米共和「バイデン政権は急進左派」 一般教書演説に反論
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『【ワシントン=飛田臨太郎】米野党・共和党は7日、バイデン米大統領の一般教書演説後に反論演説をおこなった。代表した南部アーカンソー州のサンダース知事は「政権は完全に急進左派に乗っ取られた。選択肢は正常か狂気かだ」と主張した。超党派の協力を呼びかけたバイデン氏への対決姿勢を明確にした。
サンダース氏はトランプ前政権で大統領報道官を務め、トランプ前大統領と近い関係にある。バイデン政権の過去2年間の政策について「巨額の無駄な支出をした」と断じた。
メキシコ国境沿いの不法移民の増加をめぐり「米国史上最悪の国境危機を迎えている」と言及した。「バイデン政権は国境を守って米国人の命を救うことを拒否した」と語った。
サンダース氏は2022年11月にアーカンソー州で初めての女性知事に選ばれた。「自由が攻撃にさらされている」と触れ「変革の時が来た。新世代の共和党の指導者たちは歩みを始めている」と述べた。
バイデン氏の対中国政策にも批判の矛先を向けた。「最も手ごわい敵である中国に立ち向かおうとしない大統領の姿勢は危険であり容認できない」と発言した。中国の偵察気球への対応が念頭にある。「バイデン氏は国境を守り、空を守り、国民を守ることに消極的だ。最高司令官として不適格だ」と力説した。
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バイデン政権 』