ウクライナ国防幹部、戦況「今後2~3カ月が決定的」

ウクライナ国防幹部、戦況「今後2~3カ月が決定的」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR21EM20R21C22A2000000/

『【パリ=北松円香】ウクライナの国家安全保障・国防会議のダニロフ書記はロシアによるウクライナ侵攻について、今後2~3カ月の展開が決定的に重要だとの見方を示した。米政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)が21日に公開したインタビューで語った。

ダニロフ氏は「ここから2、3カ月が決定的になる可能性があり、我々は非常に積極的に準備している」と明かした。ロシアの戦力について「戦場でわれわれを打ち負かす力はない」としつつも、ロシアは侵攻にすべてを賭けており、攻撃が続くとの見方を示した。

米シンクタンク戦争研究所も20日発表した分析で、ウクライナ侵攻に関するロシアのプーチン大統領の意志は「今後も変わることはない」と指摘した。プーチン氏の狙いは2014年のクリミア半島の一方的な併合だけでは満たされず、ウクライナの支配を望んできたとした。

同研究所は侵攻を終わらせるには米欧諸国はロシアの戦争遂行能力を抑制すべきだと指摘した。ウクライナが戦況で優位を保つための軍事的支援や、ロシアの軍事産業による米欧市場からの調達禁止などが有効だと推奨した。停戦や和平協議などの交渉は、ロシアが将来より有利な立場でウクライナへの再攻撃をしかける余地を与えると批判した。』