼンバーガー氏を据えて役割を強化する。』

日米豪印会合の出席容認 自・立参院国対、林外相に

日米豪印会合の出席容認 自・立参院国対、林外相に
https://www.47news.jp/politics/9004048.html

『自民党の野上浩太郎、立憲民主党の斎藤嘉隆両参院国対委員長は1日、国会内で会談し、3日にインドの首都ニューデリーで開かれる日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」外相会合への林芳正外相の出席を容認することで合意した。

 参院は、インドで1、2日に開かれる20カ国・地域(G20)外相会合への林氏出席について、予算委員会での審議を理由に認めなかった。野上、斎藤両氏は、3日の予算委は林氏に答弁を要求せず、インド訪問を可能にする考えで一致した。』