ウクライナ軍側からもウクライナ軍の惨状が明らかにされ、米国/NATOは窮地 | 《櫻井ジャーナル》 – 楽天ブログ
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『 傭兵としてウクライナでロシア軍と戦っていたオーストラリア軍の元兵の話がインターネット上で流れている。話の内容からバフムート(アルチョモフスク)かソレダルにいたと思われ、下士官だと推測されている。
ウクライア軍は敗北、多くの犠牲者が出ているとこの人物も語っているのだが、彼によると最近、ウクライナ軍の旅団(約5000名)のひとつで兵士の80%が犠牲になったという。それに対し、ロシアの傭兵会社ワグナー・グループの部隊は大きな損害はなかったとしている。
そのワグナー・グループは1月中旬、ロシア軍と共同でソレダルを制圧、掃討作戦を行った後、バフムートも制圧したようだ。その周辺で頭部や手を切り落とされたウクライナ軍兵士を同グループは発見したことを同グループは明らかにした。その写真も公表されている。傭兵の国籍や名前を特定できないようにしたのだ、遺体を運べないのでその一部を持ち去ったのかだと見られている。なお、傭兵の多くがポーランド人やイスラエル人だということが携帯電話のやりとりから判明している。
ウクライナ軍の兵士不足は深刻なようで、最近は60歳程度の男性が街角で拘束され、前線へ送り込まれているという。45歳以上の男性だけでなく少年兵も前線へ送り込んでいると言われていたが、それでは足りなくなっているのだろう。ウクライナの男性がいなくなりそうで、イスラエルのように、どこからか移民させるつもりかもしれない。
2014年2月にアメリカのバラク・オバマ政権はネオ・ナチを使ったクーデターでウクライナの大統領だったビクトル・ヤヌコビッチを排除、ヤヌコビッチを支持していた東部や南部の住民はクーデター体制を拒否、内戦が始まった。
その内戦を終わらせるために話し合いが行われ、「ミンスク合意」が成立したのだが、ドイツのアンゲラ・メルケル元首相は昨年12月7日、ツァイトのインタビューでウクライナの戦力を増強するための時間稼ぎに過ぎなかったと語り、メルケルと同じようにミンスク合意の当事者だったフランソワ・オランド元仏大統領もその事実を認めている。
当初、ロシア政府は話し合いで解決する道を探っていたが、昨年の夏頃には無理だと腹を括ったようで、ウラジミル・プーチン大統領は9月21日に部分的な動員を実施すると発表した。
集められた兵士のうち約8万人はドンバス入りし、そのうち5万人は戦闘に参加、約32万人は訓練中だとされているが、今年2月までに約70万人をさらに集めると伝えられている。またロシア軍はドンバス周辺へT-90M戦車、T-72B3M戦車、防空システムS-400を含む兵器を大量に運び込み、ベラルーシへは戦略ミサイル・システムの「イスカンダル」と防空システム「S-400」を実戦配備したという。ネオコンなどアメリカ/NATOの好戦派は追い詰められている。
最終更新日 2023.01.31 00:00:07 』