欧州各国が供出するレオ2は、FCSや無線が国ごとに異なる。

欧州各国が供出するレオ2は、FCSや無線が国ごとに異なる。
https://st2019.site/?p=20826

『Loveday Morris、Emily Rauhala、Dan Lamothe、and David Stern 記者による2023-1-26記事「Ukraine faces logistics hurdles ahead of tank deliveries」。

    欧州各国が供出するレオ2は、FCSや無線が国ごとに異なる。たとえばスペインとフィンランドはどちらも「A4」型だが、FCSと無線に関してはインターオペラティヴではないのである。

 チャレンジャー2の戦車砲は、120ミリの口径は同じでも、施条砲なので、その弾薬は、滑腔砲であるレオパルトやM1とは共用ができない。チャレンジャーだけしか使えない特別な弾薬が補給される必要があるのだ。

 M1に対する補給線はポーランドから延ばしていくことになるだろう。

 M1の乗員訓練は、おそらくドイツのグラフェンヴェール訓練場(バイエルン州)ですることになるのではないか。すでにそこでは米軍教官が600人のウクライナ兵に、機甲と砲兵の連携術について教育を開始している。

 ※雑報によると、モロッコは3003両も戦車を保有しているそうだ! そのうち173両の「T-74EA」をウクライナへ進呈する意向で、すでに70両は輸送されたと。そして注目は、他に「M1」も持っていること。なぜ米政府はこいつをとりあえずウクライナへ割愛させようとしないのか、理解に苦しむ。オースティンは、ウクライナに「新品」を長期にわたって「購入」させるスキームをバイデンに提案したようだ。選挙対策かよ!』