カービー調整官一問一答 「日米、脅威に後れとらず」

カービー調整官一問一答 「日米、脅威に後れとらず」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN131LP0T10C23A1000000/

『米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は12日、日本経済新聞のインタビューで、中国や北朝鮮を念頭に「日米同盟が脅威と挑戦に後れをとらないようにする」と語った。新しい国家安全保障戦略を踏まえ、日本がアジアの安全保障により深く関与することを歓迎すると表明した。主なやりとりは以下の通り。

――日本政府が防衛政策の歴史的な転換を決めました。バイデン米大統領はどう評価していますか。

「バイデ…

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『「バイデン氏は岸田文雄首相が(2022年末に)発表した新しい国家安全保障戦略に非常に喜んでいる。より『筋肉質』な(米国の)同盟国、インド太平洋地域のパートナーとして、我々が直面する脅威と挑戦に対応する内容だ。日本の自衛隊が地域の安保により深く関与する強固な枠組みを提供する。歓迎したい」

「バイデン氏は13日の岸田氏との会談でこの戦略を高く評価していると明確に伝えると思う。日米2国間、(日米韓など)3国間の軍事演習を通じて、協力を深める機会を探っている」』

『――日米は中国が台湾を武力侵攻するのを抑止できる可能性が高いと楽観的に考えていますか。

「日米同盟は(中国による)挑戦に対処し続ける。宇宙空間を(米国による対日防衛義務を定めた)日米安全保障条約5条の対象にしたのは重要で、同盟を近代化する。同盟が脅威と挑戦に後れをとらないようにする機会を探っている。日米同盟はインド太平洋地域の平和と安全の礎だ」

「米国は台湾海峡をめぐる一方的な現状変更の行動に反対する。台湾の緊張が紛争に発展する理由はない。日米が軍事態勢を変えないからだ。中国や北朝鮮は脅威だ。幅広い挑戦に焦点を当て、同盟がそれらに対応していると確認している。日本の新しい国家安保戦略はそれを実現するものだ」』

『――核・ミサイル開発を増強する中国、北朝鮮に対し、日本や韓国では米国の拡大抑止が機能しているかどうか懸念があります。

「米国は日本の防衛に真剣に取り組んでいる。その中には(核を含む戦力で同盟国を守る)拡大抑止の約束もある。中国や北朝鮮による核・ミサイル開発を懸念している。だからこそバイデン氏は国防予算で米国の核戦力や拡大抑止力を改善する予算獲得に力を注いできた」

「オースティン米国防長官が言う『統合抑止力』は米国だけでなく、同盟国・パートナーの抑止力を網の目のように統合することであり、それを向上しようとしている。幅広い脅威を様々な能力で抑止しなければならない」』

『――日本政府は今年5月に被爆地・広島で主要7カ国首脳会議(G7サミット)を開きます。ロシアによる核の脅威が続くさなかにバイデン氏はどのようなメッセージを発信しますか。

「大統領の外遊については何も発表しておらず話すつもりはない。ウクライナでは、ロシアのプーチン大統領が大量破壊兵器を使用する可能性に言及している。核保有国として無責任であり、非常に注意深く監視している。使う準備をしている兆候はなく、米国が自国や同盟国を守る準備を変更する理由もない」』

『――日本政府は今年5月に被爆地・広島で主要7カ国首脳会議(G7サミット)を開きます。ロシアによる核の脅威が続くさなかにバイデン氏はどのようなメッセージを発信しますか。

「大統領の外遊については何も発表しておらず話すつもりはない。ウクライナでは、ロシアのプーチン大統領が大量破壊兵器を使用する可能性に言及している。核保有国として無責任であり、非常に注意深く監視している。使う準備をしている兆候はなく、米国が自国や同盟国を守る準備を変更する理由もない」

――バイデン氏が5月に日本を訪問する際、長崎も訪れる選択肢はありますか。

「春の外遊について何も発表していない。先取りしたり推測したりしたくない」』