M777のトラブルシューティングはどうやっているか。

M777のトラブルシューティングはどうやっているか。
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『LOLITA C. BALDOR 記者による2023-1-28記事「How to fix a howitzer: US offers help line to Ukraine troops」。

   M777のトラブルシューティングはどうやっているか。ポーランド南東部に常駐する米兵が、オンラインのチャットルーム(通信は暗号化される)を経由して、アドバイスしている。端末は携帯とタブレット。
 ただし通訳の協力が必要である。

 これらリモート・アドバイザー要員の数も、急増中である。

 軍人だけでなくメーカーから民間人も出向してリモートアドバイザーのチームに混ざっている。

 最前線の通信環境は、むらがあるので、ビデオ交話は×。スチル写真を添えて、診断を請う。

 M777は軽量化のためチタン合金を砲架に使っている。そこにヒビが入ったらチタン熔接をしなければならない。そんな知識はウクライナ兵にあるわけないが、彼らは頑として兵器を修理のために後送させない。なんとしても前線で直そうとする。戦意が旺盛だから。だから米軍としても、リモートで手取り足取り教えるしかない。宇砲兵はいまや、チタン熔接にも慣れつつある。

 将来的には、生身の通訳者ではなく、グーグルの自動翻訳ソフトを肉声会話にかませられるようになることを、米軍は期待している。』