オーストラリア、米製軍用ヘリ購入 対中国で連携強化

オーストラリア、米製軍用ヘリ購入 対中国で連携強化
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『【シドニー=松本史】オーストラリア国防省は18日、米国製のヘリコプター「UH-60M (ブラックホーク)」を40機購入すると発表した。豪メディアによると、総額で28億豪ドル(約2600億円)。軍用ヘリとして2023年に配備を始める。豪軍が現在運用する欧州エアバス製「MRH90(タイパン)」と置き換える。インド太平洋における中国進出の抑止を念頭に、軍事面で米国との連携を強める。

豪州は中国に対抗するため、21年に米国、英国と安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」を構築した。これを通じて原子力潜水艦を導入する計画で、米軍で使われてきたブラックホークの採用は装備面での共通化の一環だとみられる。

豪州のマールス副首相兼国防相は18日、タイパンについて「メンテナンスなどを巡り問題を抱えていた」と明かした。タイパンは37年まで運用する予定だった。

豪軍幹部は18日の声明でブラックホークを「信頼性が高く実績があり、強固なサプライチェーン(供給網)が支える成熟した基盤を持つ」と評価した。そのうえで40機の購入は「豪州の戦略的な需要を満たす」と指摘した。

タイパンを巡っては21年12月、ダットン国防相(当時)が「性能に懸念がある」と発言し、ブラックホークに切り替える意向を示していた。

エアバスの広報担当者は18日、日本経済新聞に対し「豪政府の決定を認識している。豪国内でMRH90が稼働している限り完全なサポートを約束する」と述べた。

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