兵器のコスト。

兵器のコスト。
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『Defense Express の2023-2-14記事「How Much a Cartridge Costs: the Definitive Shattering of the Illusion About Small Arms Armament Price」。

   兵器のコスト。
 F-16は1機が1億5000万ドルというところ。
 レオ2は、1両が2736万ドル。

 高性能な歩兵戦闘車は1000万ドル。
 装輪式AFVは500万ドル。

 155ミリ砲弾は、普通弾だと1発が3300ユーロ。
 エクスカリバーだと1万3000ユーロ。

 AK/AKM小銃用の「7.62×39」㎜実包は、さいきんマケドニアの会社のATSグループが受注した例では、1発が0.36ユーロする。ただし出荷輸送代は含まれず。かつ、納品は2024年の第2四半期になる。 

 ウクライナの通貨である「フリヴニャ(UAH)」(いま3.63円)に換算すると、AKMの中味入り弾倉は420UAH。それを全自動なら3秒で撃ち尽くしてしまう。

 小銃用よりちょっと強力な「7.62mm×54R」実包(PK/PKM機関銃用)は、ポーランドの「AMMOGROM」社に発注すると、1発0.415ユーロで、キーウまで届けてくれる。

 NATO規格のタマである「7.62mm×51」実包は、狙撃銃用だと品質にうるさいことになり、それだけ高額。「ウクロプ」社で国産すれば、1発65UAHだという。チェコの「AKMグループCZ」に発注すると、1発2.4ユーロで、さらに高くつく。

 12.7ミリの狙撃銃である「バレット」が用いる「.50 BMG」実包は、1発が464UAHもする。ただし徹甲弾仕様。

 ※雑報によるとロシアは固定翼でVTOLの無人機を戦場に投入してきた。それを宇軍が撃墜したところ、艦載の76ミリ砲弾「OF-62」を改造した爆弾が吊るされていることがわかった。信管はPD(point detonating =着発)にしてあったという。 速い! 進化速度が、自衛隊の千倍速い。』