ユン・ソンニョル大統領「日本の防衛力増強に文句は言いづらい」

ユン・ソンニョル大統領「日本の防衛力増強に文句は言いづらい」「北朝鮮のミサイルが頭上を通過しているではないか」と正論を言ってしまう。ただし、一般の韓国人はこのコメントすら認められない模様
https://rakukan.net/article/496644439.html

『尹大統領 日本の防衛費増額「文句言えない」(聯合ニュース)

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は11日、外交部と国防部から業務報告を受けた。この席で尹大統領は日本が防衛力を強化していることに絡み、「日本も頭上を(北朝鮮の)IRBM(中距離弾道ミサイル)が飛んでいるため防衛費を増額し、いわゆる『反撃』の概念を国防計画に盛り込むことにしたのではないか。それに誰が文句を言うだろうか」とし、「平和憲法を採択した国がどうしてそんなことができるのかと言われているが、頭上をミサイルが飛び交い、核(兵器)が来る可能性があるのに、それを阻止するのは容易ではない」との立場を明らかにした。 (中略)

尹大統領は独自の核武装論についても言及した。北朝鮮の挑発のレベルがさらに高まれば、「戦術核の配備や独自の核(兵器)の保有も可能」とし、「もしそうなれば、韓国の科学技術により、より早い時期に韓国も(核兵器を)保有することができる」と述べた。ただ、「現実的に可能な手段を選択することが重要だ」として、「今は韓米間で情報を共有し、共に参加し、共同企画、共同実行するこのような議論が展開されている」と強調した。
(引用ここまで)

 韓国のユン・ソンニョル大統領は日本の防衛3文書改定に伴う防衛力強化について「北朝鮮があんなんやってるのに、文句はいえない」と理解を示しました。
 なんでも外交部と国防部(ともに省に相当)からの報告を受けるブリーフィングの場での発言だったそうです。

 理解を示してしまった……というべきか。
 正論ではあるのですが、韓国国内でこの物言いが通用するかどうかはまた別ですかね。

 ムン政権時代、ムン・ジェインが「我々はGDP比で2.5%という多額の国防費を費やして日本の防波堤になっている」とか言い出したことがありまして。

 別に安保協力なんて最低限のものしかやっていないのにこいつはいったいなにを言いだしてるんだって話になってことがありますね。

 じゃあ、日本も韓国の水準に近づいて「韓国の世話」にならないようにしなくっちゃってなるでしょうに(笑)。

 数年後、こうしてめでたくそのような方針になったわけですが。

 実際問題、対GDP比で2%前後の軍事費は世界の国々から見ても平均的な数字でしかありません。
 1.9%台後半が平均だったはずです。
 いわゆるNATO基準もこのあたりの数字ですね。
 唯一、ドイツが落ちこぼれていましたが、ドイツも軍事費を対GDP比で2%にすると宣言しています。

 その一方で韓国の軍事費は対GDP比で2.5%と世界的に見てもかなり高額。
 戦争中であるから当然であるという言い方もできるかもしれませんけどね。
 そんな軍事大国から非難されても片腹痛い、なんてパターンがこれまで繰り返されてきました。

 自民党がGDP比2%を政策基本方針に記載した際にも、韓国メディアから一斉に非難の声が上がりました。

 といった背景もあって韓国では、日本の防衛能力増強について反感を持たれているわけですが。
 ユン大統領がさらっと認めてしまったのは意外でした。

 ただまあ、韓国でのこのニュースには一気に1400超えのコメントがついています。
 一般の韓国人からはこの理解すら拒絶しているのがよく分かるのではないでしょうか。
ユン大統領「日本の防衛費増額、誰がなんと言えるのか…止めにくい」(聯合ニュース・朝鮮語)

 ま、現状では日本は韓国の意向なんてミリほども気にしないのですけども。
 つきあっちゃらんないんだよな、もう。

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