すべての戦争は「消耗戦」(war of attrition)になることで終局に動く。

すべての戦争は「消耗戦」(war of attrition)になることで終局に動く。
https://st2019.site/?p=20766

『例外が、『孫子』の謂う「戦わずして人の兵を屈する」宣伝&心理戦政略と、そのカウンターである「伐謀」という上策。このふたつに失敗すれば、侵略に抗する側の独立防衛策としては、ぎゃくに長期戦化を狙うしかない。それは消耗戦以外の何物でもあり得ない。

 だから、弾薬が大事。それはハイテク正面装備よりも大事。ISRの次に大事(敵を知り、己を知らなくては、策を立てられない)。

 火薬や鉄道の発明は真の革命だった。だがそれも戦争を短期化することにはつながっていない。

 ハイテク兵器は戦争を短期化しない。『孫子』は兵器を論じていない。戦争が長期化するか短期化するかは、兵器技術の高低とは何の関係もないのである。ここを錯覚させたのが「RMA」というたわごとだ。

 1979の中共による対ベトナム戦争、1991デザートストーム、2001タリバン放逐作戦は、孫子の「拙速」を守ったから《一撃離脱》で短期化できた。ハイテク兵器のおかげで短期化できたわけではなくて、政府が出口戦略を開戦前に決めていたから短期化できたのである。そこを誤解させたという点で「RMA」という浅薄なキャッチコピーの罪は深い。今は死語だと信じたいが……。』