イルクーツクは巨大ガス田「コヴィクタ」に近いのに、住民は、石炭と薪ばかりを使っている。

イルクーツクは巨大ガス田「コヴィクタ」に近いのに、住民は、石炭と薪ばかりを使っている。
https://st2019.site/?p=20885

『Vadim Shtepa 記者による2023-2-6記事「The Russian Far East Is Becoming a Raw Material Colony for Beijing」。

   イルクーツクは巨大ガス田「コヴィクタ」に近いのに、住民は、石炭と薪ばかりを使っている。各家庭で消費する天然ガスは、消費エネルギーのうちのせいぜい1%でしかない。
 ロシア政府は、これを3.22%にひきあげなさいと言っている。

 2022年にロシアは、原油の対支サプライヤーとしては、サウジアラビアを抜いた。

 2019-9時点で、中共の複数の企業が、シベリアに数千ヘクタールの森林を保有している。「長期リース」の体裁だが。そこで伐採した材木はぜんぶ、支那へ送られている。

 それらの材木は高級建材か何かに加工するようだ。というのも、そこに直結するパルプ工場は見当たらないのだ。

 シベリアは経済的には中共の裏庭となりつつある。しかし現地自治体はそうなることを必ずしも歓迎していない。2021にハバロフスク州の「アヤノ・マイスキー」郡に中共企業が世界最大級のメタノール工場を建設しようとした。しかし住民投票で9割が反対し、この企画案は同年4月に葬られた。環境汚染が予測されたという。

 こうしたシベリア地方自治体の独立性はモスクワを喜ばせなかったらしい。ロシア国会は2021-12-14に、《住民投票で勝手なことを決めることは許さん》という法律を成立させてしまった。だからこれからは、支那資本がどんどん誘致され得る。』