対支戦になったら米軍の対艦ミサイルはすぐに弾切れになるだろう
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『The Maritime Executive の2023-1-25記事「 Study: U.S. Will Run Out of Anti-Ship Missiles in a Fight With China」。
シンクタンクのCSISが警告。
対支戦になったら米軍の対艦ミサイルはすぐに弾切れになるだろう、と。
CSISの想定シナリオ。中共と3週間戦うと、米軍はどのくらいミサイルを射耗するか。
JASSMを4000発。
LRASMを450発。
ハープーンを400発。
対地攻撃用のトマホークを400発。
プラス、かぞえきれないSM-6(駆逐艦から発射)。
LRASMは開戦から1週間しないで、在庫が尽きてしまうだろう。
JASSMは、開戦から9日目にして、在庫が尽きるだろう。
大急ぎで製造させようとしても、間に合わない。それだけの数のミサイル在庫を元どおりにととのえ直すには、2年かかるであろう。
提言のひとつ。製造能力のある同盟国と今から相談しろ。豪州、ノルウェー、日本と。
メーカーに対しては、短期のブツ切り的な発注ではなくて、長期にわたってコンスタントにミサイルを納品させるような契約にすること。
そうすることで、1発あたりのコストも下がるし、戦争に突入したときに工場ラインは確実に稼動中であるので、増産させやすい。
ウクライナ戦争のおかげで、われわれは対支戦の始まる前に、こうした問題に気付くことができたのである。多謝、多謝……。』