ドイツのラインメタル社は、ヨルダン政府にオファーを出した。

ドイツのラインメタル社は、ヨルダン政府にオファーを出した。
https://st2019.site/?p=20840

 ※ ヨルダンは、NATO加盟国ではないが、「域外協力の枠組み」である「地中海ダイアローグ」というものの一員となっている。

『Boyko Nikolov 記者による2023-2-1記事「British Gulf War tanks may be modernized and sent to Ukraine」。

   ドイツのラインメタル社は、ヨルダン政府にオファーを出した。
 ヨルダン陸軍が保有する古い「チャレンジャー1」を買い取りたいと。
 それをドイツ国内にてリファービッシュした上で、ウクライナへ提供するつもり。

 ドイツの新聞『ハンデルスブラット』が報じた。
 ヨルダンには「チャレンジャー1」が数十両、まだ残っている(買った数はトータルで402両である)。

 おそらく2023年末までに、ウクライナ軍が手にすることになるだろう。

 ヨルダン軍は2018年に「チャレンジャー1」を引退させて倉庫におさめてしまった。なにしろ、1999年の購入いらい、使う機会はゼロだったという。

 しかし米国製の「M60A3」はまだ使っている。そっちの方がもっと古いのだが、整備性が良好なのだ。
 FCSは、レイセオン社の最新式にアップグレードされている。

 ※チャレンジャー1は湾岸戦争でその120ミリ砲の威力を示し、それで売り込みに成功した。だが施条砲身対応の120ミリ砲弾は英国製を買うしかないのでどうしても割高。しかもエンジンが1200馬力で非力。重すぎるので故障しやすく、故障すると動かすのがたいへん。捨てられた理由はそんなところだろう。しかしなぜ今回、ラインメタルが乗り出したのかは、謎。』