「数時間後の攻撃」確信 ウクライナ侵攻当時を回顧―NATO事務総長
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023021700684&g=int
『【ブリュッセルAFP時事】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、ロシアがウクライナに侵攻した昨年2月24日の前夜に眠りに就いた際、「数時間以内に」惨劇が起こることを十分理解していたと振り返った。侵攻1年を前にAFP通信のインタビューに応じた。
ストルテンベルグ氏は「ベッドに入ったが、数時間のうちに誰かが起こしに来ると分かっていた。まさにその通りになった」と述懐。午前4時ごろ、首席補佐官が「彼ら(ロシア)が始めた」と伝えてきたと明かし、「分かっていたので驚きはなかった」と語った。
約1年にわたり戦争が続く中、ストルテンベルグ氏は「プーチン氏は異なる欧州、自らが近隣諸国を支配できる欧州を望んでいる」と指摘。「長丁場に備える必要がある。これは何年も何年も続くかもしれない」と述べた。
ストルテンベルグ氏はまた、「プーチン氏が勝てばわれわれ全員にとっても危険だ」と強調。「他の権威主義的な指導者たちに、軍事力を行使すれば目的を達成できるというメッセージを送ることになる」と警鐘を鳴らした。 』