プーチン、プリゴジンを支える保守強硬派コワルチュクとは?

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:プーチン、プリゴジンを支える保守強硬派コワルチュクとは?
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『プーチン政権に近い「オリガルヒ:Russianolygarchs(新興財閥)」と呼ばれる富豪については、過去ブログ:2023年1月ウクライナ戦争後の復興財源や戦争裁判に関する関心高まる でも記事を掲載してきたが、苦戦を強いられている傭兵組織ワグネルに結びつく資金源に繋がる人物は不明だった。

不足する武器も、ワグネルが独自に北朝鮮から購入しているとの情報が流れた。過去ブログ:2023年1月ワグネルがセルビアでも兵士勧誘と北朝鮮から武器調達 プーチンの後継についての記事を、過去ブログ:2023年1月プーチン後の人物は? ある考察 に保存したが、ここの記事では、プーチン、ワグネルを支える保守強硬派としてのコワルチュク氏、及びコワルチュク兄弟に注目して編集した。参照記事 
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NHKの映像記事が、強硬派ロシアの民間軍事会社・ワグネルの代表、プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏の背後にいるのが、保守系財閥のコワルチュク氏だと指摘している。プリゴジン氏を、いわば手駒として操る保守系財閥としてのユーリー・コワルチュク(Yury Kovalchuk)氏は、プーチン大統領と同じサンクトペテルブルク出身で、優秀な物理学者。ソビエト連邦崩壊後、ビジネスに転じ、副市長だったプーチン氏と親しくなった。

現在は、メディアグループ「ナショナル・メディア・グループ」を組織し、全国ネットの第1チャンネルや有力紙イズベスチヤのほか、かつて独立系だったテレビ局も今は傘下に収めている。注目すべきは金融で、「プーチンの銀行」とも言われる民間銀行「ロシア」の事実上のオーナーだ。彼は、エネルギーやアルミ、鉄鋼など実業ではなく、いわばプロパガンダと金融で財をなした財閥といわれる。
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さらに兄ミハイル・コワルチュク(Mikhail Kovalchuk) :右 は物理学者で原子力研究の最高峰、クルチャトフ研究所の所長で、息子ボリス・コワルチュクはロシア最大の電力会社の社長(JSC国営インター統一電力の理事長)。そして、ユーリー・コワルチュクの際立つのがプーチン大統領との近さで、1996年には共同で別荘を所有し、コワルチュク氏ら共同所有者がプーチン政権の下で富を蓄積し、「プーチン閥」と言われ、2014年以降、併合後のクリミア半島の大規模ブドウ農園等へ大型投資をしている。

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新体操の金メダリストでプーチン氏の愛人と言われるアリーナ・カバエワさんは、プーチン大統領の間で複数の子どもをもうけたと言われているが、ナショナル・メディア・グループの取締役会の会長も務めている。また、プーチン氏の娘のカテリーナ・チホノワさんのさまざまな活動を支えているのもコワルチュク氏と言われている。

コワルチュク氏の父は歴史学者で、コワルチュク氏とプーチン氏はともに歴史への関心が深く、ウクライナとロシアは統合されるべきだという非常に保守的な考えも共通し、ウクライナへの軍事侵攻開始前、大統領は多くの時間をコワルチュク氏と過ごし、思想面でプーチン大統領の危険な行動を支える財閥とも言われている。

今後プーチン大統領が再選を目指すのか、和平への糸口を見いだすため後継者を立てるのか、クレムリンの中を含めてプーチン体制の中で暗闘が始まっていると記事は述べている。参照記事と映像 、、富と野望を求めるプーチン、その取り巻きの為に、無慈悲に徴兵されるロシア国民が哀れに見えてくるが、一番の被害者はウクライナだろう。』