ロシア侵攻前夜 (※ キエフ)市民の多くは「戦争はない」と思っていた

ロシア侵攻前夜 (※ キエフ)市民の多くは「戦争はない」と思っていた
2023年2月19日 15:46 Tweet
https://tanakaryusaku.jp/2023/02/00028391

『ロシアが攻めて来るとの切迫感はないが、男性の目が虚ろだ。=2022年2月16日、日本の銀座にあたるフレシャーチク通り 撮影:田中龍作=

 今からちょうど一年前のきょう、田中はこんな投稿をしていた。

【ウクライナ発~連投51】
昨年末、当地に来た頃、午後4時といえば陽は完全に没し、夕闇がしのび寄っていた。

それからほぼ2ヵ月、同じ時刻となっても陽はなお空にある。

カップルは光を愛おしむようにしていた。戦争なんてない方がいいのだ。

=18日、午後4時 キエフ市 撮影:田中龍作= 

 18日とは2022年2月18日のことである。

 前々日、街頭でインタビューしたが、「ロシアは攻めてこない」と答える市民が3分の1程いたように記憶している。

 それから6日後、国際社会は震撼する。

 ロシアの侵攻に備えていなかった人々は後日、生死に関わるような事態を招いた。後日リポートする。

 「日本に限って戦争はない」などと安心していたら命取りになる。世界は一変したのだ。

キャプションは当時のままで写真を再掲する。18日とは2022年2月18日である。=18日、午後4時 キエフ市 撮影:田中龍作=

  ~終わり~

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