欧州の軍需メーカーが必要とするタングステンは、すべて中共で掘られており…。
https://st2019.site/?p=20811
『Defense Express の2023-1-23記事「Europe’s Defense Industry Depends On Chinese Tungsten, Which Is Transported Through the Territory of russia」。
『ブルームズバーグ』が指摘した。欧州の軍需メーカーが必要とするタングステンは、すべて中共で掘られており、その輸送経路はロシアを通ってくる。
このタングステン供給が途中で阻止されると、どうなるか。
2022年の9ヵ月間のうちに、中共から欧州に輸送されるタングステンは、2倍に増えた。3万6100トン。
ちなみに2020年では1万トン未満だった。
鉄道輸送の起点は武漢で、終点はドイツのデュイスバーグ。毎日、15両編成の貨物列車が、16日かけて到着している。
もし露領を通さずに中共から欧州までレアアースを運搬しようとすると、日数が2倍になる。
それで欧州は、経済制裁をかけるにしても、ロシア領内の鉄道輸送商売についてはお目こぼししなければならないというジレンマに陥っている。
ダボス会議では、ノルウェーにあるヴァナジウムとチタニウムの鉱山を各国合同で大開発しようという話も出ている。中共やロシアのレアアースや鉄道への依存をすこしでも減らすためだ。』