ドイツのラインメタル社は、ヨルダン政府にオファーを出した。
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※ ヨルダンは、NATO加盟国ではないが、「域外協力の枠組み」である「地中海ダイアローグ」というものの一員となっている。

『Boyko Nikolov 記者による2023-2-1記事「British Gulf War tanks may be modernized and sent to Ukraine」。
ドイツのラインメタル社は、ヨルダン政府にオファーを出した。
ヨルダン陸軍が保有する古い「チャレンジャー1」を買い取りたいと。
それをドイツ国内にてリファービッシュした上で、ウクライナへ提供するつもり。
ドイツの新聞『ハンデルスブラット』が報じた。
ヨルダンには「チャレンジャー1」が数十両、まだ残っている(買った数はトータルで402両である)。
おそらく2023年末までに、ウクライナ軍が手にすることになるだろう。
ヨルダン軍は2018年に「チャレンジャー1」を引退させて倉庫におさめてしまった。なにしろ、1999年の購入いらい、使う機会はゼロだったという。
しかし米国製の「M60A3」はまだ使っている。そっちの方がもっと古いのだが、整備性が良好なのだ。
FCSは、レイセオン社の最新式にアップグレードされている。
※チャレンジャー1は湾岸戦争でその120ミリ砲の威力を示し、それで売り込みに成功した。だが施条砲身対応の120ミリ砲弾は英国製を買うしかないのでどうしても割高。しかもエンジンが1200馬力で非力。重すぎるので故障しやすく、故障すると動かすのがたいへん。捨てられた理由はそんなところだろう。しかしなぜ今回、ラインメタルが乗り出したのかは、謎。』