ロシアのダイヤは血まみれだ…。
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『Kathleen Van Brempt and Vicky Reynaert 記者による2023-1-17記事「Time to put Antwerp’s Russian diamonds on EU sanctions list」。
アントワープ中央駅の近くを歩いた観光客なら認めるだろう。ここが世界のダイヤモンド資産の中心だと。
世界のダイヤモンド原石の85%、カット加工済みダイヤの50%、工業用ダイヤモンドの40%は、この町を通過する。
こまったことに、それらダイヤモンド商品の三分の一は、ロシアからもたらされる。
ダイヤの鉱石の輸出で得られているロシアの収入は、毎年、40億米ドルくらい。それもいまや、ウクライナ侵略の軍事費に化けているわけだ。
ロシアのダイヤモンド鉱山採掘の最大手は「アルロサ」。そのCEOのセルゲイ・イワノフは、プーチンの盟友の息子である。アルロサは、軍需産業やロスアトムとも太く結びついている。
アントウェルペンがアルロサを閉め出さないでいる姿勢は、ベルギーの評判を著しく悪くする。
1447年に、フェイク宝石を売ろうとした者への厳しいペナルティを導入したのはアントワープであった。
そしてアフリカの「血まみれダイヤ」を欧州へは入れないと決めた「キンバリー・プロセス」もベルギーが主導し、声価を高めたものである。その評判がブチ壊しになるだろう。ロシアのダイヤは血まみれだからだ。
※南アフリカが露軍ならびに中共軍と海上で合同演習するという。これも鉱山絡みの腐れ縁なのか。』