もしかして、TikTok中毒になってない?専門家が注意喚起!

もしかして、TikTok中毒になってない?専門家が注意喚起!
ギャンブル並みの中毒性があるのだそう…!
https://www.cosmopolitan.com/jp/beauty-fashion/health/a40479955/tiktok-addiction-220701-hns/

『次のようなシーンを思い浮かべてみてほしい。仕事から帰ってきて、ソファに寝転びながら時計を見たら午後6時5分。「夕飯前に少しだけTikTokを見よう」と自分に言い聞かせ、パスタを茹でる前の5分間だけ自由時間を確保する。スクロールして、ダブルタップして、「いいね」ボタンを押している間に、気づくと外が暗くなっていて、時刻が午後7時45分になっていることに驚く…。

もしこんな状況に思い当たる節があるのなら、それはあなただけではない。新たな研究によると、TikTokの(少なくとも)月間世界ユーザー10億人のうち、6.4%(6400万人、つまり英国の人口とほぼ同じ)はTikTokに依存する「リスクあり」に分類された。いっぽう、25.4%は「リスク低め」に分類されたが、それでも依存する可能性はあるという。

では、私たちはどのタイミングで本格的なTikTok中毒に陥ってしまうのだろうか?そして、もし自分が中毒になってしまったらどうすればいいのだろうか?

【INDEX】

TikTokの中毒度をチェックする方法は?
TikTokに中毒性がある理由は?
TikTokはどのような取り組みをしている?
TikTokをお休みする時間を設ける

TikTokの中毒度をチェックする方法は?

TikTok中毒かどうかをテストする「診断」は存在しないが、『Addictive Behaviours Journal』に掲載された最近の科学的研究によると、TikTokと不健全な関係を築いていると思うならば、ある兆候に注意する必要があるという。

トリニダード・トバゴ大学の研究著者トロイ・スミス氏は、心理学・神経科学のニュースウェブサイト『PsyPost』で次のように語っている。「妻に冗談で、君はTikTokとWhatsAppに夢中になっていると話していたのですが、私はその後、実際に“SNS中毒”あるいは“ネット中毒”と思しき若者と関わりのある、2人の人物に話を聞きました」

「そのうちの1人は、息子がナーバスになっているように見え、食事を拒否し、制限されているときはSNSにアクセスするために嘘までつこうとしたと語りました」「私はこの話を聞いて、TikTokの使用に関連するこうした中毒のような行動が、どの程度一般的であるのかを把握し、根本的なメカニズムについての理解を深めたいと思いました」

スミス氏は研究結果を踏まえ、TikTok中毒の心配がある場合に注意すべき兆候について、次のように述べている。「中毒を示す最も明確な兆候は、SNSを奪われてアクセスできなくなったときに、ユーザーがナーバスになったり、イライラしたり、不安になったり、強い悲しみの感情を示すこと(離脱)、そして、SNSの使用を自制しようとする試みがうまくいかないこと(再発)です」
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tiktok and facebook application on screen apple iphone xr
5./15 WESTGetty Images

それだけでなく、354人の大学生のデータを分析したこの研究では、TikTok中毒になるリスクと、性別やそれまでのメンタルヘルス上の問題との間に、相関関係があることがわかった。中毒の「リスクがある」と認定されたTikTokユーザーは、孤独感や外向性のスコアが高い傾向にあり、女性ユーザーは、男性ユーザーに比べて「リスクがある」可能性が高いことがわかった。

また、研究結果からは、SNSユーザーがある1つのプラットフォームに依存している場合、別のプラットフォームに依存している可能性がないことも明らかになった。
TikTokに中毒性がある理由は?

TikTokがなぜこれほどまでに中毒性があるのかを探ったところ、私たちが夜遅くまで延々とスクロールを続けてしまう理由はいくつもあるそう。デジタルカルチャーを専門とする社会学者のジュリー・オルブライト博士は、YouTubeの『Tech First』に出演し、こう説明している。

「画面をスクロールしていると、ときどき楽しい写真や何かが目に留まり、それがあなたの注意を引きます。すると、少量のドーパミンが脳の快楽中枢を刺激し、スクロールを続けたくなってしまうのです」

オルブライト博士は、TikTokの使用経験をカジノのスロットマシンになぞらえ、スクロールをしているうちに自分の目が好きなものとそうでないものを見極め、それがもっと続けたいという欲求につながると指摘している。

「心理学の世界では、これを“ランダム強化”と呼んでいます。つまり、勝つときもあれば負けるときもあるということです。TikTokのようなプラットフォームは、まさにスロットマシンのように設計されています。そして、誰もが知っているように、スロットマシンには中毒性があります。ギャンブル依存症という言葉をご存じだと思いますが、私たちが使っているデバイスやプラットフォーム、アプリにも、スロットマシンと同じような中毒性があるということはあまり知られていません」
スロットマシーンのような中毒性を持つtiktok
whyframestudioGetty Images
TikTokはどのような取り組みをしている?

UK版『コスモポリタン』がTikTokの広報担当者に対して、依存症になるユーザーがいることを認識しているか、それに対して何らかの対策を行っているか、という質問を投げたところ、次のような回答が得られた。「当社では、ユーザーがTikTokの体験をコントロールできていると感じられるよう、ユーザーの幸福をサポートすることに注力しています」

「そのため、アプリを中断するためのフィード内のリマインダーを積極的に表示し、若年ユーザーに対しては、夜間のプッシュ通知を制限しています。また、“スクリーン・タイム・マネジメント”の設定により、時間制限を選択することで、誰もが理想的なスクリーンタイムを管理できるようにしています」
TikTokをお休みする時間を設ける

TikTok(やその他のSNS)の使用に不安がある人は、アプリの使用時間の制限を設定したり、長く休みたい場合はアプリを完全に削除したりするなど、スクロールする時間を減らすためにできることがたくさんある。

デジタル・ウェルビーイング・ムーブメント「Time To Log Off」の創設者であるターニャ・グッディン氏は、家庭内にスマホの「立ち入り禁止区域」を作るよう推奨している。「私たちは(スマホの立入禁止区域を)寝室にしようと考えがちですが、実際にはトイレが優先されるべきです」と語り、まずはトイレでの際限のないスクロールに終止符を打つことを勧めている。

また、TikTokをお休みしようと決めた場合は、誘惑されないように何か別のことに集中する必要があるという。グッディン氏は、「両手を使って何かに熱中することは、反射的にスマホを手に取って何の目的もなくスクロールし続けてしまうのを防ぐのに最適な方法です」と説明し、パズルやクラフト、パン作りなどを夜の新たな楽しみにすることを提案している。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

Translation: Masayo Fukaya From COSMOPOLITAN UK 』