トルコ地震被害の惨状をながめていると、やはり都市中層マンションの設計思想に根本の変革が必要だと痛感する。
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『※トルコ地震被害の惨状をながめていると、やはり都市中層マンションの設計思想に根本の変革が必要だと痛感する。
建設されてから4500年以上、地震で崩壊をしていない「ピラミッド」のブロック・ジグラット構造に、立ち戻ることには、21世紀の今こそ、プラスの意味があるのだと信じられる。
4~8部屋を1単位のキューブとし、その「ユニット・キューブ」をジグラット状に積み上げて、中層ビルにするのだ。上に行くほどに、ユニットの数は少なくなるので、現行のビル設計よりは、敷地面積あたりの部屋数は、ガックリと少なくなってしまうが、それはなんといっても「人命」「安全」とひきかえなので、断然、甘受すべきだ。
地震やミサイル攻撃には、ジグラット構造が断然に強い。一部が崩されても、全体は崩されない。だから生存者が多くなると期待できるし、救助もしやすいのである。爆弾テロでもミサイル攻撃でも、「ビル全体が崩れた」ときの犠牲者数が、最も突出してしまうのだ。そして、それを確実に防ぐ方法は、5000年前からもう、在るのだ。
ギザのピラミッドのシェイプは、その知恵を、文字によらず、見える形で、われわれに教えようとしているのである。』