あらたに米国からウクライナに援助すると公表された複数のUAVのうち三つは新顔。
https://st2019.site/?p=20923
『Joseph Trevithick 記者による2023-2-24記事「Ukraine Gets Huge Boost In Deadly Drone Capabilities From U.S.」。
あらたに米国からウクライナに援助すると公表された複数のUAVのうち三つは新顔。
そのうちのひとつ「ジャンプ20」は、垂直に離陸したあと固定翼機として巡航するハイブリッドUAVである。アエロヴァイロンメント社製。米陸軍は、この機体によって旧い「RQ-7 シャドウ」の一部を更新することを昨年、決めている。
「ジャンプ20」は機首にガソリンエンジンがあり、牽引式のプロペラを回す。このエンジンは、大工の電動ドリルにアダプターカップをとりつけた手持ちスターターをスピナーにおしつけることにより、一発で始動する。エンジンは発電機とも直結しており、その電力によって垂直4軸のローターを制御。それによりVTOL。内燃機関なので14時間も滞空できる。最大185km巡航。
※同じメーカー製「スキャンイーグル」よりも、ずっと気の効いた設計のように見える。陸自も次はこれで決まりだろう。
「ジャンプ20」はもともと、「アークトゥラスUAV」というベンチャーが開発した。そのベンチャーを、大資本のアエロヴァイロンメントが2021にまるまる買収したのである。
最大離陸重量215ポンド。
将来、この「ジャンプ20」が空中から「スイッチブレード600」を発射できるようにもするという。無人攻撃機から、ロイタリングミュニションを放出する時代なのだ。』