仮の話をしよう。 もしイスラエルの上空に、中共の偵察気球が現れたらどうする?
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『Stephen Bryen 記者による2023-2-6記事「If a Chinese spy balloon flew over Israel」。
仮の話をしよう。
もしイスラエルの上空に、中共の偵察気球が現れたらどうする?
答えはシンプルだ。まず空襲警報を鳴らし、市民を急いでシェルターに入れる。そのうえで地対空ミサイルを発射して、その気球を撃墜する。
決して、手をこまねいてヤキモキしながら見上げているようなことはしない。待ってしまったらダメなのだ。すぐに脅威は除去する。この方針は、堅く維持される。
イスラエルは、米国と違って「相互確証破壊」の国防国策を選べる立場にない。「ミサイルが落下してから、報復する」では、すべてが遅いのだ。イランは、イスラエルから報復されることがいくら確実であろうが、先にイスラエルを核で攻撃するつもりである。
米国人も、ロシアと中共がハイパーソニック兵器や《グレーゾーン戦略武器》で米本土を攻撃できるようになったと認識したら、「報復力」を頼りすぎることが危険だと思い始めるのではないか。そのきっかけに、今度のバルーン騒ぎが、なるのではないか?
米国本土には、イスラエルのような多層的な「ミサイル防衛システム」が構築されていない。そんなんじゃ危ういですよ、と、忠告しておこう。』