ロシアは外貨準備をどんどん売り払って、それによってルーブルの価値を維持しようと図っている。

ロシアは外貨準備をどんどん売り払って、それによってルーブルの価値を維持しようと図っている。
https://st2019.site/?p=20793

『Darya Korsunskaya 記者による2023-1-17記事「Analysis: Russia’s falling oil revenues could create vicious circle for budget, rouble」。

   ロシアは外貨準備をどんどん売り払って、それによってルーブルの価値を維持しようと図っている。ところがそれをすることにより、こんどはロシア産の石油とガスを輸出しても、あまり儲からぬことになってしまう。

 ロシアの財務省と中央銀行は先週、外国為替に1年ぶりに介入したと公表した。すなわち545億ルーブル相当の手持ちの「人民元」――7億9300万米ドル相当――を、1月13日から3週間の予定で売り始めた。

 ロシアの国庫歳入は、石油と天然ガスを輸出したときにかけている「輸出税」に、高度に依存している。
 それを原資にして、ウクライナで戦争を続けているのだ。

 石油やガスの国際取引は、米ドルでなされるのが通常である。ゆえに、為替介入してルーブルの対ドル交換レートを高く維持せんとすれば、ロシア政府が得られるルーブルの金額は、それだけ減ってしまう。

 ロシア政府は、石油輸出税歳入を増やそうと思ってますます外貨を売り、ますます国庫破綻に近づく。

 2月5日からスタートする、G7によるプライスキャップ(ロシア産原油を、こっちで決めた低い価格より以上では購入しないという申し合わせ)は、1月にロシアが蒙った歳入不足を2~3倍にする大打撃となるだろう。

 2022年のロシア政府予算は3兆3000億ルーブルの赤字。これはロシアGDPの2.3%にあたり、もちろんプー之介が20年以上前に大統領となってから最悪だ。しかしその赤字記録は更新されるだろう。』