マレーシアと韓国がFA-50導入契約を締結、9億2,000万ドルで18機調達
https://grandfleet.info/indo-pacific-related/malaysia-and-south-korea-sign-fa-50-purchase-agreement-purchasing-18-aircraft-for-920-million/
『韓国航空宇宙産業は昨年9月にポーランドとFA-50の輸出契約を締結、今年1月にはT-50/FA-50の現地製造に関する契約をエジプトと締結したが、今度はマレーシアとFA-50×18機の輸出契約(9億2,000万ドル)を締結した。
参考:KAI, FA-50 말레이시아 수출 성공…1조2000억원 규모
参考:KAI to export 18 FA-50 fighter jets to Malaysia
マレーシアからの受注分を加えるとKAIは最大192機のバックオーダーを確保したことになる
マレーシア空軍が進めていた軽戦闘機入札(FLIT/LCAプログラム)は英ホーク108/208や伊MB-339CMの更新と退役したMiG-29の穴を埋めるという2つの目的があり、調達する軽戦闘機に視界外戦闘能力、空中給油能力、超音速飛行、国産化比率30%などを要求、インドのテジャスMK.1A、ロシアのMiG-35、韓国のFA-50、イタリアのM-346FA、中国のJF-17、トルコのヒュルジェットの6社が名乗りを挙げていたが、この契約をFA-50が射止めた。
出典:Photo by ROKAF(2013)/ CC BY 2.0 FA-50
韓国航空宇宙産業は24日、マレーシア国防省でFA-50×18機の輸出契約(9億2,000万ドル)を締結し「2026年に引き渡しを開始する」と述べており、マレーシア空軍は今回選定した機種(FA-50)の二次調達を計画しているため、FA-50の導入規模は一次と二次を合わせて最大36機になる可能性があるらしい。
因みにFA-50はインドネシアが6機(追加調達)、タイが2機(追加調達)、ポーランドが48機(FA-50BlockI×12機とFA-50PL×36機)、エジプトが最大100機(調達規模は100機で内70機を現地生産すると言われている)の調達を決めているので、マレーシアからの受注分を加えるとKAIは最大192機のバックオーダーを確保したことになる。
関連記事:マレーシア空軍はテジャスではなくFA-50を選択か、但し揉める可能性も
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※アイキャッチ画像の出典:한국항공우주산업
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投稿者: 航空万能論GF管理人 インド太平洋関連 コメント: 12 』
『 samo
2023年 2月 24日
返信 引用
F-5やMiG-21の代替できる戦闘機がF-16とかになって高価になりがちで、
結果として長らく不在に近い状況だったけれど、
練習機と兼任できるのと、F-16の流れをくんだ素性の良さ、レーダーの向上と、
市場の要望にマッチし、一気にヒット商品になったね
9 』
『 月虹
2023年 2月 24日
返信 引用
インドネシアはKF-X(KF-21)計画の参加国でもありますが最近の動き(ラファールやユーロファイターに関心を持っている)からするとFA-50の購入を手打ちとしてKF-X計画から離脱という選択肢もありえそうな感じがします。
6
干物
2023年 2月 24日
返信 引用
昨年末にKF-21試作機からインドネシア国旗のマーキングが削除されているのが確認されているので
離脱は既定路線なのではないでしょうか?
1
もり
2023年 2月 24日
返信 引用
最近また急接近してるからどうかな?
インドネシア空軍からパイロット派遣して韓国入りしたみたいだし
今は果たしてインドネシア空軍のパイロットが複座型KF-21に乗るかどうかってとこか
4 』